「FX意識改革」ブログ

 2009年から専業トレーダーになる方法を真面目に解説しています。
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# FX意識改革127 レッスン4 「通貨の魅力を見極める」

講師「前回は、通貨の魅力を推し量ることが大切で、

      その通貨が何割引きになったときに買いがでるのか?

   それをよく考えていけば、相場観が身に付くと話しましたね。

 

 

生徒「はい、そうでした。

    でも、トレーダーがその通貨を魅力的に思っているかどうかって、

    一体どうすればわかるのですか?」

 

 

●レッスン4 「通貨の魅力を見極める」

 

 

講師「いくつか方法はありますね。

    まずはトレーダーたちのオーダー状況を確認してみればわかりますよ」

 

 

生徒「オーダー状況???」

 

 

講師「為替というのは、現行の価格(成行き)で売買もできますが、

    予約注文(指値・逆指値)でも売買できるのです。

    これから買いたい人・売りたい人が、

    いくらくらいのプライスで買いたい・売りたいか?

    それを調べればいいのですね」

 

 

生徒「なるほど! えっ、でもそれはどこで見れるのですか?」

 

 

講師「FX業者によっては、顧客のオーダー状況をある程度教えてくれますよ。

    ホームページなどで公開しているケースがあります。

    それを見れば顧客のポジションのオーダー状況がわかります」

 

 

生徒「前にいっていた、今買っている人、今売っている人、様子を見ている人、

    の3タイプの動向がわかるわけですね」

 

 

講師「その通りです。

   たとえば、上がっていた相場が急落したときにオーダー状況を見ると、

 

   今買っている人・・・ほとんど含み損。損切できずに放置している。

   今売っている人・・・少ない。すぐに利食いしてしまうので、

                含み益の人はさほどいない。

   様子を見ている人・・キリのいいプライスに買い注文を置いて押し目を狙っている。

 

   だいたいこういう感じになっています」

 

 

生徒「さっそく見てみましたが、たしかに相場が逆に進んでしまうと、

    9割方の人が損切できていませんね。身につまされます」

 

 

講師「はい。その損切できていない人たちが、負け組だということです。

 

   この損切できない人たちのポジションも、参考になりますよ。

   その人たちが買い手で、今の相場が下がっているとしたら、

   含み損の買い手が大勢いるところまで相場が戻れば、

   その人たちは一斉に売りますから」

 

 

生徒「え、なんででしょう?」

 

 

講師「それは、買ったけど下がってしまい、いままで含み損で苦しかったからです。

   このままどんどん下がっていったらどうしようと悩んでいたところで、

   相場が戻ってきてくれたら、

   やれやれよかったと買いのポジションを整理します(つまり売る)

   溺れそうなときに助け船が通れば飛び乗る。それが人間心理というものです。

 

   反対に、そのままズルズル下がっていってしまった場合も、

   その人たちがもうだめだと諦めるポイントというのがあります。

   彼らが最終的な損切注文をどこにおいているか?ということです」

 

 

生徒「なるほど、相場が下がったとき、

    買い手の売りオーダーが並んでいる場所は、

    損切の場所であって、それが執行されたら相場がガクンと下がりますよね」

 

 

講師「そういうことです。ガクンと下がるところをオーバーシュートといいますが、

    プロは、そのストップロスが執行されて、ガクンと下がってきたところで買ってきます」

 

 

生徒「よく、急落したあとに急騰して、

    いわゆる行って来いになるのはそういうわけだったんですね」

 

 

講師「そういうときにニュースを見ているとえらいことになりますよ。

    〇〇の懸念材料が浮かび上がり、相場が急落している・・・なんていうのを信じたら、

    下がったところで突っ込んで売ってしまい、底値つかみになります。

 

 

生徒「はい、よくそれでやられました。ニュースを信じてこれからどんどん下がると思い、

    底値で売った瞬間、突然急騰。トレードあるある話です」

 

 

講師「そういう負けパターンに嵌らないように、常にプロの動向を見ておきましょう。

    プロというのは、虎視眈眈と様子を見ているトレーダーのことです。

 

    彼らがどこで買うのか? それを観察するべきです。

    直近の相場が上がっているのなら、

    押し目狙いの買い注文をどこで仕掛けているか? ですね」

 

 

生徒「その価格で買いたい人が多ければ、そこで反発するのがわかるから、

    自分もそこで買えばいいわけですね」

 

 

講師「まあ、簡単に言えばそうなりますね。

    たとえばUSD/JPY 100.00なんていうプライスは、とてもキリがいいので、

    ここで買いたいと思う人がたくさんいます。

    買いの予約もたくさんはいっていますから、押し目買いで跳ね返りやすいのです」

 

 

※以上の話を詳しく知りたい方は、

 「FX オーダー状況」や「FX オープンオーダー」で検索して調べてください。

 海外業者ではOANDAが公開しているものが有名です。

 ネット上ではわかりやすく解説しているサイトや動画もたくさんあります。

 なおこれについてのご質問などにはメルマガ著者はお答えしません。

 

 

 

講師「というわけで、オーダー状況を見れば、

   トレーダーがどこで買いたいか売りたいかがわかるわけです。

 

   しかし、私がお伝えしたいことは、

   このツールを使って勝ちましょうということではないのですね」

 

 

生徒「え? 違うのですか?」

 

 

講師「はい。これはあくまで自分の相場観を鍛えるトレーニングツールとして使いましょう。

 

    このツールをよく見ていけば、

    人間が下す判断というものが、統計的に浮かび上がってきます。

    日本人もアメリカ人もロシア人もフランス人もみんな考えることは同じですよ。

    損得がすべての相場の世界では、

    誰もが自分と同じような考え方をしているのです。

 

    だから、オーダー状況を見ていくことで、相場観が鍛えられるのです。

    みんなが買いたい、売りたい、その価格帯が感覚的にわかってきます。

    このトレーダーたちが共通でもっている、

    相場の価格感をつかむことが大事なのです。

 

    たとえばヤフオクに精通している人なら、商品の相場を理解しているでしょう。

    その相場よりも低い価格で出品しているのなら、すぐに入札しますし、

    反対に相場よりも高い価格で出品しているのなら、入札しません。

    トレードでもそういう相場観が大事で、

    それを鍛えることが勝利の近道ということですね」

 

 

生徒「なるほど、オープンオーダーを見ていけば、仕掛けどころはわかってきますね

    たしかに、ニュースをチェックするより、こっちのほうが大事そうだ」

 

 

講師「というわけで他のトレーダーがどう思っているか?

    その通貨を魅力的に思っているかどうかは、

    オーダーを見ていくことでわかります。

 

   そのほかに通貨の魅力を推し量る方法としては、『比較』がありますね」

 

 

生徒「比較、ですか?」

 

 

講師「はい、相場というのは、人気投票です。

    人気のある通貨を買う、人気のない通貨を売る。

    単純にいえば、こういうことです。

    だから、人気のある通貨がどれか、人気のない通貨はどれなのかをチェックしましょう」

 

 

生徒「日本では、円高や円安という言葉で、

    円の人気については語られていますよね」

 

 

講師「たしかにUSD/JPYが上がっていれば円安、下がっていれば円高です。

    それはドルより円の人気があるかどうかを示す言葉ですね。

    しかし、それだけでは相場全体の状況をつかむことは不十分です。

 

    相場の主役は、あくまでドルです。次にユーロ、そしてポンド、それから円です。

 

    ほとんど相場というのは、ドルの主導で動きます。

    円が高いか、円が安いかよりも、ドルが高いか、ドルが安いか?

    それをつかむことが大切なんです。

 

    だからUSD/JPYだけ見ていると相場観が身に付きません。

    ユーロなどの他の通貨と比較する必要があるのです。

 

    次回では、その比較のやり方を教えましょう」

 

 

生徒「次回もよろしくお願いします!」

 


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| - | - | 19:37 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革126 レッスン3 「相場観と、相場観の鍛え方」
生徒「この前の講義は、トレーダーの習性についてでしたね。
   トレーダーは損得勘定をするものだから、
   彼らの習性を読んでトレードをすればいい。
   そのためのツールとして、チャートを使う。ということでしたよね?



講師「そうですね。今回はその話を掘り下げていきたいと思います」



●レッスン3「相場観と相場観の鍛え方」


講師「そもそもトレーダーというのは、何が目的で、
   そのために何をしているでしょうか?」



生徒「それは稼ぐことが目的ですよね」



講師「そうです、稼ぐことが目的ですよね。
   じゃあ、稼ぐためにはどうすればいいですか?」



生徒「トレードして、利ザヤ(キャピタルゲイン)を出すということですよね」



講師「具体的に利ザヤを出すには、どうすればいいですか?」



生徒「えーと、安く買って、高く売る?」



講師「その通りです。商売と同じですね。

   USD/JPYが商品だとすれば、その商品を安く仕入れて、誰かに高く売る。
   100円で買って、110円で売れば利益が出ます。
   FXはその逆でも利益を得られますね。高く売って、安く買うのも同じことです。
   110円で売って、100円で買えば、これもまた利益が出ます」



生徒「それがトレーダーの習性ということですか?」



講師「はい、本能と言い換えてもいいです。
   どんなトレーダーも絶対にその原理からは逃れられません」
 
   さて、ここで問題です。
   ここに100円から110円まで右肩上がりのUSD/JPYのチャートがあります。
   今は110円です。
   このチャートを見て、あなたはどうしたいと思いますか?」



生徒「上がっているから買いたいですね。でも・・・」



講師「でも?」



生徒「いまは高くなっているから、手を出せないです」



講師「そうですね。私もそう思います。じゃあどうしましょう?」



生徒「それは、安くなったら買いたいですね」



講師「では、どのくらい安くなったら、あなたは買いたいと思いますか?」



生徒「上がり幅が10円なんですよね。う〜ん、上がり幅の1、2割、
   1〜2円安くなるくらいじゃ、あまりお得感がないですよねえ」



講師「はい、私もそう思いますね。私はそのくらいじゃあ買いません。
   衣料品店のセールとかでも10%オフ、
   20%オフじゃあ大したことはないですからね」



生徒「でも、半額まで落ちるところまでいくかなぁ。
   もしそこまで下がったらすぐに買われてしまいそうだ」



講師「まあ、そんなところですね。
   私もそう思いますし、やはり大多数の人もそう思うでしょう。

   元が上がっている「買いたい」状態なら、
   だいたい4割引くらいが値下がりの限度で、そこでどっと買われます。

   ちなみに、この大衆の相場観を計るために、
   フィボナッチ・リトレースメントというテクニカル指標があります。
   それを値上がりが始まった100円から、
   現在の高値の110円まで引いてみると、61%の地点にラインが引かれます。
   106円前半くらいですね。
   このあたりで買い手がつくということがイメージできるのです」



生徒「私もフィボナッチは知っていましたが、
   あれを使うのはそういうわけだったんですか?
   あれはなんかオカルトや占いみたいなテクニカルだと思ってました」



講師「『このくらいに安くなったら買いたい』という
   大衆心理を計る物差しだと考えてみるといいですね。
   けっこう便利な代物ですよ」



生徒「つまりは、現在の値段から4割引になったときが買い時である、
   ということですか?」



講師「まあそうなることが多いですが、現在の状況を加味して考えてください。
   上昇気配が非常に強いときは、それだけ人気が高いというわけですから、
   4割引きまでいかずに、2割引くらいでも買い手がつくでしょう。
   
   たとえば欲しいと思っていた新発売の車があるとします。
   すでに前人気が非常に高くて、あなたの周りの人も買いたいといっている。
   そんな車が、突然スペシャル販売デーとしてその日だけ、
   2割引で販売されるとしたらどうします?」



生徒「それは絶対その日に買いますよ!」



講師「そうですよね。その商品が魅力的であればあるほど、
   客は少しの割引額でも買いたいと思うはずです。
   逆にたいして魅力がないのならば、もっと割引しないと客は動きません。
   スーパーの売れ残りの萎びたお惣菜なんて、
   50%オフでもろくに買い手がつかないでしょう?」



生徒「なんだかオークションと逆の考え方ですね。
   よくある絵画のオークションは、
   一番値を高くつけた人が落札するじゃないですか。
   為替はなんだかその反対ですよね」



講師「それはいいたとえですね。こんなシーンをイメージしてみるといいでしょう。

   たとえば10個同じ絵があったとして、スタートは100万円だとしましょう。
   あなたはそれを絶対買いたいと思う。
   買うのは前提だが幸いなことに絵は10個ある。
   すぐには売り切れない。だから、当然ながらなるべく安値で買いたいと思う。
   
   さて、司会が1万円刻みで値段を下げていく。
   90万円まで下がったところで2個売れる。
   80万円まで下がったところで計5個売れる。
   そして70万までくると計7個売れた。残りは3個しかない。
   そうなると、もうあまり値下がりは待てないですよね。
   あと数万下がったら売り切れてしまうでしょう。
   となると、60万円半ばくらいで買わないと買い逃してしまいます。

