「FX意識改革」ブログ

 2009年からFXのトレードについて真面目に解説しています。
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# 【USD/JPY 売り】 大きく動き始める前の乱高下段階で、急落に注意したい場面。
※この記事は4月29日 火曜日 12時30分頃の見解です。

今週の戦略はUSD/JPY売り、EUR/USDとGBP/USD買い、AUD/USD売り、クロス円ではAUD/JPYやNZD/JPYのオセアニア通貨を売りとしています。GWなので動かなそうにも思えますが、GW明けに米雇用統計があるのでGW中に大きく変動する可能性もあると思います。主要通貨はどれも大きな分岐点に差し掛かっているので警戒していきましょう。

4時間足

先週末は102円を割り込みましたが、月曜は反発の流れになりました。MAのデットクロス後は落ちる→上がる→落ちるという乱高下になります。現在は上がった後なので再び売りがかぶせられてくる局面です。緑のゆるやかな下降トレンドラインは週足上で三角持合を形作る下降トレンドラインです。もし、このラインを抜けて上に進み出すと105円まで急騰していく展開になりそうですが、現状はまだレンジの範疇でここは超えられそうにないと見ています。

緑のラインを手がかりにして再度売りを仕掛けていきたい場面で、次に下落の流れになったら101円中盤まで落ち込むだろうと考えています。ただ、落ちたあとは50pips以上戻す展開が続いているので、デイトレは常に急落したあとは利食いで切り上げるべきでしょう。特にフィキシング近辺の18時や0時のタイミングで急落していったときは、それ以上追わないほうが無難です。落ち着いたあとでは反発が常にあるためです。

一方、買えるポイントとしては101.20辺りの日足のサポートからか、もしくは103円を突破するような流れになってきた場合です。それまでは売り検討とします。

1時間足

1時間足は安値圏から切り返しの流れです。デイトレの場合茶色線以下にあるときに売りを仕掛けるのは流れに沿っているので問題ないでしょう。ただ、MAがゴールデンクロスしてしまったら、それは下降トレンドラインブレイクになるので、売りはここで損切して撤退すべきです。ゴールデンクロスして急騰しても全体的には売りが強いので、RSI70%から売りを仕掛け直せば倍取れる可能性があります。

例えば月曜日に102.00から売りで入り、102.30で損切で-30pipsだとしても、現状から売りで入り102.00まで取れれば+50pipsでトータル+20pipsになります。そうやってコツコツ利を稼ぐのです。もし、さらに上がるようなら、大きく上に進むことになるので、ロングに持ち変えればプラスにすることは容易です。というように勝ったり負けたりしながら、チャンスに乗れたときだけ少し利益を伸ばす。それがトレードで勝つ為のコツです。

<アドバンスドホーミングFXによる解説>

4時間足 トレンド転換

1時間足 トレンド転換

4時間足・1時間足共にトレンド転換中なので荒れた状態になっていますが、このあとでハッキリとした方向性が出てくると考えます。103円に乗せてくるまでは売り圧力が強いと考えます。1時間足のピンク線を割ってきたら売りが優位になりますが、1時間足レベルでは乱高下しているのでスパン長めのトレードで売り続けるか、あるいは5分足ぐらいで10pipsずつコツコツとっていくほうがやりやすいと思います。

※20:05
102.80付近まで上げてきましたが微妙な位置です。中期的なスパンとしては明日になってもこのあたりにいたら、スイングの売りは引き上げようかと思いますが、今のところはまだ売り方針です。いままで1円以内の小動きが長かったので、このあとでそれ以上の変動がくるのだと思います。短期的な上昇の揺り戻しに警戒したいところです。いちおう短期では1時間足のRSI70%に到達したので102.75から売りを入れました。

※4月30日 12:15
昨日のポジションは1時間足レベルで40pipsの値幅を狙っていましたが、先ほど102.35で+40pipsで利食いができていました。

※16:17
102.52と戻ってきたので、また短期で売りを入れました。今度は1時間のRSI50%からの売りです。

※5月1日 0:15
1時間足のRSI30%まできたので102.05で一旦利食いとしました。+47pips。あとはスイングで売りをしているので、短期的な仕掛けは様子を見ます。

