「FX意識改革」ブログ

 2009年からFXのトレードについて真面目に解説しています。
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# テクニカル解説113 下げ渋りの兆候からその後の展開をイメージする

この記事を書いているのは2月19日(月)の18時00分頃です。

 

先週はUSD/JPYは考えた形での展開となり、急落していきました。ただ考えたより円独歩高のリスク回避という展開ではなくて、またドルだけが叩き売られるという展開でした。開けて今週は、ドルはやや下げ渋りの兆候になっています。今週の動向を見ていきましょう。

 

USD/JPY 日足

日足から見ます。日足はズルズルと素直に下がってきました。ただ、金曜日にヒゲ付きの陽線が出て、今日も陽線が出てきているので、下げ止まりの感がでています。RSIも線が上方向になってきています。この段階で売り手としては、利食いして、また吹き上がってきたときに売りを持つ考えがいいでしょう。様子見は難しいところで、売るのはタイミングを少し逸しています。買うのはやや上がりそうですから、やってもいいでしょう。ただ、そんなに持てないイメージがあります。

 

このチャートは少し上がったところで売られて、図のようなルートで三角持合いに発展する可能性が私の経験則では半分以上あります。ですから、現状からポジションを取って大きな値幅を取ろうとすると、のちの三角持ち合いに巻き込まれてしまい、長い間ポジションを持たされたあげくに、どちらに進むかわけがわからなくなるというような状態になってしまいます。

 

このように動いたチャートで新しいポジションを持つときは、なるべく大きく動いたところで逆張りをすることです。私は売りたい派ですが、売りたいのなら、RSI50%くらいまで戻ってきたときにカウンターで売りを持つという感じです。赤線を引きましたが、なんらかの拍子でこのラインまで戻ってくる可能性はあります。ですから、売り派としてはこのラインに近づくまで様子を見たいというところです。まあここまでは戻らずに、垂れてくる赤線に叩かれてくるかなとは考えていますが。

 

その展開を頭に浮かべた前提で、今買うのは良いでしょう。1円くらいは戻す可能性があります。ただ、いつでも急落のリスクがあるから、上がったら損切ラインを上げて損を失くしていく工夫は必要ですし、上がったらいつまでも持たずにさっさと利食いすべきでしょう。

 

USD/JPY 4時間足

4時間足も安値からの一時的な反発が示唆されている形です。ピンクの線の上に乗ってきています。このピンクの線に支えられるようになってきたら要注意。それは次のタイミングでゴールデンクロスが起こることになるからです。ゴールデンクロスが起こると、長い時間、高値圏で張り付く可能性は大。まあ、高値といっても、107円後半くらいまでかなとは思いますが。ゴールデンクロスが起こった場合は、短期的に買える展開にはなります。アドバンスドホーミングFXでいうと手法Bルール。これは安値からの反発を取る今の状況ですが、+2σに注意しなければなりません。白い○で囲みましたが、+2σ線がこのあと垂れ下がってきて、反発後のロウソクに当たるようなポイントがあるでしょう。売り手ならそこで売りです(ちなみにそれが手法Bリバーサルです)。反対にこのチャートピンクの線を割ると反発終了です。短期筋の買い手はピンクの線が生命線ということは覚えておいてください。

 

なお、茶色線から売るのはどうかというと、まあ一時的には少し下がるかもしれませんが、茶色の線の角度が緩くなってきているでしょう? これが平行になってきたときにはレジスタンスとしての力はなくなっていますから要注意です。ピンクの線が上に向いてくると、必然的にその形になる。ですから、茶色線からの売り狙いは微妙な所です。まあ売ってもいいのですよ、抜かれたらすぐ逃げるという前提が必要ということです。

 

このように「チャートが今後どのように動いていくか?」それをイメージして予測をし、どうなってきたときにエントリー・クローズするのか?を考えることが肝心です。

 

USD/JPY 1時間足

1時間足は、前述の4時間のチャートの未来形のようです。こちらは底から反発後はピンクの線に支えられ、ゴールデンクロスが起こって高値に張り付きました。aで、垂れ下がってきた+2σ線に叩かれて下がりましたが、茶色線に支えられたことで上値を伸ばしてきています。aから売るのは間違いではないです。実際下がっていますから損にはなっていないでしょう。ただ、そのあと反発が来ているのですから、aから売っていたら、同値で諦めて撤退して、赤線のレジスタンスを抜いたことを根拠に買い手側に回る必要があります。MAが右上に傾き出しているから、しばらく上昇トレンドが続く可能性があります。ピンクの線を頼りに短期的には買っていく展開になりそうです。今夜から早朝まではその傾向になるかもしれません。しかし、ある程度上がったところで、RSI70%からは頭打ちとなり、明日の夕方くらいからはまた崩れ出すのではないか?と考えることができます。

 

まとめると今夜から明日午前中くらいはドルは一時的に反発しそうな状況です。今週前半はやや下げ渋る形になりそうです。ドルが反発すれば、ドルストレートは下落するのが今の相場のパターンですから、クロス円は伸びないでしょう。USD/JPYが上がってもクロス円は落ちる展開も考えられます。単純なリスクオンやオフはなく、ドルと円のシーソーゲームですから、そこに注目して展開を考えていきましょう。

 

 

※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください

 

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| - | - | 18:24 | category: テクニカル解説 |
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