# FX上達のヒント 「相場のサイクルを理解する」
2010.07.31 Saturday
今日からホーミングFXのチャートで相場解説していきますm(_ _)m
ドル円の4時間足は、先月から今月半ばまでは比較的簡単な相場でしたが、今週になってサイクルが簡単から難しい相場に変わってきたと思います。
まず、6月半ば〜7月前半は、とてもわかりやすい相場でした。
もう見た感じ完璧なトレンド相場です。あまりジグザグに動いておらず、一方向にすんなりいっているのがわかります。こうした相場は積極的にトレードをしたい相場です。利益は簡単に得ることができます。
その後の7月半ば〜現在ですが、
トレンド相場が崩れたあとのダブルトップの場面。これは、トレンドラインブレイクからダブルトップが形成されるというのをそのままプランにして挑めばいいので、ここも毎日相場を見ているトレーダーなら簡単に展開が予測できた部分です。実際、このブログで描いた展開はズバリ当たりました。
しかし、ダブルトップのフォーメーションが終わったあと、サポートで持ちこたえたため、相場が混沌とした展開になりました。ホーミングFXとしては、手法2のパターンなのですが、かなり乱高下が厳しく、私も2日前のカチ上げで、一旦上に抜いてくるか?と、判断をせざるを得なかったところです。
結局あの上げはオーバーシュートになり、日足のトレンドラインの効力が発揮された形で下げがきました。私も前回記事のサポート割れですぐにプランを修正して遅れて売りに乗り利益を得ることができました。
ただ、この2ヶ月のチャートを見て良くわかるとおり、最初の1枚目のほうが簡単な相場で、2枚目の相場は乱高下している難しい相場です。4時間が乱高下しているということは、短期はすごい乱高下です。トレンドフォローでいくと往復びんたの嵐です。このようにいまの相場状態がどういう状態なのかを把握して、難しい相場は休むか取引量を減らすべきです。
ボー・ヨーダーの「トレーディングエッジ入門」で、もうけられる期間=ペイアウトサイクル、もうけられない期間=ペイバックサイクルといっていますが、つまり、ここで説明したことです。
このサイクルが交互にくるのが相場の常なので、常にわかりやすい相場で取引をするのが理想です。なお、このサイクルが切り替わるのは、ホーミングFXでいうところのトレンド転換点で切り替わっていますし、また、タイム分析でも切り替わっています。
さらにいうと、このサイクルは、通貨を変えてもありますし、時間軸をかえてもあります。いまドル円の日足は簡単ですよね。下がっていくトレンド相場です。しかし、短期相場は非常に乱高下をしている難しい相場になっています。このようにわかりやすい通貨、わかりやすい時間軸でたえずトレードをするというのもひとつの手です。
システムトレードが大幅なドローダウンが避けられないのは、同一のロジックでは、このサイクルを乗り切れないからだと思います。難しい区間でかならずドローダウンになります。
裁量であれば、経験を積むことで、難しい相場は回避できるようになります。そのあたり気をつけてトレードをしてみるといいと思うのです。
私がトレードプランの記事タイトルに「簡単」「やや簡単」「やや難しい」「難しい」とつけているのは、つまり、このサイクルのことです。円を描くように循環をしているのです。
※使用手法:短期裁量トレーダー勝利のバイブル!【ホーミングFX】
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