さて、USD/JPYの動向ですが、これまでの記事で書いたようにダブルトップ展開になりつつあります。今後の動向を日足から見ていきましょう。
日足
日足は112円が天井ラインとなって下がってきました。前回書いたようにダブルトップの形になりましたね。現状は、ダブルトップの途中であり、ネックラインと呼ばれる赤線の攻防になっています。112円から110円まで2円落ちてきたわけですが、このネックラインを抜けると、さらに2円落ちて、108円まで下がっていくようになります。よって、中期的な展望としてはそこまで売り検討になります。ただし、RSIも30%に到達しているため、短期的にはこのラインで半月くらいもみあってから落ちるかもしれません。現状から売るのは、遅いといえるでしょう。今から入るのなら、赤線を割り込んでから売るか、あるいは1円くらい戻したところで売るべきです。一方で赤線やRSI30%から買うのはどうか? 買っても別にいでしょう。ただし、この場合は赤線がサポートという根拠から買うので、割れたら撤退しなければなりません。
4時間足
4時間足は完全な下降トレンドです。ジリジリ落ちてきているので、最後に強い陰線が出そうではあるのですが、日足で引いたサポートライン付近です。こうした強いラインのところでは急な変動が起こりやすいものです。図のような一時的な急騰が起こりやすいでしょう。それが起こったあとは、叩き売られる展開になると思います。ですから、現状から売るのはリスクであり、茶色線辺りまで戻るのをまってから、戻り売り狙いがベターとなります。買うのはどうか? 先ほども書きましたが、赤線をサポートという根拠で短期で少しのリバウンドを狙って買うのはいいでしょう。ただし、根拠がなくなったら撤退しなければなりません。
まとめると中期的には108円くらいまで落ちそうな気配。しかし、短期的には110円半ばくらいまで戻ることを考慮して、戻り売り狙いとなります。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください