「FX意識改革」ブログ

 2009年からFXのトレードについて真面目に解説しています。
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# FX上達のヒント 「初心者と上級者はトレードの熱量が違う」
前回のコラムでは「勝ち負けにこだわる」のではなくて、
トレードの「内容にこだわる」べきだと書きました。

今回は「内容にこだわる」ということについて、
もっと掘り下げていきましょう。


初心者と上級者では「こだわる」度合いが違います。
それは「熱量」が違うといってもいいでしょう。

上級者トレーダーの「こだわり」は執拗であり、徹底的です。

トレードプランを練りに練って、
損切と利食いの場所を事前に決めて、
エントリーはテクニカルツールに注目して慎重にタイミングを計り、
そしてエントリー後も相場の監視を続けていき、
有利になったら利を伸ばし、不利になったらすぐに逃げて、
チャンスがあるのなら何度もトライを続けていく。

というようにトレード内容にはとことんこだわります。
ひとつひとつの行為にはすべて理由があります。
ロングでエントリーするのは「こういう理由があるから」と説明ができます。

一方初心者はといえば、
適当にポジションを持って、逆に進んだら放置で耐える。
思惑通りに進んだら、適当に利食いをして、また適当なところで相場に入る。

というようにトレード内容にはこだわりません。
あまり考えてないのです。すべて適当なのです。

これだけ見ても、ひとつひとつの行為の「熱量」が違うことがわかるでしょう。
上級者はひとつひとつの決断にこだわる。
これでもかこれでもかというようにこだわり考え抜いている。
ひとつの行為にエネルギーを集中させる。そのため熱量が上がっていく。

初心者はといえば、トレードの内容にはこだわらない。
ひとつひとつの行為は適当であり、そこには熱量がない。
熱量がないから薄っぺらなものになっている。つまり、濃密ではない。


プロフェッショナルというのは、細部に込める熱量が非常に巨大なのです。

たとえば木の絵を描くとしましょう。
初心者はパッと見て、あまり考えずに見たまま描くだけです。

プロの画家は、徹底的に対象を観察します。
光がどの角度から当たっているのかはもちろんのこと、
この木は若いのか、それとも老いている木なのか、
立っている場所はどうか? その木にとって心地いい場所か、あるいは悪い場所か。
風にあおられているのか? 風はいつもどの方向から吹いているのか?
葉っぱはどうだ? 生い茂っているほうか? 鳥は止まりやすいか?
土の状態はどうだ? 湿っているのか乾いているのか虫が暮らしているのか?

というように対象を見て、見て、見て、あくなきほど見て、
その対象を観察し抜いてから描きます。
そして描くときは、筆の一振り一振りすべてに意味があります。
木のしわを表現するために、一振りごとにタッチや筆力を変えている。
老いた木の印象を出すために色合いを細かに変えている。
そうして筆の一振りに熱量を込めていくのです。

あるいはカラオケで歌を歌うとしましょう。
初心者は音程を保つことを意識しながら、画面に出てくる文字を追いながら歌います。
自分が気持ちよく歌えればそれで満足です。

プロの歌手は違います。
プロは一言一言に音程はもちろんですが、その歌詞に命を吹き込みます。
愛しているという歌詞には本当に愛を込めますし、
淋しいという歌詞には淋しいという想いを込めます。
一言一言その想いが人に伝わりやすいように歌うことに集中するのです。

あるいは、ブログを書くとしましょう。
プロのブロガーは一字一句、間違いはないかはもちろん、その言葉でうまく伝わるか?
その文章の構成でちゃんと意味を伝えられるかを何度も繰り返し見直します。
「。」や「、」の句読点や改行や行間を開けるポイントにいたるまで、
その位置が読み手に取って最善かを熟孝します。
私も最低このコラムの記事は10回は見直して、何度も書き直しています。
そこまでやってもプロとはいえません。まあセミプロくらいが関の山でしょう。


というように本当のプロフェッショナルというのは、
何度も何度も苦なく反復して考えることができます。
この記事でも解説しましたが、
何度も何度も「繰り返してやれること」こそが、
つまりはあなたの才能なのです。

