# FX上達のヒント 誰でもトレードで「勝てる」ようにはなれる
2013.03.30 Saturday
私は1年以上前にアドバンスド・ホーミングFXというFXの教材を書きました。
その後、特に売る努力はせずにほったらかしたままだったのですが、
雑誌に掲載されたり口コミなどで伝わったおかげか、
いまでも購入される方が跡を絶たず、私も反響の大きさに驚いています。
この教材を読むことで「勝てる」ようになるのか?
と誰もが疑問に思うでしょう。
私は「努力さえあれば、勝てるようにはなりますよ」と答えてきました。
それを聞いて初心者の方ならば、次にこういう疑問が当然のように浮かぶかもしれません。
「勝てるなら、それで億万長者になればいいのではないか?」
「教材を読むことで誰もが、大もうけできるのは、おかしくないのか?」
と。
おかしくはないです。
なぜなら「勝てる」と「どれくらい儲けられるか」は別モノなのですから・・・。
■「勝てる」ようになるための道筋
具体的な話をしましょう。真面目な話です。
教材を購入して実際に「勝てる」ようになった方はたくさんおられます。
「勝てる」ようになった方に共通しているのは、
1 リスクリワードを決めて、利食いと損切を繰り返すことができる
2 トレードの練習を100回1セットとして、3セット以上地道にやれている
3 あくまで自分の「器」の範囲で、トレードができている
といった特徴があります。
まず、1ができないと、トレードは絶対に勝てないのですが、
私は、これができない人がほとんどだと思っています。
つまり、みんな損切が満足にできないのです。
損切したくないから、塩漬けで戻るのを待つ。
それでやられてしまっています。
なんで損切ができないのか?
それは自分の器以上のお金を運用しているからです。
逆方向にいったときに金額が大きくなって、損切が決断できなくなる。
そうなれば、トレードはそこでオシマイです。
だから勝つには、損切ができるようにならなければなりません。
現在の運用額で損切ができないのなら、運用額を落とすしかありません。
それでも損切ができないのなら、デモからはじめるしかありません。
自分の未熟さを最初に受け入れるしかないのです。
傲慢な人は絶対勝てないです。
お金持ちになりたいから大玉を転がす。
そして大金の損切ができないから、トレードにならずに負ける。
その繰り返しで退場してしまいます。
「自分はトレードもド下手で、満足な額も運用できない」
プライドを捨ててその境地になれたら、
そこからがスタートです。
■練習による上達
利食いと損切がポンポンと苦なくできるようになったら、
トレードの練習は次の段階に進めます。
詳しくは教材を読んで欲しいのですが、
100回1セットとして、練習をして、
100回やったときの成績を出します。
初心者の方の場合は、相場観が身についてないですから、
ハッキリいって最初の300回は満足に勝てないでしょう。
負けが続くと嫌になってあきらめてしまう人が多いのですが、
まあ、それはふるい落としと思ってください。
素人がそんなに簡単に儲けられたら、プロの商売上がったりです。
そこから一歩先に進めた人は
100回トレードを続けていくに従って、上達を実感することができるでしょう。
個人差はありますが、
300回目くらいからだんだん負けなくなって、
500回目からは少しづつ勝てるようになってくるはずです。
成績をグラフ化してみれば、
最初の300回は明らかに下降トレンドですが、そこから底打ちになり、
そして、500回くらいからはUの字を書くように成績が向上していることに気づくのです。
この段階になってくると、
ホーミングFXのテクニカルルールは特に必要がなくなってもきます。
その頃には自分の中に相場観が宿り、
それを元にトレードの判断を下すことができるからです。
テクニカルを何ひとつ表示させなくても、
自分の「勘」で売買していれば、勝てるということです。
かくしてあなたはトレードで「勝てる」ようになったのです。
ここまでが、私が教材を通じて教えることができることです。
そして、ここから先は残念ながら私は教えることはできません。
■あなたの「勝てる」には、条件がある。
この段階までくれば、
確かに「勝てる」ようになった、といえます。
しかし、その「勝てる」ようになったのは、一定の条件下のことです。
その条件とは「運用額」のことです。
運用額10万円までなら「勝てる」ようになった
運用額100万円までなら「勝てる」ようになった
運用額1000万円までなら・・・
運用額1億円までなら・・・
運用額が増えれば増えるほど、トレードは困難になります。
損切が大きくなるからです。
1000円くらいの損切なら躊躇なくできていたのに、
それが10万円になったら、できなくなった
あたりまえです。
額が増えれば誰でもシビれてしまって、損切ができなくなるのです。
損切ができなくなれば、トレードが破綻して、そこでオシマイです。
運用額を増やすのは、相場観を鍛えるよりも困難です。
あなたが元々持っている器、
それにプラス 長年の経験が必要になります。
私は運用額を増やすためのトレーニング方法を、
「FXをゲーム化して攻略する方法」という教材にまとめました。
一定額の運用で勝てるようになったら、
運用額を上増しして、次のステージに進めるようにする
運用額を増やして勝てなかったら、ひとつ前の段階に戻る
そんなゲーム的なトレーニング方法を提案しましたが、
運用額を増やすには、そういった地道なレベルアップが必要なのです。
トレーダーは、トレードのゴールを定めなければなりません。
具体的にはいくらまで運用できたらいいのか、
そのゴールラインを決める必要があります。
月収30万円程度稼げるようになったら、
そこでゴールでいいのではないですか?
その程度なら、習い事レベルで実現できます。
音楽の才能がなくても楽器屋のスクールに地道に通えば、ギターくらいは弾けます。
運動の才能がなくても、スポーツクラブに通えば、
普通の人より運動ができるようになるはずです。
そのぐらいの才能と努力で実現できるのが、
月収100万以内の収入でしょう。
しかし、あなたが月収数千万、いや億を稼ぎたい!
と思うのであれば、話は違います。
音楽の世界なら、プロデビューするような才能と努力、
運動の世界なら、国体やオリンピックにでるような才能と努力
が必要でしょう。
トレードで億万長者になるというのは、そういうことです。
ゆえに、誰でも億万長者にはなれません。
でも、誰でも、自分の器の範囲でならば、
勝てるようにはなれるのです。
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