09:57
1時間足の茶色線を手がかりに102.27から再び短期で売りました。


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# FX上達のヒント トレーダーのノマド考察

昨今この書籍に代表されるように「ノマド」という言葉が流行しました。元は遊牧民という意味ですが、特定のオフィスを持たずに自由に場所と時間を選んで仕事をする人たちのことを指す流行語です。トレーダーもノマドといえるでしょう。

自由な仕事に憧れを持つ人が多いのか、ノマドという考え方はあっという間に広がりました。朝早く起きて満員電車に揺られて職場に行き、仕事では上司や顧客に振り回され、そしてまた満員電車に揺られて夜遅くに帰る。それに比べて、好きな場所、好きな時間で働けるノマドという人たちのなんと気軽なことか! そういうわけで羨望の対象になっているところがあります。

しかし、ノマドといってもいろいろありますよね。私は「人、場所、時間」この3つの束縛から離れて稼げる人が、真のノマドだと思います。場所は多くのノマドが自由に変えることはできるでしょう。でも時間は実は自由になっていない人が多いと思います。人にいたっては、自由になっているのは極めて少数といえるでしょう。

人とはつまり雇用主ということです。雇い主がいるノマドは、正直なところあまり羨ましいとは思えません。

会社員のノマドなら、給料を会社から貰っている以上、上司や同僚たちと顔を合わせなくてもいいとはいっても、パソコンや電話を通じて一緒に仕事をしなければなりません。理不尽なことがあっても妥協しなければならないし、嫌な人に従がわなければならないこともあるでしょう。結局そこは変わりません。

自営業のノマドでもそうです。それはフリーランスやSOHOといえる形態でしょう。お金を出すクライアントに振り回される仕事であり、自由なのは仕事をする場所だけで、それ以外はまったく不自由だと思います。クライアントに尻をたたかれながら〆切に追われてあくせくカフェや移動中の新幹線の中で仕事をしているようなもので、あまり優雅には見えません。

雇い主がいるノマドで恵まれているのは、非凡な才能がある人でしょう。一流の芸術家や音楽家や温泉旅館などで執筆する人気作家など。雇い主から先生といわれるほどの地位にいる人たちぐらいだと思います。ただ、その人たちは雇い主からの制約はゆるくなるでしょうけれども、人気があるがゆえに時間的な制約は多いと思います。

一方で雇い主がいないノマドというのもあります。これは上位のノマドでしょう。自分一人で社会にコネクトすることができ、社会からいつでも自由に報酬を得ることができるタイプのノマドです。何か事業のオーナーになっていて、世界各地をいつもは旅をしていて、定期的に事業の報告だけ聞いていればいいというような人です。このタイプは人からの束縛もなく居場所を自由に選び、時間も好きなことに使える真のノマドといえます。


さて、トレーダーといえばどうでしょう?

人、場所、時間。この3つで考えてみたいと思います。

まず人。個人トレーダーには雇い主がいません。だから雇い主の都合に振り回されることはないのです。上司もいなければ部下もいない。人に煩わされることはありません。

トレードが他の仕事と異なる稀有な点は「誰にも頭を下げなくていい」ということです。クライアントがいるのなら、当然クライアントに頭を下げなければいけません。人気作家や芸術家であっても、客からお金を貰っているのだから、客に頭を下げなければなりません。事業のオーナーも同様で、顧客からお金を貰っているわけだから、その点は同様です。

しかし、トレーダーは誰一人にも頭を下げる必要がありません。もちろん嫌な人と顔を合わせる必要もない。完全自己完結の世界です。

次に場所はどうでしょうか? これは自由が利きます。インターネットさえできればいいのだから、場所は特定しなくてもトレード可能です。為替市場の中心はアメリカなのだから、日本でトレードするよりアメリカでトレードしたほうが合理的です。欧州時間メインでやりたくなったらフランス辺りでやればいいでしょう。まあ、観光ビザは基本3ヶ月しか滞在はできませんが、イギリスとカナダなら6ヶ月滞在できるしカナダのモントリオールならニューヨークと近く時差もないです。トレーダーでノマドをやるにはいい場所かもしれません。