繰り返しの作業によって、その行為に熱量を込めていくことができます。
絵描きなら筆の一振りに熱量を込める。
歌い手なら歌詞の一言に熱量を込める。
書き手なら文字の一字に熱量を込める。

スーパーでよくひと袋千円で、
客にお菓子やお茶を詰め込ませて売る売り方がありますが、
どのお客さんもギリギリまで詰め込むでしょう。
まだいける、まだいけると詰め込めるだけ詰め込んでいきます。
物事を輝かせるにはそのようにやらなければならないのです。
まるでガラス玉を磨きに磨き抜いて宝石のように光らせる。
そうしてできたものが、人の心を感動させる輝きを放つのです。


その分野のプロになりたければ、
ひとつひとつの行為に熱量を込めることです。
それは何にでもいえます。

無意識になっていた所を意識して見ると、
プロが何をやっているのかわかるはずです。

絵を見て「すごいなあ」とただ感動するのが一般大衆です。
美術館に行ってひとつの絵を数分しか見ない。
それではプロが何をやっているのか気づくことができません。

1時間くらい立ち止まって観察することで
プロが何をやっているのか、やっとおぼろげながら見えてくる。

その絵に込められている熱量がわかるようになる。
プロが何を考え、そして筆の一振りごとに何をやっているのかを感じ取っていく。
そうすると「ああ、ここまでやって、こうなっているんだな」というのが、
具体的に理解できるようになる。
そのとき、やっとプロの足元ぐらいにたどり着けたことになるのです。


一般大衆は深く物事を見ません。すべて表層だけ見て満足するものです。
そして表層だけの真似事では、決してプロの域にたどり着けません。

その状態で絵画を描いても三流作品になるのは、当たり前。
その状態で歌を歌っても人の心に響かないのは、当たり前。
その状態で文を書いても人の心に届かないのは、当たり前。

プロはひとつの行為に込めている熱量が初心者とは圧倒的に違います。
ひとつひとつの行為に熱量を込めていく。そこに徹底的にこだわります。

そして、真のプロは徹底的に「内容」にこだわって、
「結果」にはこだわらないのです。

絵画の例でたとえれば、完成した作品が有名な賞を取ろうが、
あるいは評価されなくても、そこにはこだわらない。
結果にこだわると、たちまち世俗にまみれてしまいます。
結果にこだわると、熱量が失われていきます。
すべてが薄っぺらくなってしまっていくものです。

それに結果にこだわる必要はないのです。
内容にこだわれば、結果は良くなる。それが自然の流れだからです。
人事を尽くして天命を待つということです。
人事を尽くせば、物事はいい方向に運ぶものです。


というわけで、トレードのプロも同じなのです。

プロフェッショナルはひとつの行為に熱量を込めています。
トレードの準備、エントリー、利食い、損切、それらの行為一つ一つを
熟孝を重ねた上でやっているのです。
一連の行為を初心者と上級者で比べれば、圧倒的な熱量の違いがあるはずです。

トレードの勝ち負けの結果ではなく、内容にこだわるのが大事だというのは、
つまりはこういうことなのです。


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| - | - | 14:49 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 「 結果にこだわるのではなく、内容にこだわる」
初心者は「勝つ」ことにこだわります。

トレードは勝てばお金が入るのですから、
「勝つ」ことにこだわるのは当たり前です。

儲かれば成功、損すれば失敗。

とにかく結果的に勝てば問題ない。
勝てば官軍、負ければ賊軍である。

その考えであるので
初心者がのぞくファインダーには「勝利」の2文字しか入っておらず。
ひたすら勝つという結果だけをフォーカスし続けます。


しかし、上級者はといえば、
実は「勝つ」ことにはこだわっていません。

上級者がのぞくファインダーには別のモノが映っています。
それは「トレードの内容」です。

上級者は「トレードの内容」にこだわります。
トレードの準備はキッチリできたか?
エントリーはルール通りできたか?
損切はルール通りできたか?
利食いはルール通りできたか?