   というように粘り強く待てば待つほど、
   自然と一番良い買い時が見えてくるのです。
   すぐにでも買いたいという気持ちを我慢して
   様子を見ていた人にはご褒美があるのですよ」



生徒「つまり、そういう考えで為替相場をいつも見ていれば、買い時や売り時、
   つまりは『相場観』なるものが身に付くということですか?」



講師「その通りです。でも、先ほどいったように状況を加味してください。
   その商品が魅力的であればあるほど、たいした値下がりは期待できませんから」



生徒「でも、その商品が魅力的かどうかって、
   どうやって判断すればいいのでしょうか?
   ニュースや指標で判断するんですか?」



講師「前回いったように、ニュースは発信元の憶測でしかありません。
   ぶっちゃけるとニュースの真贋なんて、どうでもいいんです。
   実際にそれを受け取っている人、
   つまりトレーダーがどう思っているのか? そちらが大事なのです」



生徒「トレーダーの大多数が何を思っているか? 
   それをよく考えろということですよね」



講師「はい、話をまとめましょう。

  『相場観』とは、トレーダー全員の値ごろ感をつかむことです。


  『相場観』を身に着けるには、

   ひとつ、現在の通貨の魅力を推し量ること。
  
   ふたつ、それが何割引になったときに買い手が最も多く出るのかを考えること。
       (売りから入るときはこの逆)

   ということです。これがトレードで勝つための本質です。
   蓋を開けて見れば馬鹿馬鹿しいほど簡単なことでしょう?」



生徒「なるほど、いままで私は経済動向の分析や為替ニュースのチェックとか、
   ベクトルの違う方向の努力をしていたみたいです。
   シンプルに考えれば、なんだか相場が読めるような気がしてきました!」

   ところでトレーダーがその通貨を魅力的に思っているかどうかって、
   一体どうすればわかるのですか?」



講師「それはトレーダーのオーダー状況を見ればわかりますよ」



生徒「えっ、オーダー状況ですか?」



講師「あとは、たとえば現在のドルが魅力的な商品かどうかは、
   他のユーロやポンドと比べてみればいいでしょう。
   では次回では、そのあたりの話を詳しくしましょうか」



生徒「なんだか面白そうな話ですね。次回もよろしくお願いします!」


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| - | - | 15:33 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革125 レッスン2「トレーダーの習性」

前回に続いて、架空のトレードスクールの講師による
トレードで勝つためにはどうすればいいのか?
その2回目のレッスンです。どうぞご参考にしてください。

 

 

生徒「先生、この前はためになるお話、ありがとうございました。
   これから先生の元で一生懸命やりますので宜しくお願いします!」

 


講師「最初にちょっとお願いがあるのですが、『先生』とは呼ばないでください」

 


生徒「え、なぜでしょう?」

 


講師「よく私のことを気軽に師匠と呼ぶ方もいらっしゃいますが、
   それは自分の頭を動かさずに『人を頼っている』ことの心理的な表れだからです。

 

  『先生なら、師匠なら、どうにかしてくれる』『きっと助けてくれる』

   そんな甘えを感じるのです。トレードとは、指示してくれる監督も

   フォローしてくれるチームメイトもいない孤独な戦いです。
   誰にも頼らず、自分ひとりで戦わなければいけないのです。
   私もあなたも相場に入れば、対等な立場なのだから、師匠も弟子もありません
   だから、私のことを先生とは呼ばないでほしいのです」

 


生徒「そうですか、じゃあそうします(ひねた人だなぁ)」

 


講師「それに師匠と弟子の関係といったら、もっとシビアなものですよ。
   伝統芸能の世界では、弟子入りした人は師匠の家に泊まり込んで、
   毎日雑巾がけや食事を作ることから始めます。
   それを何年も続ける中で、やっと師匠が稽古をつけてくれるのです。
   10年くらい修行して弟子が独り立ちするときも
師匠に芸を教えてもらったのだから

   フランチャイズビジネスのように

   師匠に稼ぎの何パーセントかを渡すことが普通でしょう」

 


生徒「まあそうですよね。ラーメン屋の修行だって、

   上下関係やお金の問題が大変だと聞きます」

 


講師「だから、本当に私に弟子入りするのであれば、授業料1千万円は頂きますよ。
   そして、トレーダーとして独り立ちしたあとは、
   のれん分けのようなものですから、

   毎年稼ぎの1割はもらわないとまったく割があいませんね!」

 


生徒「えーそんなあ!!」


 

講師「・・・というようなお金と人間関係のしがらみは嫌ですよね。
   だから私はそんなことは一切言いません。

   あなたがいくら相場で儲けようとも、追加で成功報酬などは頂きません。

   だから安心してください。
 

   その代わり、あなたが相場で負けたとしても

   私を師匠や先生と呼んで頼らないようにしてください。
   投資の世界では勝てばだんまりで、

   負けると必要以上に誰かを頼る方が多いのです。
   私はノウハウを教えますが、そこから先のことはあなた自身の力なのですからね」

 


生徒「わかりました。ではお言葉に甘えて、ノウハウをしっかりと盗みます!

   ・・・でよろしいでしょうか?」


講師「はい、それでいいですよ。それくらいズル賢くないと相場では勝てません。
   私はノウハウをシェアしていきますから、

   盗めるところはどんどん盗んでください」

 

 


●レッスン2 「トレーダーの習性」

 


講師「では、改めてトレードで勝つためにどうすればいいか?

   その話をしていきましょうか」

 


生徒「まずは為替の知識ですよね。国際情勢や各国の経済動向、
   それに日々の指標も抑えておかなければならないですよね。

   やることたくさんあるなぁ」

 


講師「いや、今はそれを考えなくていいです。

   それはトレードで勝つ本質からは外れた努力です」

 


生徒「は? だって為替のトレードをするなら、どれも必須のことじゃありませんか?」


 

講師「これもよくある勘違いなのですが、
   私たちは経済学者や証券会社の営業マンではないのです。

   あくまでトレーダーなんですよ」


 

生徒「でも、FX業者は日々の経済ニュースを流していますし、

   私たちはそれを見て為替を取引するものでしょう?」

 


講師「あれはね、証券会社やアナリストたちがやっている商売に過ぎません。
   マスコミはニュースを売ることで商売をしているのです。

   そんなニュース情報に価値はありません」

 


生徒「えっ!?」


 

講師「値動きがあったときは、みんなどうして動いたか気になるでしょう?
   それでニュースサイトをみると、指標の結果が良かったので上がった、

   なんていう説明があります。
   逆に指標の結果が良かったにも関わらず下がったときは、
   すでに織り込み済で買われていたので利益確定で売られた、

   と解説されます。結局は、上がろうが下がろうが、

   アナリストは後付けの解説でなんとでもいえるんですね」

 


生徒「ああ、それは同感です! 私からも言わせてください。
   マスコミは年初に証券アナリストによる、

   株式や為替相場の予想をやりますが、ほとんど当たりませんね。
 

   去年の予想だって〇〇証券アナリストとか、

   ○○銀行ストラジストといった大層な肩書を持つ方々が、
   年明けから日経平均2万数千円の強気相場だといいながら、
   実際は夏場に1万5千円台まで落ちる場面もありましたからねえ。
   5千円も予想と違う値動きになったのは、いくらなんでもひどすぎますよ。
   それで、外れたときは予定されていた金融緩和されなかったからとか、
   まさかトランプが当選するとは想定外だったとか、

   それっぽい後付け解説ばかりでもうウンザリします!」

 


講師「そんなもんですよ。だいたい○○の影響で上がったとか、

   下がったとかなんでそんなこと言えるのでしょうか?
   それを正しく語るのならば、

   いま売買したすべてのトレーダーにリアルタイムで

   なぜあなたは今、買ったのか? 売ったのか?という

   アンケートを取って、その回答を集計して、

   客観的に分析する必要があると思いませんか?

 

   それすらやらないで言っているのなら、

   何の裏も取っていないコメントで、まったくの無責任というものです。

   それに自分が『なんで値が大きく動いたんだ?』と疑問に思う自体、
   ほとんどのトレーダーはなんで動いたのかわかってないってことでしょう?」

 


生徒「それは、私も大きく動いたときはパニックですよ。

   なんで動いたかはわかりませんが、なぜ、動いたのかは知りたいです。
   でも、その真実をトレードの当事者ではない

   アナリストやマスコミが瞬時に知っているなんて、
   神様でもなければできない芸当で、たしかにおかしなことですよね」

 


講師「そうなんです。なぜ上がったのかを解説すれば、
   それは上がったから買った、
下がったから売ったという

   単純な事実でしかありません。結局は、参加者自体もわかっていないのです。

   ただ、値が動き出したから連鎖反応的に売買しているだけなのですね」

 


生徒「でも、ニュースのほとんどが憶測で信用できないものだとしたら、
   そもそもトレーダーは何を信じてトレードすればいいんですか?」

 


講師「良い質問ですね。相場の主人公は我々トレーダーです。
   だから、相場に参加しているトレーダーたちの習性を信じて

   トレードすればいいのです。


   たとえば、タコを捕る漁師は壺を使ってタコを捕まえますよね。
   それはタコが壺に入るという習性を知っている、

   それを信じているからこそできることなのです。」

 


生徒「つまり、トレーダーは『トレーダーの習性』

   なるものを利用して稼ぐってことですよね。
   でも、トレーダーの習性って一体なんでしょうか?」

 


講師「それは損得勘定をすることですよ」

 


生徒「損得勘定・・・ですか?」

 


講師「あなたも損得勘定を考えてエントリーしていますよね。
   ノーポジションのときは、安くなったら買おうとか、

   高くなったら売ろうとか考えますよね。
   エントリーしたあとは、ここまで下がったら損切りしなければダメだとか、
   ここまで上がったら利食いをしようとか、考えるでしょう?」


 

生徒「まあそうですね、それは考えます」


 

講師「あなたが考えているのと同じことを、すべてのトレーダーは考えているんです。
   相場の人間が考えることはみんな同じなんです。
   『幸せとは何か?』みたいなテーマだったら、

   人それぞれの価値観や意見があるでしょう。
   でも、相場は『お金を稼ぐ』場所であって、

   純粋にお金を稼ぎにくる人だけが参加しています。


   だから、相場の参加者の価値観は同じなのですね。
   さらにトレードは、様子を見る、買う、売る、

   の3種類の単純なアクションしかありません。
   参加者の目的が同じで、そのためにできる手段も3つしかないのだとしたら、
   相場の動向はおのずと限定されてくると思いませんか?

 


生徒「なるほど、そういわれると相場が読めるような気がしてきました。
   でも、トレーダーたちの動向ってどうやれば確認できるのですか?」

 


講師「それはあなたも使っているチャートで確認するのです。
   あれを単なる為替の値動きのグラフだと見ているとトレードを見誤ります」

 


生徒「え、違うのですか?」

 


講師「あれは、トレーダーたちの心理的な葛藤をグラフ化したものなんですよ。
   様子を見ていた人がどこで買って、

   そのあとどこで利食いして、どこで損切したか?
   つまり相場の参加者の習性を詳細に記録したプロファイルというわけです」

 


生徒「ちょっとまだピンとこないのですが、何か本質めいたものを感じてきました。
   相場の参加者のプロファイルを分析することが、

   トレードで勝つ秘訣ということですね・・・?」

 


講師「そういうことになりますね。では次回はその分析方法を詳しく解説していきます」

 


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# FX意識改革124 レッスン1「トレーダーの器」
今回から趣を変えて、
数回にわたり会話形式でトレードに勝つために必要なことを書こうと思います。

多くの人がトレードで稼ぐことを夢見て、たくさん勉強をして、
トレードの知識や技術を身に着けても、なお勝てない。

その理由を架空のトレードスクールの講師と生徒の対話形式で解き明かしていきます。

どうぞご参考にしてください。



●レッスン1 「トレーダーの器」



講師「私の元でトレードを学びたいというのはあなたですか?」


生徒「はい、ぜひとも宜しくお願いします」


講師「さっそくですが、あなたは、これからトレードでどのくらいを稼ぎたいですか?」


生徒「とりあえず大きな家を買って一家を養えるくらいは稼ぎたいです。
   できたら一生生活に困らないくらい稼ぎたいですが」


講師「うーん漠然としていますね、もう少し具体的な問いにしましょうか。
   では、月収でどのくらい稼ぎたいのでしょうか?」


生徒「そうですね、普段のスーパーの買い物でも値段を気にすることなく買えて、
   ほぼ毎日外食できて、年に3度は海外旅行にいきたいですね。
   となると最低月収100万くらいは稼ぎたいです。
   でも税金で取られてしまうから、200万くらいかな? 