国内でも暑いときは涼しいところでトレードをして、寒いときは暖かいところでトレードをするというのはできるでしょう。地方は賃貸も破格の安さですし、家具付の気楽に借りれるウィークリーマンションなどもあるから、そういうところを移ろいながらやるのはわりと簡単です。やる気があればこれはまずまず実現できます。

最後に時間。これは裁量トレーダーはいまひとつ不自由です。短期トレードをやるほど時間の制約があります。いつ動き出すかわからない相場とにらめっこの状態になりますから、市場に拘束されることになります。この点では恵まれてはいません。ただ、トレードスパンを長くしたり、ある程度稼いだら誰の許可も必要無く勝手に休めるなど、他の職業よりも時間的な自由は大きくあります。

時間束縛の弱点を完璧に克服できるのは、システムトレーダーです。熟練したシステムトレーダーなら、雇用主不在、場所は不特定、時間も自由(勝手に機械がトレードしてくれる)というすべての点で満点です。完全完璧の自己完結の世界です。よって、理想的なノマドを実現できるのはシステムトレーダーだと結論します。

というように、トレーダーとノマドというのは、相性は高いです。だから、ノマドをやりたければトレーダーという選択肢は合理的です。


あなたは「そんな生活、羨ましい!」と思いましたか・・・?
しかし、その自由を得る一方で、失うものもあるのです。

自己完結的な世界を得る引き換えに、孤独になるのです。

別に孤独でも構わない。嫌な人と顔を会わさず、社会に参加しない世捨て人のような生き方でも羨ましいと皆さんは思われるかもしれません。たしかに気楽ではあります。しかし、反対にいえば、それは人間的な成長がまったくない世界でもあるのです。

別に仕事をしていなくても、気の合う友達と過ごしたり、何かスクールに通えば人間的な成長があるだろうと思うかもしれません。しかし、それらは裏を返せば人生をかけていない居心地の良いゆるい場所だから、そこに居続けても人間的な成長はあまりないともいえます。

職場はといえば、厳しい場所でしょう。仕事は辛く嫌なことばかりだけど、しかし、そこに参加するすべての人が真剣になって本音をぶつけて人と向き合うからこそ、人間的に大きく成長できるのだと思います。だから、辛い仕事が一概に良くないとはいえません。実はカネよりも断然に得がたい人間的な経験値ががっぽり得られているという可能性だってあるからです。

まあ、トレーダーに憧れる方はその点についてもよく考えてください。トレーダーになればノマドは実現できますが、その代償で孤独になり、それに耐えながら生きることは結構キツイことです。だから、専業でトレードしていても、傍らで事業を始めたりする人が多いのだとも思うのです。私がこうして文章を書いているのも、どこかで社会とつながり人間的な成長を補いたいということでもあるのですからね・・・


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# 【USD/JPY 売り】 下落方向に動き出したと判断する。
※この記事は4月24日 木曜日 12時30分頃の見解です。

USD/JPYは次第に弱まってきました。日足を見るとレンジの折り返しが入った形なので、引き続き下落を想定していきます。

4時間足

大局的には緩やかな波を描きながら行ったり来たりする展開です。私が考案したアドバンスドホーミングFX(テキスト40ページ参照)では、このようなレンジ相場の波の振幅を測る方法があります。タイム分析の0を初めのクロス点、1を次のクロス点にあわせます。するとライン2が次のクロス点を予測するのです。0-1は下落局面、1-2は上昇局面、そして2以降はまた下落局面というような形が導きだされます。ちなみにこの方法は私が自分で編み出した分析方法なので、他のネットや本を見てもどこにもありません。ちょっと不思議な方法でしょう?