講師「とすると月収200万。年収2400万円くらいですね」


生徒「ええ、けっこう控えめな額ですが
  (本当は億といいたいところだけど、あまり欲張っては失礼だろうし)」


講師「なるほど、わかりました。
   ところであなたは、貯金はどのくらいもっていますか?」


生徒「200万円くらいです。5年間会社に通いながら貯めました」


講師「では、その200万円を海に投げ捨てることはできますか?」


生徒「え!? そんなことできるわけないですよ!」


講師「あるいは、あなたが一番憎いと思っている人物に、
   気持ちよくその200万円をポンと差し上げることはできますか?」


生徒「はぁ? いきなりなにいってるんですか! 
   そんなこと絶対にできるわけがありませんね!」


講師「でしたら、残念ながらあなたは月に200万円を稼ぐことは無理ですよ」


生徒「なんでですか?」


講師「それは、自分がどれだけ稼げるかというのは、
   自分がどれだけ損ができるかと同じことだからです」


生徒「・・・よくわかりませんね」


講師「トレードはいつも勝てるわけじゃないんです。負けるときもあります。
   勝ちと負けは等価・・・価値が同じであって、表裏一体なのです。
   つまり、どれだけ勝ちたいのか?というのは、
   どれだけ負けられるのか?と同じ問いなのです。
   今はわからないかもしれませんが・・・」


生徒「わかりませんね・・・」(不満の様子)




講師「もう少し、この話を続けましょうか?」


生徒「ええ、いいですよ」


講師「じゃあ、あなたが実際に海にお金を投げ捨てたり、
   憎い人にあげることができる金額ってどのくらいですか?」


生徒「あまり考えたくないですが・・・そうですね、10万円ぐらいかな?」


講師「うーん、まだ真剣になれていませんね。
   いいですか? ここはとても大事なところです。
   もっと具体的にイメージしてください。
   今から海に行ってお金を投げ捨てるんですよ。
   コンビニのATMで10万円を引き出して、
   それを財布から取り出して、海にばらまくことができますか?」


生徒「・・・そういわれると難しいでしょうね」


講師「では、1万円ならどうです?」


生徒「本当にやるとなると、それでも躊躇しますね。
   嫌な人にも渡したくはないですよ。
   親友にだって1万円の食事を奢るってなかなかできないことですからね。
   自分の気分が良くなる使い道、
   たとえば御賽銭や寄付にだって1万円を気軽に捧げることはできませんから」


講師「では、嫌な人にもくれてあげることができる、
   まったく見返りを考えないお金、
   あなたにとって使ってもまったく気持ち良くならないお金、
   つまり、あなたにとってのハシタガネってどのくらいですか?」


生徒「それは千円くらいですかね」


講師「まあ、そんなものですよね。だいたいみなさんそのくらいの額に収まります。
   はい、これであなたがトレードで稼げる額が決まりました」


生徒「・・・え?」


講師「あなたがトレードで稼げるのは、1回のトレードで千円の範囲ですね。
   USD/JPでYせいぜい1枚の取引です」


生徒「たった1枚ですか?? いつもは10枚以上でトレードしているんですけどね!」


講師「でも、それで損切ができずに
   いつも塩漬けになってしまって困っていたのでしょう?」


生徒「・・・」


講師「それと、USD/JPY1枚で10pips動くと千円のプラスマイナスになりますから、
   あなたのトレードは1枚(1万通貨)で
   10pipsの範囲でやりとりしてください」


生徒「たった10pipsですか?」


講師「そのくらいの値幅だと、
   必然的に5分足を使うスキャルピングになってしまいますけどね。
   もう少しトレードのスパンを長くしたかったら、
   0.5枚(5000通貨)で、20pipsの範囲にしてもいいでしょう
   今のあなたができるトレードとは、これくらいの規模であるということです」


生徒「それじゃあ全然稼ぐことができませんよね。
   これで月にどのくらい稼ぐことができるんですか?」


講師「月に+200〜400pipsといったところですね。
   10万円の証拠金を用意して、毎日朝から晩までやって
   USD/JPY1枚のトレードで2万円〜4万円の利益が望めるでしょう」
  

生徒「はあ? それじゃあまったく話にならないですよ! 
   バイトしたほうがマシじゃないですか!」


講師「どうも勘違いされておられるようです。
   私が教えられるのは、トレードで勝つための方法であって、
   億万長者になる方法ではないのですよ。

   それに、これ以上運用規模を上げたら、
   あなたは利益を出すどころが損が累進的に増えていくでしょうね。
   10枚のトレードをやるのならば、
   九分九厘あなたの貯金は半年も持たないでしょう」


生徒「ええ?! トレードで勝てるっていうのならば、
   それは負けないっていうことでしょう? 違いますか?
   それなら毎日お金がどんどん増えていって当然なのではないのですか?」


講師「はぁ・・・そんな虫のいい話がこの世知辛いご時世、
   一体どこに転がっているのでしょう?
   勝てるといっても、トレードを100回やって、60回がいいところなんですよ。
   裏を返せばあとの40回は絶対に負けなければならないということなんです。

   トレードは世間では一攫千金の間違ったイメージが根強いですが、
   実際はそうやって回数を重ねて少しづつ利益を出していくものです。
   商売でいうところの薄利多売みたいなものなんですよ。
   トレードの回数をこなしてナンボなんです。

   あなたは千円なら未練なく投げ捨てられるでしょうから、
   技術を身につければ100回やって60回は勝てるでしょう、
   そして40回はキチンと負けることができるでしょう。
   しかし、1万円ならまだ投げ捨てられないのだから、
   40回もちゃんと負けることができません。
   きっとたった数回しか負けることができないでしょう。
   そして負けるのが嫌になって損切できなくなるはずです。
   それでは、60回勝つことも不可能で、
   つまりトレードが回らない、トレードにならないのです」


生徒「・・・」(長い沈黙)


講師「まだおわかりできないようですが、
   ここをわかって頂けないことには先に進めません」


生徒「理屈ではわかっても、感情的に納得できない感じですね。
   とにかく儲けたい気持ちでわらをすがる思いでここにきたのですから」


講師「それはそうでしょうね。私もそうでしたから。
   その気持ちは十分にわかりますよ。
   しかし、私にはその儲けたい気持ちが原因で、
   あなたがこのあと手痛い失敗をするのが目に見えています。
 
   誰もが欲のために、
   トレードをやれば大金持ちになれると短絡的に考えてしまう、
   幻想を抱いてしまうものなのです。
   人によってはその幻想から覚めるまで、
   こんな簡単なことを納得するのに5年、10年かかって、
   それまでに軽く数千万くらいの損を重ねてしまうでしょう。
   そこまでいって、
   やっとトレードで勝つために何が必要だったのか気づくのです」


生徒「必要なこととはなんですか?」


講師「私が最初に言ったことですよ。
   トレードで稼げる金額とは、自分が自腹で損できる金額である
   ・・・という残酷な真実を知ることです」


生徒「・・・え?」


講師「月100万円稼ぎたかったら、自腹を切って
   月100万円損することができなければならないということですよ!
   それがどのくらいの金額なのか、
   それがつまりトレードで自分の実力が発揮できる範囲であり、
   それが自分の器であるということです」

生徒「!!」


講師「投資の世界でいつも大儲けしているのは金持ちだけです。
   金持ちがますます金を稼ぐのです。
   それは金持ちにとって100万ぐらいは失ってもいいお金だから。
   乱暴に言えばハシタガネだからこそできるのですね。

   逆に貧乏人は奪われて終わります。それは貧乏人にとっては
   たった千円すらもハシタガネに思えないからでしょう?
   しかし、たったそのくらいのリスクも背負うことができずに
   何千万も稼ぎたいなんて、はなはだ虫がよすぎると思いませんか?」


生徒「私だってそのくらいのリスク負えますよ! 
   いや、本気になれば10万円失うくらいのリスクだって覚悟できるんです!」


講師「そういうあなたは、リスクという言葉を甘く解釈している。
   まだわかっていません。
   ほとんどの人がリスクとは、ただの危険の可能性でしかなくて、
   そんな危険は実際には起こらないだろうと高をくくっている節があるのです。
   口にした覚悟という言葉に、そんな甘さを感じます。

   しかし、プロは違います。プロはリスクを厳しく解釈しています。
   リスクがあると感じたら、それはすでに起こったものとして考えています。
   つきつめれば、それが勝ち組と負け組の違いですよ。  

   ほとんどの人が千円を失うのすら怖い。そして実際に失えば怒り悲しむ。
   そうした負の感情が表に出てしまうのは、
   自分がそのリスクを真剣に考えていなかった証拠で、
   つまり、リスクをまったく克服できていないということなのです」


生徒「けれども先生の話だと、
   それでは僕の器は月に2万円稼ぐのがやっとになってしまいます。
   それでは虚しすぎます! もっと大きくならないのでしょうか?」


講師「もちろん人間は成長するものですから、
   リスクを許容できる器は大きくできますよ。
   でも、それには時間と経験が必要なのです」


生徒「ちなみに先生の器ってどのくらいなんですか?」


講師「私ですか? まあ1回のトレードで5万円程度のリスクは負えます。
   月に200回トレードするとして、それでやっと+100万くらいですかね。
   それが私の器です。税金もあるから年収にしたら1000万円以下ですよ。
   その辺の会社にいる課長クラスと変わりありません。
   特段の金持ちでもなんでもなく、多少の贅沢ができる程度です。
   それでも、ここまでくるのに5年はかかりましたけれどね」


生徒「なんだか、自分はとても大きな勘違いをしていたみたいです。
   トレードって誰もが億万長者になれるものではないのですね?」


講師「なれる人もいますが、99%はなれないでしょうね。
   私もその中の一人の凡人ですよ。
   それに私に億万長者になれる器があるのなら、
   わざわざこうして手間のかかるトレードの講師なんてやりませんよ。
   ギター教室の先生も、スターになれる器がなかったのだから、
   生徒にギターを教えているわけですからね。
   でも、世の中の現実ってだいたいそんなもんでしょう?」


生徒「月に稼げるとしたら、数万円〜10万円くらいがやっと。
   それも不労所得ではなく副業みたいなものと考えたほうがいいのですね?」


講師「残念ながら、駆け出しのトレーダーは、そんなものですよ。
   でも、そんな夢のないことをいってしまうと
   誰もトレードやってくれませんから、
   胴元のFX業者や投資スクールはそんなことは一切いいませんけどね。
   この商売で儲けたければ、客には一攫千金の夢を見させる必要があるんです。
   そこをぶっちゃけて言ってしまう私は、
   天然か馬鹿かよほどの変わり者なんでしょう。

   さて、あなたはどうです? 
   私の話を聞いて、トレードやりたくなくなってきましたか?」


生徒「いや・・・よく考えたら目が覚めました」


講師「と、いうと?」


生徒「本当のところ私は毎月2万円すら稼ぐことはできません。
      それどころか毎月10万以上も損をしていたのです。
   だから、その負けがなくなり、利益に変わるのだとしたら・・・
      今後の人生で、もうトレードで損をすることがなくなるのだとしたら・・・
   少しでもお金を稼げる可能性があるのだとしたら・・・
   それは、やってみたいと思います!」


講師「多くの人はここで馬鹿馬鹿しい、割にまったく合わないとやめてしまうのですが、
   あなたは先に進むということですね。
   では、次回はトレードで勝つための肝についてお話しましょう」


※次回につづきます。

 


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| - | - | 12:46 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革123 証券会社のディーラーから相場の勝ち方を学ぶ

 

今回は、証券会社のディーラーについて話します。

 

先日「株式ディーラーのぶっちゃけ話」という本を読んだのですが、

その軽いタイトルに比べて濃い内容で、書いてあることが、

私の実際の経験でもうなずけることだったので、

これをネタに証券ディーラーの仕事について話したいと思います。

 

私の知り合いにもディーラーをやっている人もいますし、

たまに私のところにもディーラーにならないか、

あるいは顧客に向けて投資セミナーをやってみないかという話が来ます。

(すいませんが、すべて丁重にお断りしています)

 

一般の個人投資家も稼いでいればその成績は証券業者に筒抜けなので、

ディーラーにならないかというスカウトの話は結構あると思います。

 

しかし、スカウトされる身としては、

ディーラーなるものが一体どういう仕事なのか、よくわかりません。

 

 

そもそも証券会社の仕事とは、一体、どんなものでしょうか?

 

 

それは株を客の代わりに売買する(ブローカー業務)や、

株を客に売る(セリング業務)が主な仕事です。

 

そのほかに自社のお金を使って、株や為替や先物で運用もしています。

これが証券会社のディーラー業務なのです。

 

 

ディーラーというと、広々としたオフィスで最新鋭の機器を使った

充実したディーリングルームを思い浮かべるかもしれませんが、

たいていは、そんなことはありません。

 

中小の証券会社なら、兜町の雑居ビルで黙々とトレードをしているような。

小規模な所が多いものです。

 

証券ディーラーという職種は、正社員は少なく、中途採用やコミッションディーラーばかりです。

 

コミッションディーラーというのは業務委託契約であり、

我々個人投資家と同じ、個人事業のディーラーです。

中途採用やコミッションにはなんの保障もありません。稼げなければ即解雇です。

 

ディーラーの報酬契約は、基本給20万円程度で、

あとはその月の稼ぎの30%程度の歩合制がほとんどだといいます。

安定的に稼げるトレーダーであっても、決して高給取りというわけでもありません。

 

 

そもそも世間は金融業界のディーラーというものに対して、

大きな勘違いをしているのでしょう。

 

証券ディーラーというと、パリッとしたブランドスーツを着ている

MBAの資格を持ったインテリがやっていて、

巨額の報酬が貰えるステイタスの高い花形業務に思えますが、

その仕事の実態は、勝った負けたの世界で、ギャンブラーと何ら変わらないようです。

 

その証拠に証券会社のディーラーというのは、広く門戸が開かれています。

ディーラーになるために、年齢制限はないし、学歴も資格も必要ありません。

 

社会常識や経済学の知識? そんなものはいりません。

トレードの実力さえあれば誰でもなれるのです。

 

もし、あなたが証券会社のディーラーになりたいのならば、

証券会社のHPにはディーラー募集項目があるので、

興味があるのなら「証券会社 ディーラー募集」で検索して調べてみるといいでしょう。

 

 

規模の小さな証券会社であれば、

 

応募資格 :個人投資家で実績のある方

 

ほとんどこれだけです。中途採用には学歴や資格などの条件はないのが普通です。

接客業やサービス業ではないし、

ディーラーは個人プレイで、チームプレイが必要ではないから、人格も問いません。

 

問題となるのは、トレードで、「稼げる」か、それとも「稼げない」かだけで、

プロ野球と同じで、完全に実力主義の世界です。

 

 

ディーラー業務は応募の敷居が低いとはいえ、

個人トレーダーとして稼げるのであれば、わざわざ会社に勤めてまで、

トレードをやらないだろうと思うかもしれませんね。

 

しかし、世の中そんなに単純で割り切れるものでもありません。

会社に所属するトレーダーにもいろいろなメリットがあるのです。

 

損失が出てもそれは会社のお金。負けても給料は出る。

証券会社勤めという世間体を得られる。

孤独ではなく、同僚や先輩たちと切磋琢磨ができ、ノウハウを吸収できる。

リスク管理などは、厳しい上司や会社の制限があるために自制が効く。

決められた営業時間内でトレードを終えることができる。

実績を積めば多額の資金を運用でき、一気に報酬が跳ね上がる。

 

・・・このように主に規律と世間体の部分で大きなメリットはあるでしょう。

実績を積むと何億というお金を運用できるようになり、

プロ野球選手のように報酬が跳ね上がるのも大きな魅力です。

 

 

一方でデメリットは、

 

報酬は稼ぎの3割程度の歩合である。

最初は低額の資金からスタートするので、駆け出しの稼ぎは少ない。

トレード時間や運用額、いろいろなトレードルールが決められており、

自由にトレードすることができない。

利益を出さなければすぐに解雇される。

 

・・・といったところでしょうか。

 

正社員でもなければ、利益がでなければ解雇されるのがデメリットですが、

他の部分は、考えようによってはデメリットではなく、

欲を自制してくれるメリットにもなり得るでしょう。

 

 

こうしてみると魅力ある仕事にも見えますが、冒頭に挙げた本によれば、

とても厳しい職場であることがわかります。

 

応募しても、いきなり即採用というわけでもありません。

数か月の試験期間があるのです。

会社から託されたお金を増やすことができなければ不採用です。

 

たいていの応募者は、そのお金を増やすどころか、

1か月も経たない内に大きな損を出して、すぐに辞めていくといいます。

 

ディーリング部の上司は、稼げないトレーダーに容赦なく罵声を浴びせます。

それは当然で、稼げないトレーダーは会社の運用資金を減らしてしまうのに、

会社としては給料を払う必要があるからです。

雇い主からしてみれば、完全な給料泥棒にしか見えません。

 

なので証券会社のディーラーは、個人の気楽なトレーダーよりも、

厳しいプレッシャーと戦わなければならないのです。

 

 

とはいえ、

 

「会社の金を減らしてはダメだ、申し訳ない」

「会社の期待に答えなければならない」

 

というような生真面目な人なら、

あっという間にプレッシャーに押し潰されてしまうでしょう。

具体的には結果を出したいからこそ、損切ができなくなって、

トレードが回せなくなるはずです。

 

やはり、証券ディーラーでトップの成績を収める人は、浮世離れしています。

 

「会社がいくら損を出そうが、自分のお金じゃないから知ったことではない」

「会社の金を利用して、金持ちになってやろうじゃないか!」

 

というような、一般人からしてみたら無責任なふざけた考えの方が、

むしろ成功者のメンタルに近いのだと思います。

 

 

海外のディーラーから「着物トレーダー」と揶揄される日本人は、

そのお国柄のためか、生真面目な優等生が多いのでしょう。

 

株や為替はニュースや指標分析などが必須で、

しっかりと「お勉強」をしなければ勝てないと思っている。

そして「お勉強」さえすれば、結果は必ず出ると思っている。

 

これがそもそもの間違いなのです。

 

証券会社のディーラーで、一番勝てないタイプが、

このような理詰めのアナリストタイプであるそうです。

 

指標やニュースを分析して、理路整然と相場について説明することができる。

その話には説得力があり、聞いている方は確かにそうなるように思います。

 

しかし、実際の相場はそのように動いてはくれません。

 

グッドニュースが出たのにもかかわらず、なぜかジリ下がりが続いたり、

バッドニュースが出たのにもかかわらず、なぜかしぶとく上がり続けたり、

といったような天邪鬼の展開がほとんどです。

 

結局、相場はファンダメンタル通りに都合良くは動かないので、

アナリストは、いつまでも相場で勝つことはできないのでしょう。

 

ちなみに勝てないアナリストタイプのトレーダーであっても、

証券会社としては利用価値があります。

ディーリング部署から、ブローカー部署やセリング部署へ異動させるのです。

 

理路整然とした説得力のある話は、株を買う顧客からしてみたらわかりやすいので、

そちら方面で十分に活躍してくれるはずです。

 

礼を重んじる顧客の相手をするのは、常識のある理性的な人がやればいいのであって、

非礼な相場の相手は、非常識で天邪鬼な人のほうが適正があるのでしょう。

 

 

事実、派手に勝てるタイプというのは、感性のタイプであるそうです。

 

ある証券会社でトップの株式ディーラーは、

 

取引開始時に読んでいるのは日経新聞ではなくて、三流のスポーツ新聞。

彼のデスクの引き出しを開くと、風俗雑誌が束になって出てくる。

といったインテリジェンスのかけらもないのにもかかわらず、

トレードの成績は優秀といった異端者であるといいます。

 

彼にトレードのコツを教えてほしいと同僚が頼んでも、

 

「俺たちがやるのは短期売買なんだから、

 ニュースなんて、その日の始まりにだけさらりと見ておけばいい。

 あとは、チャートを見ていれば値動きはわかる。とにかくチャートと対話することだ」

 

と言われて、キツネにつままれたようにあっけにとられてしまいます。

こんな感性的な助言では、ノウハウが伝わるはずもありません。

しかし、彼の言葉は間違いなく相場の核心を突いたものなのです。

 

 

以上の話は「株式ディーラーのぶっちゃけ話」と、私の経験によるものです。

興味がありましたら、アマゾンで検索して読んでみてください。

 

 

 

 

さて、私の考えとしては、ディーラー=トレーダーになるためには、

2つの相反した資質が必要だと思います。

 

 

ひとつは「信念」の資質。

 

一度決めたことを守り通す、心の強さです。

これは悪く言えば「頑固」と言い換えてもいいでしょう。

 

 

もうひとつは「柔軟性」の資質。

 

その場の状況に応じて、速やかに最適解を出すことができる。

自分の意見が間違っていたら、素直に変えることができる。

これは悪く言えば「日和見主義」と言い換えてもいいでしょう。

 

 

この2つの資質はまったく違うことですが、両方ともトレーダーに重要な資質です。

 

これを両方身に着けるというのは、矛盾しているかもしれませんが、

以下のように考えれば、わかりやすいと思います。

 

「信念」は、主にリスク管理において必要な資質なのですね。

 

決めた損切を守る、決めたレバレッジを守る、

決めた運用額を守る、決めたトレード時間を守る・・・

 

ことリスク管理や運用のスケジューリングにおいて必要なのです。

ここに柔軟性が入り込むと、ろくなことにはなりません。

無制限にレバレッジを上げたり、損切を伸ばしたり、青天井に利益を求めたり、

いつまでもダラダラとトレードを続けたり、といった悪影響がでるはずです。

 

だから、リスク管理においては、融通の利かない頑固者でなければいけません。

 

 

反対に相場分析においては「柔軟性」が必要な資質です。

 

いままで上がると思ってたら、反対に下がり始めた。

それならじゃあ今度は売ろうか、とあっさりと方針を転換することができる。

 

トレードシナリオ=戦略を建てるのは大切ですが、

そのシナリオに固執はしない。

 

相場に「それは間違ってるよ」と指摘されたら、

 

「そんなことはない、お前が間違っているんだ。これでいいんだ!」と、

 

頑固を押し通しているのはダメです。

 

「その通り、私が間違っていましたね、はい、わかりましたそのようにします」と、

 

素直に相場に頭を下げて、自分の考えを変えることができなければならないのです。

 

 

 

これは私の教材のトレードビデオを見ていればわかるでしょう。

私もトレードプランは最初に考えます。

 

「これこれこうだから上がるでしょう。だからロングです」というわけです。

 

しかし、それが間違いだったら、

 

「はい、損切でしたね。じゃあこうなったら、すぐ売りましょう」

 

とコロコロと言っていることが変わることが見て取れるはずです。

 

視聴者はなんだかいうことがコロコロ変わって信用できないなと思うかもしれないですが、

これが「トレーダー思考」の実態です。この節操のなさが、トレーダーの姿そのものなのです。

つまり、コロコロ変わる相場に合しているのだから、自分の考えもそうなって当然なのですね。

 

負けてしまう人は、自分のトレードプランと心中してしまうことがほとんどです。

自分の都合を相場に押し付ける。相場が自分の考え通りに動くと頑なに信じてしまう。

こうなると負けは必定です。

 

 

少し話がそれますが、過去の戦争における戦術を見ても、

 

凡庸な指揮官は、立案した作戦を強引に押し通すものです。

劣勢になっても作戦を中止して、あっさりと方針転換するという決断は難しいものです。

 

なぜなら、それまで命を賭して戦ってくれた兵に対して、

「自分の作戦が間違っていた」では申し訳が立たないからです。

 

あっさりと作戦を変える指揮官なんていたら、部下の士気が下がるでしょう。

「死んだあいつらは何のために戦ったんですか!犬死ですか!」と詰め寄られるはずです。

 

だから責任感の強い指揮官ほど、ズルズルと撤退を伸ばし、

そして、劣勢が極まると撤退してもどうせ負けてしまうから、あとは攻めるしかない、

身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ、と玉砕戦法を選ぶようにもなるのです。

 

それは現代のビジネスでも同様で、いままでのプロジェクトに投じてきたお金や人員、

社員の熱意などを考えれば、経営者が簡単に方針転換するわけにもいきません。

 

社員にしてみれば

「今までこのプロジェクトに賭けてきた自分の努力は一体なんだったんだ」ということになります。

 

だからこそ、経営者は躊躇します。

しかし、それがのちに巨額の損失を生むことになる、いわゆるサンクコストというものなのです。

 

 

ことトレードにおいても、

 

負けを認めない自分のプライド、今までに費やしてきたお金や時間、

それがあると、たちまち損切ができなくなるものです。

 

過去のことは、あくまでも過去のこと。

相場の状況が思惑通りにならなければ、「はい、撤退」と軽く判断することができないと、

たちまち大きな損失を生み出してしまうのです。

 

だからこそ「柔軟性」はトレードを回していくために必要な資質なのです。

 

これは悪く言えば「いい加減」や「無責任」でもあります。

むしろ、そんな性格の持ち主のほうが、ディーラーに適しているのでしょう。

 

 

話が少しそれましたが、

 

リスク管理には「信念」をもって当たる。

トーレディングには「柔軟性」をもって当たる。

 

ということです。

 

この2つの矛盾した能力を備えるのがディーラーなのだと私は思います。

 

 

 

最後に付け加えておきたいですが、

ディーラーのすべてが、宇宙人的な浮世離れした人でもありません。

 

大半の人は堅実にコツコツやっている人たちです。

 

大金は稼げないですが、大負けもない。

最低でも自分の給料分だけは稼ぐ。

 

派手さはないですが、こうしたサラリーマン気質の堅実なプレイヤーも、

証券会社は歓迎してくれるでしょう。

 

なぜなら億を稼ぐような実力のあるプレイヤーは、

プロ野球選手が大リーグにいくように、

やがて、さらなる大金を求めて社を離れていってしまうからです。

 