この方法の利点は、時間的な要素を入れた値動きの予測が立てられるということです。こうした予測を繰り返していくことで、より値動きが読みやすくなる。二次元的な値幅の値ごろ感だけではなく、四次元的な時間を加味した立体的な相場観が自分の中に宿っていくというわけです。

このあとの展開は、現状でMAがデッドクロスをして下がり始めると考えます。いままでは長い間下げ渋っていましたが、ここがクロスをすると月足も陰線中ですし、月末に向けて陰線を延ばす形で動き出すのではないかと考えます。急騰などの急変がない限りは引き続き売りからアプローチしていきます。

1時間足

1時間足は急落後に下げ渋りましたが、下降トレンドラインが引けるようになったので戻り売りのポイントにあります。この下降トレンドラインを上に抜けるとまた回復していく流れになりますが、日足や4時間足の形を見ると厳しそうです。RSIにも注目で50%が壁になっている間は売りがいいでしょう。ただし、30%に近づいてくるとまた強い買いが入ってくるので、短期的な売りはそこまでです。

<アドバンスドホーミングFXによる解説>

4時間足 トレンド転換

1時間足 トレンド転換

4時間足・1時間足共にトレンド転換に入っています。4時間足は堅調でしたが、このあと方向性が転換していきそうです。下落方向とは考えますが、4時間足からはアプローチが難しい場面です。1時間足と5分足の組み合わせで短期的に手法3や手法4を考えながら売りで取っていく形が今の相場状況に噛み合っています。

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# 【USD/JPY 売り】 凪相場で動意がなくなるも下がるのを待ちたい。
※この記事は4月22日 火曜日 12時30分頃の見解です。

USD/JPYはジリジリ上がっている状況ではありますが、ここ1週間大して動かないいわゆる凪相場が続いています。短期なら10pips狙いしかできないのですが、スパン長めのトレードからは引き続き値幅が望めそうな売りを検討していきたいと思います。

4時間足

4時間足はサポートラインを超えたところで、下げづらくなりました。やや相場が安定してはきているので、一時的に103円付近まで上がる可能性もあります。ただ、あくまで買いは短期的なアプローチにとどめて、吹き上がったあとでの売りか、崩れてきてからの売りを検討したいと思います。吹き上がってきた場合はRSIの70%接点からの売り仕掛けになります。それが103.00くらいでしょう。崩れてきてからの売りは、ピンク線を割ってきて茶色線が水平になってきたら積極的に売っていきたいと思います。

そのほか売りのタイミングとしては日足が陰線化してきてからでしょう。日足はレンジなので行ったり来たりが続いていますから、方向転換の瞬間を見極めて売りを検討したいと思います。今月は雇用統計あたりは大きく動きましたが、そのあとは凪相場で私もムリにトレードせずに半ば休業状態でゆったりとしたスパンでやっています。しばらく動きがないようなら、また月末辺りから入ったほうがいいかもしれません。あるいは10pips狙いでスキャルピングをやる感じでしょうか。

1時間足

1時間足は2日間ほど堅調に上がっていますが、一日10pips程度しか動いていません。MAには乗っているのでまだしばらく堅調な状況は続きそうで1時間足からは10pips狙いの買いはよさそうですが、値幅を取るのなら102.35付近のサポートラインから買いを狙ったほうがよさそうです。短期的に高値更新して吹き上がるのなら、その吹き上がりだけ上手く取ってから、103円辺りからは売りを検討していきたいところです。個人的にはそれほど堅調にはならずに、そろそろ弱まりそうだと考えてはいますが・・・

<アドバンスドホーミングFXによる解説>

4時間足 トレンド転換

1時間足 上昇トレンド(不安定)

4時間足と1時間足が上昇トレンド気味になってきたので、しばらくは堅調な状態が続きそうですが、週後半辺りからはトレンドの持続時間も途切れてまた荒れた展開になるのではと思います。動きの少ない凪相場なのでアプローチとしては1時間足のMAから10pipsを狙った買いを繰り返していく程度です。

※14:09
個人的には日足視点から売りを入れて行きます。102.65からは追加で売っています。先週持っていた102.20からの売りもまだ持っています。

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# FX上達のヒント 合理的な考えを捨てると、心が楽になる。
この前市役所にいったときのことです。