それなら、長らく会社に貢献してくれる人のほうが経営の計算が立つし、

感性で大金を稼ぐよりも、凡人でもできる方法でコツコツ稼いでくれたほうが、

他の社員へノウハウを伝えやすくもあるからです。

 

自分には億をクリックひとつで操る才能や器量はないと身の程を知り、

派手な取引はせずに、リスク管理を徹底してコツコツと稼ぐ。

 

ディーラーの世界でも息の長いプレイヤーとは、きっとそういう人たちです。

 

我々個人トレーダーも、全員が億を稼げる才能があるわけではありません。

才能がなければ努力を重ねて、そんな玄人衆を目指すのが、現実的であるはずです。

 


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| - | - | 13:02 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革122 大きな夢は持たずに常に現実的な目標を設定する。
前回はスポーツにおける「技術」と「戦術」のお話しをしました。


まずはそのスポーツの技術を習得すること。

それができれば、自分の頭で戦術が考えられる。

ことトレードにおいては、
たいていの方が、技術の習得段階で頓挫している、という話をしました。

前回の話はメルマガバックナンバーを↓
http://blog.homing-fx.com/?eid=1520684



今回はその続きで「身の程を知る」という話をしたいと思います。

前回は卓球で強くなるためには、
まず基本的な技術を習得する必要があると話しました。

卓球の試合で勝つには、ドライブやツッツキなどの
基礎技術ができないと話になりません。

しかし、技術習得の地道な練習はやりたくない。
手っ取り早く勝ちたいという人もたくさんいます。
こうしたせっかちな人は、優れた用具を求めるようになるのです。

幸か不幸か、卓球はスポーツの中で一番用具がたくさんあります。

世界中に製品メーカーがありますし、
新旧のたくさんのラケットやラバーがあります。

ラケットやラバーは実に1000種類以上も存在し、
さらにラバーのスポンジの厚さも薄、中、厚、特厚と種類が豊富にあります。
しかも、毎月新商品が発売されているのです。


さて、「手っ取り早く卓球で強くなりたい」という人は、
地道に自分の力を磨くよりも、最新・最上の道具を手に入れようとします。
最新・最上の道具さえあれば、自分の実力を補ってくれると考えるのですね。

このような人がどのように用具を選ぶのかというと、
単純にトップ選手が使っているのと同じものを選ぶでしょう。

まあ、それは頷くことができますよね。

トップ選手が使っていて、実際に試合で勝って、
結果を出している製品が良い性能で信頼ができるに違いないのです。
古い商品や評価のついてない用具なんて、選ぶ人は少ないでしょう。


しかし、実際のところ、
道具を変えただけで、本当に強くなれるのでしょうか?

メーカーも商売でやっているのですから、毎月新商品を市場に出さなければ、
社員に給料が払えません。たちまち倒産してしまいます。

だから、毎回たいして代わり映えのしない製品を、
〇〇の新技術、〇○搭載スポンジ、〇○選手が使用中!と
手を変え品を変えて、大々的に宣伝してどんどん売り出さなければならないのです。

そしてユーザーたちに新製品の情報を伝える卓球雑誌は、
メーカーとガッチリ手を結んでいます。

メーカーは広告主なのですから、雑誌社がその製品を悪くいうことはできません。
新商品が出れば、雑誌はその製品のレビューを乗せます。
メーカーとつながりが深ければ、そのレビューが批判的なはずがありません。
なぜならば批判すれば、広告を載せてくれなくなるし、
雑誌社にとっていいことは何もないからです。


一方で、初心者ユーザーたちは、常に悩みを抱えています。
結局ラバーを変えてもたいして実力は変わらず、
地道に練習をして技術を身に着けていかなければ、
いつまでも自分の実力は「いまひとつ」のままです。

すると「用具の性能が悪いのかな?」とズレた所で悩むようになり、
そんなときに雑誌のレビューで、新商品を見かけます。

なんでも最新テクノロジーを結集したもので、あのメダリストも使っている製品だ。
となれば「これを使えば勝てる」と思って、すぐに新しい製品に飛びつくのでしょう。


しかし、トップ選手が使っているラバーというのは、
そもそも卓球の技術を一通り身に着けて、かつ試合経験が豊富な上級者向けのものなのです。

スピードが出て、回転がかかるラバーを使っているわけですが、
こうした高性能なラバーというものは、スポンジの厚さがあるので、
重量が重いし、弾みすぎるしで、コントロールがしにくいのが常です。

卓球初心者が重量のあるラバーを張れば、まず重くてラケットが自由に振れないでしょう。
結果、振り遅れる、空振りする、芯に充てることができない、という状態になります。
対戦相手よりラケットを振るスピードが遅ければ、相手のかけた回転を返すことができません。

そんな状態で基礎的な技術を身に着けるようと思っても、
ミスが連発で思うようにいかないでしょう。

メーカーも商売なのだから新製品を大々的に宣伝するわけですが、
憧れの選手と同じ製品を買ったところで、実際に強くなれるわけでもありません。
いや、逆に弱くなってしまうことがほとんどです。

結果的に、トップ選手が使っているのと同じ最上の用具を使っているのに、
実際はそれが上達を阻害するといった皮肉なことにもなっているのです。



では、正しい卓球用具の選び方とは、どういうものでしょうか?
それはあくまで「自分の実力に適した用具を選ぶ」ということです。


自分の筋力が弱ければ、厚くて堅いスポンジのラバーを使いこなすのは無理です。
スピードや回転は落ちますが、コントロールの良い薄くて柔らかいラバーを選ぶべきです。

ラケットも重量が重いものは、単純に振ることができません。
やはり威力は落ちますが、軽いラケットから選んでいくことです。

たいてい高額な用具というのは、トップ選手用に作られているので、
自分の実力に見合っていないものがほとんどです。

意外に安い製品や、昔からある製品のほうが、
今の自分に合っているというケースがほとんどなのです。

結局は、理想の他人が使っている用具ではなくて、
現在の自分の実力をしっかりと冷静に、冷徹に分析して、
その今の自分に見合った用具を選ぶのが、上達の近道なのですね。



というわけで、卓球に限らないことだと思いますが、
「身の程を知る」ということが、物事の上達においては必要なのです。
卓球を例に「身の程を知る」ということを話しましたが、
こういうことって、他にもよくあることでしょう?

さて、今いったことは、そのままトレードにも当てはまります。
トレードを上達させていくには、まず自分の身の程を知らなければなりません。


みなさんは何億も稼ぐトップトレーダーにあこがれてはいないでしょうか?


そのトップトレーダーと同じになりたいために、
運用資金を増やす、あるいは1pipsを積み重ねるスキャルピングをやるなど、
思いっきり背伸びをして無理をしてはいないでしょうか?

FX業者が利益を上げるためには、顧客に頻繁に取引してもらわなければなりません。

そのためにはスキャルピングがやりやすい環境を整えます。
スプレッドを狭めて、最新のチャートソフトを用意します。
スマホなどのソフトも充実させ、そして有名なトレーダーをタイアップで使うでしょう。

しかし、トップトレーダーと同じ環境を整えたからといって、
同じような稼ぎが出せるかといったら否です。


安定的に稼げている人というのは、身の程を良く知っています。
FX業者の喧伝などは馬耳東風で、あくまでもマイペース。
自分がドキドキしない資金額で、ゆったりとトレードをしている。
常に自分が一番実力を発揮できる環境を整えているのです。


稼げていない、大損をしてしまう人は、
私が思うに背伸びし過ぎている場合がほとんどです。
たぶん、もうすでに勝てる実力があるのです。
自分に適した運用額やレバレッジにして、自分に適したスパンでトレードすれば、
すでに勝てる実力があるのに、無理をして上のクラスでの挑戦を続けてしまっている。

「こうなりたい」という目標に捕らわれすぎて、
今の自分を見失って自滅しているのです。



自分を見失わないために心の軸にするべきは、
理想の他人ではなくて、現実の自分です。

そして、目標を作る場合でも、
現実の自分から乖離するのはよくありません。

目標を作るコツは、理想の他人に照準を合わせるのではなくて、
「今の自分の1.2倍を目安にする」ことです。


いま年収300万円だとしたら、それを転職して1000万にするのは無理です。
年収300万円の人が、その1.2倍の360万円を目指すのは、十分に実現ができる範囲でしょう。

ちなみにこの1.2倍というのは、
私の長年のトレード経験においても頷ける「成長倍率」なのです。

たとえば、投資金額を100万円にするとしたら、
一か月のデイトレで1.2倍の120万円にするのが実現可能な目標です。
それを2倍、3倍にしようとすると、そんな無謀なトレードは必ず破綻します。

また、いつもは5分足で10pipsを利食いの範囲にしている人が、
この1.2倍の12pipsを狙うのは、実現可能な利益目標です。
それを50pips、100pipsを獲ろうとすると、たちまちポジションが塩漬けになることでしょう。


話をまとめましょう。


物事が上達するためにどうすればいいか?


それは、スタートの基準を定めること。
つまり、自分の身の程を知ること。

その上で上達していこうとするのならば、理想の他人を目指すのではなくて、
現在の自分の1.2倍増しくらいを目標にしましょう。

あるいは、現在の自分の1.2倍くらいのところにいる他人を目標にしてください。
スポーツなら理想のトップ選手を目標にするのではなくて、
地域のサークルにいる上手い人を現実的な目標にするべきなのです。

そしてその目標が実現したら、また1.2倍増しを目標にして、
一歩ずつ成長の階段を上っていけばいいのです。

トレードにおいては、ほとんどの方が自分を見失っています。
逆にいえば、身の程さえ知れば、たちまち勝てるようになる方が
ほとんどなのだと私は思います。

・運用資金を見直す(ドキドキしない額にする)
・レバレッジを見直す(ドキドキしない範囲でやる)
・使う足を見直す(自分の判断が追いつくスパンでやる)
・狙う値幅を見直す(欲張らない範囲に収める)
・トレードする通貨を見直す(複数を見すぎずに、いくつかに絞る)
・使うテクニカルを見直す(自分が理解できるものを選ぶ、数を絞る)

トレード環境は、こうなりたいという理想に合すのではなくて、
現実の自分を軸に環境を整えてください。

そして、まずは稼ぐことを目標にするのではなくて、
毎月負けないように努力することを目標にしてみることです。
そうすればきっと良い変化が訪れることでしょう。



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| - | - | 16:40 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革121 技術がマスターできてから、やっと戦術が実行できる

今日はスポーツにおける「技術」と「戦術」を引き合いに、
トレードが上達するコツを話したいと思います。


トレードが上手くなっていく過程というのは、
スポーツが上達する過程とまったく同じです。


そろそろオリンピックが始まりますが、
たとえば石川佳純や福原愛が出場する卓球が上手くなりたいとすればどうすればいいか?
卓球をやり込んでいる知人からどうやれば、卓球が上手くなるかを聞きました。


それは、まずは卓球の技を習得すること。
そして、次に自分の頭で戦術を考えることです。


卓球の技には、

ドライブ
スマッシュ
ツッツキ
フリック
ストップ
各種サーブ(下回転、横回転、上回転)

と、いろんな技があり、それはフォアハンドとバックハンドがあります。


フォアハンドのドライブと、バックハンドのドライブは腕の振り方が違います。
さらに通常回転のボールと下回転のボールでは、

同じドライブでもラケットを振る確度が違ってきます。

これらの技ひとつひとつを正確にできるようにならなければいけません。

 

そのためには、ひたすらその技を使うシーンに応じて

10回、100回、1000回と反復練習していく。
1000回くらい対人練習をやれば、自信を持ってその技を使えるようになり、
その技=技術を試合で使えるレベルになってくるでしょう。

 

さて、全部の技を使えるようになってから、
やっと「戦術の組み立て」が実行できるようになります。

 

いわばここまでは将棋にたとえたら、
それぞれの駒がその通りに動けるようになったという段階に過ぎません。

将棋の「王」は最初から全方位に動けますが、
もし、自分の操る王が特定のマスにしか動けないのだとしたら、

それは将棋にならないでしょう。

 

これと同様に卓球の場合も基礎的な技をすべて使えるようにならないと、
それは卓球にならない(まともな試合にならない)というわけです。

 

 

基礎的な技を使いこなせるようになって、

初めてゲームプランを考えることができます。
たとえばこんな風に。

 

1 自分がショートの下回転サーブを相手のバック側に出す
2 相手がそれを短めのツッツキで返す
3 自分がそれを強めのツッツキで相手のバックの深い所へ返す
4 相手が詰まって緩いドライブで返したところを・・・
5 自分が相手の逆サイドのフォアを狙ってスマッシュしていく

 

・・・というような技の組み立てから、

ゲームプラン=戦略が実行できるようになるのです。
実は卓球の面白さがわかるのはここからなのです。

 

中学レベルの部活動ならば、基礎技の習得に丸々1年はかかることでしょう。
だから戦略の組み立てを考えられるのは2年目になってからだと思います。

 

しかし、キチンとした指導者のいない部活動であれば、
おそらく大多数は3年の部活動ではそこまではいかずに、

よくわらかない内に、基礎技の習得の途上で終わりになるのではないでしょうか。

 

フォアのドライブは打てるようになったけど、あとの技術は3割程度しかできない。
すると相手のサーブをまともにレシーブすることができずにラリーにすらならない。
自分の頭で考えたゲームプランは、技術が未熟だからまったく実行できない。

これでは卓球の面白さを知る前に、誰もが途中で止めていくでしょう。

 


最初にそのスポーツの技術体系の全体像を知り、
個別の技術の習得の目標を掲げる。

 

そして、それをひとつずつ段階的に着実に身に着けることによって、
選手のモチベーションと実力が上がっていくのです。

 

やればやるほどできることが増えていき、実際にうまくなるのだから、
「もっともっと、うまくなりたい」と練習に励むようになるはずです。

 

卓球を例にしましたが、野球、バスケ、バレー、テニス、サッカー、ゴルフ

なんだって同じだと思います。勉強だって仕事だって同じだと思います。

 

まずは個別の技術の習得。
様々なシチュエーション別にこれらの技術を正確に使えるようになること。

 

そしてそれができてから、

やっと自分の頭で考えた戦術が実行できるようになるのです。

 

何度も繰り返しますが、

ステップ1が、技術の習得であって、
ステップ2が、戦術の実行です。

 

ステップ1をクリアしていなければ、ステップ2には絶対進めません。
ステップ1をクリアしていない内に、ステップ2を考えるのは机上の空論なのです。

 

 

 

さて、トレードの上達過程もこれらのスポーツが上達するようになるのと

理屈は同じです。真っ先にやることは、基礎の技術の習得です。

 

トレードの基礎技術は3つです。
具体的には、エントリー、利食い、損切です。
この3つがちゃんとできるようになることが大事です。


メルマガなので簡潔に述べますが、

エントリーでは、テクニカルサインに基いたポジションを持つことが重要です。

 

適当にポジションを持ったり、待つべきところまで待てずに

焦ってエントリーしたりするようならば、
それは「エントリーの技術」がキチンと身についていないということです。

 

利食いでは、自分が決めたリスクリワード比率における
リワードのゾーンに入ってきたら、利食いをしなければなりません。

利食いがうまくできない、いつも見逃してしまうというのならば、
それは「利食いの技術」がキチンと身についていないということです。

 

損切も、自分が決めたリスクリワード比率における
リスクゾーンに入ってきたら、ちゃんと損切することです。
損切をスルーしてしまったり、待ちすぎて傷口を広げてしまうようならば、
それは「損切の技術」がキチンと身についていないということです。

 

・・・こうしたことは、先の卓球における基礎技の習得と同じなのですね。

何十回何百回とこの行為をやっていくことで、
やっと、本番でそれが自信を持ってできるようになってくるわけです。

 


ところが、市場参加者の大多数はこれらの基礎的な「技術」を習得できていません。

自信をもってエントリー、利食い、損切を行っている人がどれくらいいるでしょうか?

ほとんどのひとが、おそるおそるエントリーして、

適当に利食いをしているのではないでしょうか?
おそらく損切一つも満足にできてはいないでしょう。


一口に損切といっても、いろいろな損切がありますよね?

 

エントリーしたあとに、完全に逆行してから切る損切、
相場が停滞したときに仕切り直しで切る損切、
最初は利が出ていたのに、損になってきてしまったときに切る損切、
指標などで不意をつかれて一気に大きく損になったときに切る損切、

 

・・・というように一口に損切といっても、

シチュエーションごとにいろいろな損切の種類があります。
みなさんは、どんなシチュエーションでもしっかりと損切がきますか?


誰でも苦手な損切っていうのがあるでしょう。

たとえばエントリー後にすぐに逆に進んだときの損切はスムーズにできるが、
最初は利が出ていたのに損になってきたときの損切はどうも躊躇してしまう。
といったように苦手な場面というのがあるはずです。


先の卓球にたとえたら、
相手の通常回転の返球に対してのドライブはできるが、
相手の下回転の返球に対するドライブは苦手だ。


というように、同じ技術であってもバリエーションの技術ができていない。
そういう状況と似ています。

 

そうであれば、苦手なシチュエーションの練習を重点的にやっていかなければなりません。
苦手な状況でもキチンと損切ができるようになるまで、損切をする練習を続ける。

 

トレードでは、エントリー、損切、利食いの3つしかアクションがありませんが、
これが相場のシチュエーションごとにスムーズにできるようにならなければなりません。
そこまでが「技術」レベルの話です。

 

これがキチンとできてからやっと、次の段階の「戦術」レベルの話ができるようになるのです。
技術が身についていなければ、戦術=トレードプランも意味がありません。
そのプラン通りに利食いや損切ができないのだったら、

それは絵に描いた餅にしかすぎないからです。

 


というわけでトレードが上手くなるには、まずは基礎技の地道な練習が必要なのです。

何度もエントリー、何度も利食い、何度も損切。

 

いろいろなシチューション別にそれができるようになることが先決です。
いつまでも勝てない人は、結局は基礎の技術が身についていないということです。

 

で、上手くなるにはどうしたらいいかと人に聞くのですが、
「それは何十回、何百回と練習するしかないよ、ひたすら練習あるのみだ」

と言われて不満に思うのですね。

 

彼らはもっと楽をして勝てる方法があるに違いないと思っているし、
そう言われると子供だましのような嘘をつかれているようにも感じるはずです。

 

しかし、ここが肝心なところなのですが、
トレードに勝つということは「結局は、そういうもの」なのです。

残念ながら、何十回、何百回と地道な練習するしかないのです。

トレードの技術も何度も練習して身に着けるものなのです。

 

それはスポーツの技術の習得を考えたらよくわかりますよね。

卓球部の新入部員が、素振りもなんにもしないで、

 

「すぐに試合に出たいのです。

 ところで僕は何の技術もできないのですが、どうすれば勝てますか?」

 

というようなものです。

先輩は何を甘いことをいっているんだ! まずはフォア打ちの素振りから毎日1000回やれよ!
と新入部員を怒鳴り飛ばすはずです。誰だってそうなることはわかるでしょう。


しかし、これがトレードになると、
知らず知らずのうちに誰もがそんな態度の大きな新人君になってしまうのです。

 

自分だけが何の練習もしないで、技術を身に着けてなくても、
なんとなく運や才能で勝てるんじゃないか、なんとなく上手くいくんじゃないか・・・

市場に参加すればたちまちそんな誇大妄想にとりつかれてしまう。
自分の練習不足を棚に上げて、うまく勝てないことをただ不満に思う。
そしてトレードの面白さがわからない内に諦めていく・・・


地道に技術を習得する必要があるといっても、
トレードの技術はスポーツに比べるとシンプルです。
やることはそんなに多くありません。

 

デモトレードで練習していけば、
3か月くらいでスムーズなエントリー、利食い、損切はできるようになってきます。

 

本番のトレード中で、エントリー、利食い、損切がうまくできないのならば、
それは単純に練習不足で技術が身についていない、

だから自信をもってやれていないということです。

 

だから、ひとつひとつの技の精度を練習で上げていきましょう。

そしてその3つが高い精度でできるようになってくれば、
トレードは俄然と面白くなってくるはずです。

 


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| - | - | 09:57 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革120 トレードの「やる気スイッチ」

※次回メルマガ19日発行予定でしたが、

 先週は大相場が続き執筆に時間が取れなかったため

 週末6月26日に発行いたします。ご登録は下記から。

 

 

いままで哲学をテーマにメルマガを書いてきましたが、
今回からは、トレードを冷静に行うための、
メンタル調整のテクニックについて、しばらく書きたいと思います。


今回のテーマは、「トレードのやる気スイッチ」です。


トレードビギナーの内は、練習では冷静にトレードできていたのに、
いざ本番になると、相場の動きに翻弄されて、なかなか練習通りのトレードができない。
いつの間にかだらけたトレードをしてしまい、負けてしまう。
・・・という悩みがあると思います。


それはトレードの「やる気スイッチ」が押されていないからです。


ちょっと前の学習塾のCMで、普段だらけた学生が、
背中の「やる気スイッチ」をパチンと押すと、
猛烈な勢いで勉強を頑張るというものがありました。

 

この「やる気スイッチ」なるものは実在していて、
このCMのように普段は押しにくい場所にあるのだと私は思うのです。

「やる気スイッチ」は実在する。そんな例をいくつか挙げてみましょう。

 

 

あなたは薬学における「プラセボ」(プラシーボ効果)をご存じでしょうか?

 

薬効的な効果がなにもないのに、
これを飲めば腹痛が治るという薬を患者に飲ませると、実際に腹痛が治ってしまう。

このプラセボ効果は、迷信と思われるかもしれませんが、
現在も新薬の開発には必要不可欠なものです。

 

新しい薬を開発する場合は、それと比較する薬がないので、
必ず偽薬(プラセボ)を用いてデータを取り、実薬と偽薬の比較をします。

すると何の効果もない偽薬を投与したグループの2割くらいにも、
実薬を投薬したグループと同様の効果が表れるのです。

 

さらに興味深いのは、実薬の副作用(ノセボ効果)も現れることです。
負の効果も偽薬で再現されてしまうのです。

このプラセボ効果は、科学の発達した現代でも謎のままです。
いまだにどうしてそんなことが起こるのか、ハッキリとはわかっていません。

 

しかし、実際に効果があるので、試薬段階で活用されているのです。

最近の研究では、どうやらプラセボが、人間が潜在的に持つ免疫力を活性化させる
スイッチ(きっかけ)になっているというがわかってきたそうです。

普段は寝ている免疫群が、プラセボというスイッチ、
いわばきっかけによって叩き起こされる。
それによって、実際に治癒力が向上するということです。

 

ちなみに副作用が起こるのは、そのスイッチが部分的にオフになるからでしょう。
呑めばせきが出る副作用があると聞けば、
のどの部分の免疫力スイッチがオフになり弱くなる。
すると、偽薬でも実際にその効果が現れるというのも頷けます。

 

 

プラセボと同様に人間の潜在能力(パフォーマンス)を引き出す方法は、
スポーツの分野にもあります。

 

イチローが打席に入る前に、右腕を回し、バットを前に差し出す動作、
五郎丸がフリーキックをするときに忍者のような印を結ぶ動作、

これらはスポーツの世界では「ルーティン」と呼ばれる行為です。

 

はたから見たら無意味に思える動作ですが、
本人にとってはその動作を行うことによって、
心を落ち着かせて集中力を高めることができる。

 

それは練習でやったことを具体的に思い起こすきっかけになり、
本番でも練習と同等以上のパフォーマンスを引き出すための大切な儀式なのです。

 

ルーティンの動作がないと、本番で頭が真っ白になり、
練習でやったことを全部忘れてしまうことにもなりかねません。

つまり、ルーティンによって「やる気スイッチ」をオンにするのです。

 

私の個人的な経験でも、ジョギングをする前に決まったウェアに着替えるのですが、
そのウェアを見ただけで、パブロフの犬のような条件反射で、運動モードになります。

体の温度が自然に上がって、いままでだるかったり眠かったりしたのが吹き飛んで、
体が活発になるのを実感します。単純に言えば気合が入ります。

そういう経験って、みなさんにもありますよね?