窓口が混雑していて、私の担当は研修中の方でした。○○するのにこの書類は必要なのかと聞いたのですが、研修中の職員はわからないようで、隣で別の人を応対している年配の職員に尋ねました。年配の職員が研修中の人に「それは〜」と詳しく説明をしだすと、その職員が応対中だった女性が待たされることになりました。

その女性は間髪入れずに、「こちらを待たせるのはおかしいでしょ。私のは簡単な手続きなのだから、あなたがそちらの方を応対して、研修中の人が私を応対してくれればいいじゃありませんか。それなら両方待たせることもないでしょう」とクレームをいいました。

私はオロオロする研修中の人に「大丈夫ですよ。私は待っていますので、そちらの方の対応が終わったらゆっくり聞いてください」といいました。

確かにこの女性の言い分は間違ってはいません。市役所のやり方もちょっとおかしいところはあったでしょう。この女性の方は「そうすればもっと効率的にできるのだから、柔軟に考えてやりなさい」と合理的にいうわけです。まあ、確かにそうすれば私もその女性も待たされずに済むのでしょう。


またスーパーにいったときのことです。

レジが混雑していて、行列が出てきていました。私は普通に並んでいたのですが、レジに並ぼうとする人は、一番空いているところを探して並ぼうとしました。そして、並んだら並んだで「どうしてこんなに大勢並んでいるのに、休止中のレジが多のだ!」「客をこんなに待たせるのはおかしい」「早くレジを開けろ」と小言をいう人がおりました。

そして、店員が駆け足でレジを開放すると、さっさっと急いでそちらに並び「遅いよ!」と店員に文句をいって、会計を手早く済ませました。その方はそれで満足したのだとは思います。私はといえば、別に急がずそのままその列でのんびりとしていました。

確かにこのお客の言い分は正論ではあります。客を待たせる店の配慮が足りないといえば、まあそうなのでしょう。


このような出来事って、日常的によくありますよね。そのつど人は「合理的」に物事を解決しようとします。○○したほうが効率がいいだろう、とか、○○はおかしい、○○すべきだ、と考えます。そしてそれは、まあ「合理的」な正論ではありますね。


でも、私の考えはそうした合理的な人たちとは、まるで違います。
私はいつもこんな風に考えています。

「人間機械じゃないのだから常に合理的にできるわけもない」し、
「世の中なんでもかんでも自分の思い通りにいくわけがない」と。

そもそも人間って、機械みたいに動けません。無駄がとっても多いしミスも失礼もたくさんあります。そういうものだと認識したほうが、日常生活においてイライラせずに済みます。

そして、世の中は何でも自分の思い通りにはなりません。むしろ思い通りにならないことだらけです。理不尽なことはいろいろありますが、そういうのを全部ひっくるめて、世の中まあそういうものです。

世の中そんなものだと思えば、気が楽になりますし、怒ることも減ります。怒ることが減れば、無駄なエネルギーを使わずに済みます。無駄なエネルギーを使わずに済めば、それは別のもっと有意義なことに使えるようになります。


こと相場においても、合理性を求めるのは、不毛なことです。
相場もまた自分の思い通りにはならない世界だからです。

こうした世界で怒らずに過ごすには、どうすればいいか?

それは半分程度思い通りになれば御の字である。
と考えるべきでしょう。

スーパーのレジ待ちの場面にしても、

思い通りの100%    待たせずに対応してくれる。
思い通りの50%  客を待たせるけど、会計はしてくれる。
思い通りの0%        店員が帰ってしまって、長時間ほったらかしにされる。

こんな感じで、50%ラインであれば、私は怒ることはしません。まあ0%だったとしても逆に「このお店、コントみたいでちょっと面白いぞ」と楽しくなるかもしれません。期待以下だったときもユーモラスに考えて、笑うことはできます。そのくらい心の余裕をいつも持とうと思っています。

相場においても、こんな心構えでやれば、怒ることは少なくなります。
なんでもかんでも合理的にはできない。
100%自分の思い通りにはいかない。
それが世の中であり、また相場でもあるのです。

自分の合理性を世の中や相場に押し付けない。そうすると心が楽になります。
ストレスがなくなり、逆に物事が上手く運ぶということです。


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