 

 

漫画の世界でも「潜在能力の発現」は、いつでも人気のテーマです。

主人公が絶体絶命のピンチに陥ったときに潜在能力が解き放たれて、
圧倒的な能力を発揮して敵を倒す。

 

現在でもこのようなスタイルの漫画がやまほどあることは裏返せば、
実際に人間にそういうことがあるということの現れでしょう。

そんなことが現実に起こらなければ、読者の共感を呼ぶことなんてできないわけですから、
読者にはそういう経験(潜在能力を発現させること)がおぼろげながらもあるのです。

『キン肉マン』ではそれを「火事場のクソ力」と呼んでいました。

 

人間は元々エネルギーを消費しないように、

自律神経によって本来の力をセーブしているといいます。
常に100%の力を出したら骨は折れやすくなるし、ケガもしやすくなります。
だから、そうならないように日ごろは自律神経がリミッターをかけているのです。

しかし、実際の火災現場のような危機的な状況に陥ったときは、
脳にアドレナリンが分泌されて、そのリミッターが解除される。

 

すると、普段出せないような馬鹿力や集中力が発揮できる。

つまり、人間の潜在能力というのは実在しており、
なんらかのきっかけで発現することができるのです。

 

 

さて、トレードでうまく勝てない、ルールを守れないという方は、
この潜在能力を発現させる「やる気スイッチ」を

押すことができていないからかもしれません。

 

もともとトレードで勝てる力はあるのに、スイッチがオフになっているから、
集中力がでない、真剣にやれない、単純に言えば本気が出せていない。

 

勝てるトレーダーは、そのスイッチを押すために、
知ってか知らずか、プラセボ効果やルーティンを積極的に取り入れているはずです。

いくら脳内で「おれはやるぞ! できるぞ!」といったところで、
そのきっかけがなければ、スイッチはオンにならないのです。


あるトレーダーは、毎朝これからトレードする前に、
ルールを書いたトレードの誓約書をプリントアウトして、
それを守るためにサインすることを繰り返す。
その「儀式」によって、練習でやったことを本番で忘れないようにして、
練習以上のパフォーマンスを引き出すことができるといいます。

 

そんな大げさなものではなくても、朝決まった時間に起きて、
コーヒーを入れて日経新聞に眼を通したときにスイッチがオンになる人もいれば、
パソコンを立ち上げてFX業者のログインパスワードを入力しただけで、
スイッチがオンになる人もいます。

 

みなさんも会社に行って「おはようございます」とあいさつをすれば、
体が活性化する(気合が入り)、集中力が上がり、自然と仕事モードになるでしょう?
この場合は「あいさつ」が「やる気スイッチ」をオンにする儀式的な役目を担っているわけです。

 

ただ脳が「やるぞ! 集中するぞ!」と念仏のように唱えたところで、
潜在的に眠っている集中力やひらめきなんていうものは一向に起きてくれない。
それを起こすにはパブロフの犬のような条件反射が必要で、
具体的にはきっかけを呼び起こす儀式的な動作や習慣が必要になってくると私は思うのです。

 

 

さて、トレーダーの「やる気スイッチ」を押すには、
「トレードの成績まとめ」が良い儀式になると私は思います。

 

その日のトレードの結果をエクセルでまとめ、
一晩寝てから次の日の朝にそのデータを振り返る。
その日に振り返るのではなくて、次の日に振り返るのは、頭を冷やすためです。
時間をおいてから見直すと、客観的に冷静な評価ができるでしょう。

 

そして昨日良いトレードができていれば、今日も良いトレードがやれる、
というモチベーションが生まれるはずです。

 

ちなみに「良いトレード」というのは、必ずしも勝てたトレードではありません。

ルールに準じて、利を取りこぼさずにまた強欲にならずにしっかりと取れたり、
危険を察知して早々と手仕舞いができたり、
じっくりとタイミングを計ってからエントリーができたり、
というように相場に翻弄されずに自分のトレードスタイルを貫くことができた。

それがまさに「良いトレード」です。

 

私の場合はこうした良いトレードの記録を振り返ったときに、
「やる気スイッチ」がオンになります。
今日も焦らず欲張らずに冷静にがんばろうという気になれます。


さて、あなたはどのタイミングで、
トレードの「やる気スイッチ」がオンになるでしょうか?

 

あなたがトレードのモチベーションをアップさせる瞬間はどこにあるかを考えてみて、
それを見つけたらその行為をルーティンのように儀式化してみましょう。

 

これはいつでもトレードを冷静にやるために、自分なりの「型」を作るということです。
調子が悪くても、いつもその「型」から入ることを考えてみてください。

 

「それさえやっておけば、冷静にトレードができる」
「それさえやっておけば、いつでも調子よくできる」

 

「それ」というのが、プラセボ効果における偽薬的な役目になるのですが、
迷信というわけでもなく、実際にトレードを調子よくやるための
メンタルマネージメントになるはずです。

 


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| - | - | 11:36 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革119 物事の本質に向き合うことが、成功への最短距離
これまで哲学についてのお話しをしてきました。
ここで改めて哲学を学ぶ意味とは何なのかを考えてみましょう。

哲学は、学問の王様であると私は思っています。

車にたとえたら、哲学以外の学問はいわばパーツ部分であり、
そして哲学はエンジンなのです。

学校の勉強をまじめにやって、ペーパーテストで良い点を取っても、
そのままでは社会に出てから何の役にもたちません。
最後にその学んだことを、自分の頭で活用しなければならないのです。

ただ、学んだだけでは、それはただのデータ、ただの知識です。
そこにエンジンを加えて、知識を知恵に昇華させるのが哲学の役目であるしょう。

つまり、「自分の頭で考える」というのを教えてくれるのが、
哲学という学問であり、それがまさに哲学の本質なのです。



しかし、哲学を巡る現状はとても皮肉なもので、それを学ぶ人や
当の哲学者たちですらも自分の頭で考えない人がたくさんいるのです。

たとえば哲学者のカントとはどういう人で、
どんな行いをしていて、彼はこういうことを考えていた。
といった、ただその人の思想を紹介するだけで終わってしまう。

こうなると自分の哲学を作り出さない、
ただの「哲学者に詳しい人」になってしまうのですね。

哲学の偉人を研究することは、「哲学」の本質ではありません。
それは「哲学史」の本質でしょう。

重要なのはカントはこれについてこのように考えていた。
そこからヒントを受けて、では自分はそれについてどう考えるのか?

と、一歩進んで自分なりにオリジナルなものをひねり出す、
自分の人生を豊かにするために、自分の哲学を築き上げることができるのが、
本当の意味での「哲学者」であるはずです。


しかし、多くの人は、
この哲学の本質からズレたところで堂々巡りしてしまうのです。

自分の頭で考えられない場合は、
ただの哲学に詳しい人になり下がってしまいます。
こうした人と議論をしたところで、

「あなたのカントの解釈は間違っている」とか、
「そんなことはカントはいっていない」とか、
「〇〇についての定義というのはそもそも○○であるべきだ」とか、

このような不毛な議論にしかなりません。

それは哲学史の研究者同士でやればいいことです。
哲学の研究者になっても多くの人にとっては意味がありません。

要はその哲学のエッセンスが、
どのようにして自分の人生に役立てられるかどうかが肝なのですから。



このように本質からズレたところで「がんばって」しまうことは、
生きていく中でたくさんあるでしょう。

たとえば学校で卓球部に入った少年がいるとしましょう。

彼が卓球で強くなりたいのならば、基礎的な技術を身に着けることです。
サーブ、レシーブ、ドライブ、スマッシュなど、基礎技の能力を向上していく。
そして、自分の筋力を鍛えて、より力強い球を打つことです。
それが卓球で勝つための本質です。

基礎技を身に着けるのは、ひたすら地道な訓練が続きます。
その訓練に向き合えない人は、すぐに脇道にそれてしまうのです。

そんな人たちにとって好都合なことに、
卓球というスポーツには、いろいろなラバー(用具)があります。

ラケットに張るラバーによって戦型が変わるのではありますが、
脇道にそれた人は、そのラバーの良し悪しに執着するようになります。

一流選手が使っているラバーを張れば勝てるに違いないとか、
日本製のラバーが最強だとか、いやいや中国の粘着系ラバーがいいんだとか、
他の人が使っているラバーの性能にケチをつけたりする。
単なる用具マニアになってしまい、本質からズレたところで不毛な議論が進行していく。

このように物事の本質からズレたところで「がんばって」しまうと、
目的達成の大きな回り道になってしまうのです。

ラバーの良し悪しが影響するのは、上級者になってからです。
上手い人なら弘法筆を選ばずで、ボロボロのラバーを使ったって強いのです。

なぜならば上手い人には訓練によって身に着けた「自分のスイング」があるからです。
だから、試合でもラバーなぞお構いなく全力で自信を持って打球してくるでしょう。
「自分のスイング」を身に着けていない人はラバーを最新のものに変えても、
それを身に着けている人にはかないません。



というわけで物事の本質を為すためには、
ただひたすら、その本質と「向き合う」ことです。


哲学ならば「自分の頭で考えて自分の哲学を作る」こと。
卓球ならば「全力で打球するために自分のスイングを身に着ける」こと。

それにひたすら「向き合う」ことが、成果への最短距離です。

しかし、物事の本質に向き合える人は少数なのです。
多くの人はそこから逃げてしまって、無駄な時間を費やします。

なんでもそうですが本質というものは、
本質ですから無駄なものが一切ありません。

それはガッチリしていて、融通がなく、反論のしようがない姿をしている。
まるで目の前にある大きな岩のようなものです。

その岩を乗り越えていくには、結局は自分の力で乗り越えていくしかない。
それは地道な正攻法でしか乗り越えられないものです。

何の道具も使わず、自分の手と足で登らなければならない。
これが誰にとっても、とてもしんどいことなのです。

で、この岩に向き合うのがとてもしんどいので、脇道にそれる。
岩を登ろうとせずに、岩の周りにとどまって別のことをやりだす。
すると不毛な堂々巡りが始まるのです。


これはトレーダーにも言えることですよね。

トレードも勝つための本質というのは、
相場の動きに併せて自分のポジションを機敏に持ち変えて、
利食いと損切を繰り返しながら、コツコツと利益を出していくということです。


私はそのために「100戦トレード法」というのを提唱しています。

↓参考ブログ記事↓
http://blog.homing-fx.com/?eid=1520609

こうしたトレーニングを続けていって、
100回ごとにトレード成績を出して客観的に振り返る。
そして正しいトレードができているかを反省し、
次回は1pipsでも上積みして、成績を増やそうと努力をしていく。
上手くなるにはこうした地道な練習の積み重ねをやっていくしかありません。


でも、これを実際にやるのは、しんどいのです。

パソコンに張り付きながら、
紆余曲折する相場の動きに負けずにどこまでもついていこうとする粘り強さや、
損切を躊躇なく行える決断力など、地味な要素の積み重ねになっているからです。

たいていの人は、これをやり続けるのがしんどくて、めんどくさくなります。
そして、別のことをやりだすのです。

頻繁に業者を鞍替えしたり、
テクニカルツールマニアになったり、
ファンダメンタルマニアになったり、
システムトレードに走ったりする。

そしてそれらについての不毛な議論を展開する・・・

目の前の登らなければならない本質の「岩」にいつまでも向き合わずに、
本質からズレたところで「がんばって」しまうのです。

本質の巨大な岩から逃げ出さずに、カメのようなのろさでも、
一歩ずつ自分の力で登ろうとする人が、結局は強いのです。

そして岩を登った人から教えを乞うても、たいていの人は実践ができない。
なぜならば、それは身も蓋もない地道な方法であるからです。
多くの人は、それはとてもしんどいのでやりたくはない。

で、脇道にそれる。もっと楽な方法はないものかと、
本質の岩の周りをウロウロしながら、延々と不毛なことをやってしまう。

私も何度も何度も脇道にそれて無駄な時間をかけてきました。
そして気づいたのです。

物事を為すためには、その本質の岩をショートカットする方法はなく、
その目の前の岩に向き合い、ただ地道に登るしかないのだということを……




さて、ありがたいことにこのメルマガを通じて、
哲学に興味を持った方がたくさんいらっしゃいました。

改めて哲学を学ぶということは、
哲学史の研究家になることではありません。
「自分の頭で考えることを学ぶ」ということです。

そして「自分の哲学」を築いてください。

それはしんどいことなのですが、日々の生活の中で地道に考えていきましょう。
そして「自分の哲学」を身につけられたら、人生全般が楽になるはずです。

人生が辛いという人は、他人が考えた枠の中で収まったまま窮屈に生きているからです。

自分で必至に考えた自分なりの哲学を持っている人は、
どんなときでも楽しく生きていけるはずですから。


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| - | - | 23:54 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX意識改革118 現象学的トレード思考 その4
前回に引き続き、哲学の現象学を応用した相場の見方を解説します。


それは以下の順序で行います。


1 先入観を排除して現在の相場を観察する

2 現在の相場の特徴=本質を抽出する

3 現在の相場にいる人たちの立場を考えて、
その妥結点を引き出し、相場が上がるか下がるかを判定する



手順1は「チャートを見る前の心構え」の段階。

自分にかかった欲の眼鏡を取り除き、
中立的な視点で相場を見る準備をすること。


手順2は「チャートの現在の動向を判定する」段階。

相場がトレンドなのか、レンジなのか、
それとも乱高下なのかを中立的な視点で見て判定する段階。

そして、手順3は「相場がこれからどう動いていくかを予測する」段階です。
手順1は「事前準備」、手順2は「現状把握」、手順3は「未来予測」となりますね。



●相場を予測することは可能である


一般的には「相場はどう動くかはわからない」と、よくいいますが、
実際に、相場で勝つには相場がどう動くかを予測できていなければなりません。

そう、どんな手法であれ、結局はトレーダー(人もコンピューターも)
相場の動きを予測できていなければ、勝てるわけがないのです。

相場をランダムウォークだと思っている方は、そんなことができるのかとお思いでしょう?
あるいは予測ができれば誰でも億万長者じゃないか、と考えている方もいるかもしれません。


しかし、実際に相場の予測はできるのです。
ただ、それはゼロかイチかではないということです。



「相場はどう動くかわからない」

「相場の未来は予測できる」



この2つは正反対の意見ですが、実はどちらも正しいのです。
正確ではないのです。正確には、



「相場はどう動くかは [完全] にはわからない」

「相場の未来は [ある程度] 予測できる」




という補語が付きます。

トレーダーは神様ではないのですから、相場がどう動くかは「完全」にはわかりません。
でも、直近の動向やトレード経験などから、「ある程度」はわかります。

漁師が天気予報を見なくても、湿気や雲の形や風向きから、
今後の天候をある程度予測できるようになるのと似たものです。
ちなみに天気を読む技は「観天望気」と呼ばれ、相場格言と似た先人の知識です。

相場も「ある程度」は予測できます。
そして、その精度を少しずつ上げていけばいいのですね。


「相場の未来を [60%] は予測できる」


となれば、100回トレードすれば60勝40敗となり、
トータルで勝てるようになってくるのです。


では、予測力を上げるにはどうすればいいか?
それには、いろいろな方法があります。

トレード経験を積んでいけば、自然に予測力は上がっていくでしょう。
テクニカルを使っても、予測力を上げることはできます。
これから話す現象学的思考を使うことでも、やはり予測力は上がります。


これはゲームのように考えていただければいいと思います。

RPGゲームでは、アイテムを装備すると
攻撃力などのパラメーターが上がりますよね。

トレーダーのパラメーターのひとつに「予測力」というのがあって、
それは経験やアイテムによって0%から上昇していくのです。

・1年間相場を経験する度に、予測力が10%上がる
・テクニカルを「装備」すれば、予測力が15%上がる
・現象学的思考を「装備」すれば、予測力が20%上がる

というような感じで、装備(知識武装)をしていって、トータルの予測力を底上げいく。
それが50%を超えてくると、自然と勝てるようになってくるというわけです。

私はメルマガやブログや教材を通じて、
この予測力を1%でも上げる術を解説しているわけです。

今回の現象学を使った知識武装は、けっこう予測力の上げ幅はデカイです。
これは価値の高い装備(知識武装)といえるでしょう。




●現象学とは、他人の立場と気持ちを考えること


改めて、現象学とは、
中立的な立場で物事を見る方法、言い換えれば民主主義的な方法なのです。

ここまでは中立的な視点で、自分の内面の歪んだ先入観や感情を排除して、
物事を正当に客観的に見ることについて話してきましたね。

その考えを今回は膨らませていきましょう。

今までの話は、自分の内面の話でした。
自分の考えが中立的であるかどうかを見抜くための方法です。

今度は、自分の外、つまり他人がどう思っているのか?を考えていきます。

いろいろな人の立場で物事を考え、
そして他者の立場の意見を統計的な思考法でまとめて、その代表意見を考えるのです。



以前に「美人」の本質を現象学のテクニックで取り出しましたね。

美人というのは、人によって定義が違います。

中には太っていることを美人の定義にするマニアックな人もいるかもしれませんが、
「美人を構成する要素とは何か?」を100人に聞いて統計的にアンケートを取っていけば、
端正な顔立ちで胸が大きく、痩せていて、足が長いといった意見が大半を占めるはずです。

現象学を志す者(それを現象学者といいます)は、
いろいろな人の視点・立場に立って物事を考えられるようにならなければいけません。

たとえば政治思想がトランプを支持する人であっても、
サンダースを支持する人の気持ちになって考えることもできる。
自分の主義主張はとりあえず置いておいて、感情を排除して常にニュートラルな視点で、
それぞれの立場の意見を理解することができる。
これができるのが現象学者です。


さて、相場においても、これは非常に大事なことなのですね。

トレードというと、自分が儲けるために他人を蹴落とす
冷酷なマネーゲームだと思っている人が多いでしょう。

これも相場の逆説の面白いところなのですが、
相手のことを考えられない、自分だけ良ければいいという
自己中なトレーダーは、勝ちにくいのです。

相場においても、他人、つまり他のトレーダーのことを、
常に考えなければならないからです。

私がここでいいたいのは、
どこぞのヘッジファンドだとか実需勢力のことを考えるのではなく、
「ポジションごとの他のトレーダーの心理的な立場」を考えるということです。




●現象学的に他人の立場を考えて、相場の未来を予測しよう


トレーダーの思想は千差万別ですが、
相場における「トレーダーの立場」は、原則3つしかありません。

それは、

今、買っている人
今、売っている人
今、様子を見ている人


この3つです。
そして、それぞれの立場に立って物事を考えていけば、
これから相場がどう動くのかが見えてきます。

では、それを問題形式で説明しましょう。


<問題1>

USD/JPYの日足は下降トレンドが続いている。
110円を明確に割り込んでしまって109.50になった。
日足としてのサポートラインは107円とする。

日足基準でトレードをしている
以下のそれぞれの立場の人たちが、どう判断するかを述べよ。

今(109.50より上で)買っている人は、平均的にどうするか?
今(109.50より上で)売っている人は、平均的にどうするか?
今 ポジションを持たずに様子を見ている人は、平均的にどうするか?

そしてこの結果から、相場が今後どう動くか簡潔に述べよ。


<回答1>

今は110円を割り込んで109.50になっていて、さらに下がりそうな気配。
サポートラインの107円まで下がろうとしているわけですよね。

このとき買っている人、売っている人、様子を見ている人が
それぞれ100人ずついるとしましょう。

まず109.50から上で買っている人たちは、どんどん損が膨らむからそれは恐怖です。
戻って来てほしいのはやまやまですが、このまま下がり続けたら偉いことです。
チャートを見ると、明確にサポートラインを引けるのは107円辺りで、
まだまだ下がりそうなことがわかりました。

であれば、損失を避けるために損切するのが大半でしょうし、
ほっておけばロスカットで自動的に損切られてしまう人も増えるでしょう。

100人中30人くらいはポジションと心中を決め込んでいるかもしれませんが、
残りの70人はそこまで持たずにさっさと損切して、損失を防ぐと思います。

なので、買っている人は、平均的に「損切をする」が答えです。

買っている人が損切をするということは、
それは買いポジションを売るわけですから、売りが強くなります。
さらに下がれば、さらに損切する人は増えるでしょう。

次に売っている人たちは、どんどん利益が増えています。
どこまで落ちそうかと考えると107円がサポートラインになっていました。

そこまでいかずに利食いする人たちもいますが、
どんどん落ちている状態なら、急いで利食いすることもありません。

なので売っている人は、平均的に「サポートラインの107円まで売り続ける」が答えです。
売っている人がホールドで売り続けるのだから、売りは強いままです。

最後に様子を見ている人たちは、相場が下がり出したので、
それは売ってくるでしょう。様子を見続ける人や買う人もいるでしょうが、
サポートラインまではまだ間があるし、
下降トレンド相場で今下がっているのだから、売る人のほうが多いはずです。

なので様子を見ている人は、平均的に「売りポジションを建てる」が答えです。

ここまでの答えを整理すると、

買っている人 「買いポジションを損切する」
売っている人 「そのまま107円まで売り続ける」
様子を見ている人「新規で売りポジションを建てる」


となります。

さて、この結果をさらにトータルして考えていくことで、
相場がどう動くかがわかります。

買っている人は、損切をする。つまり売ることになりますね。
売っている人は、まだ売ったままです。
様子を見ている人は、新たに売りを建てました。

つまり、この3者はみんな売っているのだから、
相場はまだまだ下がるといえるでしょう。


このように現象学的に全員の立場を考えたことによって、
これからどうなるかの予測が建てられたことになります。

ちなみに現在下降トレンドであることと、107円がサポートラインであるというのが、
上記の考えの根拠にはなっていますね。

この前提が間違っていると、違う答えになるので注意しましょう。

これらの根拠を明確に見抜くことについては、前回のメルマガで話しました。
民主主義的に大部分の人が「107円がサポートラインだな」と思う場所が、
実際のサポートラインになるわけです。
売買の根拠になるラインを現象学のテクニックで事前に見つけておく必要はあります。


考え方のコツがわかったことで、それでは続けて問いましょう。


<問題2>

USD/JPYがサポートラインの107円まで下がってきた場面。
以下の立場の人たちが、どう判断するかを述べよ。


今(107円より上で)買っている人は、平均的にどうするか?
今(107円より上で)売っている人は、平均的にどうするか?
今、様子を見ている人は、平均的にどうするか?

また、この結果から、相場がどう動くか簡潔に述べよ。


<回答2>

今度は問題1の状況が進んで、サポートラインまで下がってきた場面です。

下降トレンドが明確なサポートラインまで進んだら、
そこで利食いをする人もいれば、新たに買いで参戦する人もいるはずです。

まず今買っている人の立場と心理を考えましょう。
買っている人というのは、ここまでの下落をしぶとく耐えてきた人です。
サポートラインまで落ちたのだから、ここからは反発するだろうと考えて、
この段階に至っては損切する人は少ないはずです。

よって買っている人は「買いを持ち続ける」が答えです。

売っている人というのは、今含み益です。
そして、サポートラインに到達したのだから、反発されては利益が減ります。
だから、多くの人は利食いをするでしょう。

よって売っている人は「利食いをする」が答えです。

様子を見ている人は、サポートラインまで来たわけだから、
今度はリバウンド狙いで買ってくるでしょう。
よって様子を見ている人は「買いポジションを建てる」が答えです。


ここまでの答えをまとめると、

買っている人 「買いを持ち続ける」
売っている人 「利食いする」
様子を見ている人「買いポジションを建てる」


となります。

買っている人は、買いを持ち続ける。
売っている人は利食いする、これはつまり売りを買い戻すということで、買いになる。
様子を見ている人は、買う。

3者の立場がみんな買うわけなので、
答えは「大きなリバウンドが起こる」となります。


どこまでリバウンドが起こるかというのも、
このように現象学的に考えていけばわかってきます。



上記2つの問題は比較的簡単な場面です。相場には難しい場面もありますね。
例えば、こういう状況です。


<問題3>

ついさっきまで109.00円で、107円がサポートラインであったが、
雇用統計が良く吹き上がって、瞬間的に110円になった。

以下の立場の人たちが、どう判断するかを述べよ。


今(110円より上で)買っている人は、平均的にどうするか?
今(110円より下で)売っている人は、平均的にどうするか?
今、様子を見ている人は、平均的にどうするか?

また、この結果から、相場がどう動くか簡潔に述べよ。


<回答3>

110円より上で買っていた人は、
雇用統計までズルズル下がって苦しい思いをしていました。
そんな心理の最中いきなり吹き上がったので、
これは助かったと上がったところで手仕舞いするでしょう。
俗にいう「やれやれ売り」です。
買いポジションを手仕舞うのだから、売りになります。

109円辺りで売っている人は、これは突然流れが変わったので、
急いで売りポジションを損切するでしょう。つまり買い戻しです。
その結果、瞬間的に吹き上がったわけですが、
前述のように110円までくると、そこから上で買っている人たちが、
大勢手仕舞いするから勢いは鈍化するでしょう。

様子を見ている人は、こんな乱高下は怖くて入れません。
雇用統計発表直後に急いで買う人も一定数はいるでしょうが
大半は乱高下が落ち着いたあとの方向性を見極めようと思っているはずです。

答えをまとめると、

買っている人 「買いポジションを手仕舞いする」
売っている人 「損切する」
様子を見ている人「引き続き様子を見る」



これからどう動くかは、

「急騰後は落ち着いてきて、レンジを形成する」となるでしょうね。




・・・とまあ、このように現在の相場の状況に併せて、
買っている人、売っている人、様子を見ている人の3者の考えを想定していきます。

デイトレーダーは、常にこの問題を頭に浮かべておいて、
買い、売り、様子を見ている、この立場それぞれの人が、
まさに今、何を考えて、どう動こうとしているのか?
そして、状況が変わったら、彼らはどう動くのか?
それを常に考えながらトレードをすることが大事なのです。

これが私が提唱する「現象学的トレード方法」になります。


ざっくりいうと、他人がどう動くかを考えて、
では、自分はどうすれば優位なのかを戦略的に考えていく、
ということです。

また、本当に他者がそのように考えているのだろうか?
という疑問はあるかもしれませんね。

でも、我々トレーダーにはそれを検証するチャートというアイテムがあります。
チャートは、他者の選択の結果が統計的に描写された証拠データです。

自分の思考(予想)と、その結果(チャート)をつけあわせていくことで、
他者の立場と気持ちを読む精度は上がっていくでしょう。



ここまで4回にわたって、現象学を応用したトレード方法を解説してきました。
今回でひとまず終わりにいたします。

この現象学を応用した相場解説が、以前やっていた「千草明の相場観」や
このメルマガ冒頭の相場所感となります。

ちょっと文字だけのメルマガではなかなか解説が難しく、
すべて語り切れていないところもありました。

たとえばこの3者の立場による値動きの結果、
ダブルトップや三角持合いなどのチャートパターンが形成されます。
それを併せて理解するとさらに相場の動向が読めるのですが、
なかなかメルマガでは伝えきれない部分があります。
この方法は、いつかレポートと動画にまとめて発表したいと考えています。


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