「トレード内容」が良ければ、勝ち負けは二の次だと考えています。

内容がいいトレードができれば、負けても別にいいのです。
それは「気持ちのいい負け」です。

逆に内容が悪いトレードで、勝つのは良くないことです。
それは「気持ちの悪い勝ち」です。



言い換えれば、
初心者は「お金を儲けたい」と思っているのでしょう。
ひたすらお金を儲けることに執着しているのです。

しかし、上級者はお金を儲けたいとは思っていないのです。

では上級者はどう思っているのか?
それは「いいトレードをしたい」と思っていて、
それに執着心を持ち精魂をつぎ込んでいるのです。

というように初心者と上級者ではフォーカスしているものが違うのです。
トレードという同じカメラを使っていても、
ファインダーごしに見えているものが明らかに違っています。

初心者は「お金を稼ぎたい」にピントを合わせていますが。
上級者は「いいトレードをしたい」にピントを合わせているのです。

上級者たちは知っているのです。
「トレード内容」を充実させれば、結果は必ずついてくることを。
いいトレードを続けていけば、お金は少しづつ増えていくということを・・・



それは仕事でもなんでも同じではないでしょうか?

最近は結果ばかりがフォーカスされる世の中ですが、
結果よりも過程・内容のほうが圧倒的に大事であるはずです。

ビジネスマンなら
「いい仕事をしたい、賞与や昇進などはどうでもいい」

研究者なら
「いい研究をしたい、権威や名誉などはどうでもいい」

トレーダーなら
「いいトレードをしたい、儲かるかどうかはどうでもいい」


そのようにひたすら内容にピントを合わせていく。

内容が良ければ、結果は自然についてくるものですから、
ビジネスマンは、おのずと出世するし
研究者は、おのずと名誉を得られるし
トレーダーは、おのずと儲けられる
ということになります。


もちろん、
「いい仕事をしたからといって、いい結果につながるとは限らない」
という反論もあるでしょう。

それはトレードも同じです。
いいトレードをしたからといって、いい結果につながるとも限りません。

しかし、いい加減な仕事をしている人よりも
いい仕事をしている人のほうが、
いい結果につながる「確率」は高まります。

同様に、いい加減なトレードをしている人よりも
いいトレード(内容のあるトレード)をしている人のほうが
いい結果につながる「確率」は高まるのです。


確かに一回こっきりの勝負は時の運です。
いい加減にやっても運の力で勝つことができるのがトレードです。
その少ない勝利の結果だけで評価されてしまう側面が世の中にはあるでしょう。

トレーダーならばアベノミクス相場で何億も稼いだという人が、
マスコミにもてはやされます。

逆に長年、少ないながらも安定して稼いでいるトレーダーは、
マスコミにはもてはやされません。
視聴者を驚かすほどのインパクトがないからです。

社会は派手な結果を出している人を評価します。
その過程でどんな苦労をしていたかはめんどくさいのでよく見ません。
運でもなんでも勝てば官軍負ければ賊軍であり、
とにもかくにも結果がすべてです。

しかし、結果を出している人は、ただの運で勝っていることも多いのです。
そういう人は、パッと出てきたかと思うと消えていってしまうものです。
逆に運に頼っていない人は、しぶとく残り続けます。


だからトレーダーであれば常に自問自答を続けなければなりません。
ただの運で勝っているのか、
それとも内容が伴って結果につながっているのか?

こだわるべきは、執着をするべきは、
「結果」ではなく「内容」です。

極論すれば、
トレードにおいて、儲かったか損したかというのは関係ないのです。
ただ「内容あるトレードができたかどうか?」がすべてです。
長く相場に留まりたければ、そこにカメラのピントを合わせ続けていくべきでしょう。


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| - | - | 15:20 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# 米雇用統計時のトレード解説動画を作成中です
私が運営するこれとは別のブログ「千草明の相場観」では、
毎週火曜日、木曜日、日曜日に
USD/JPY、EUR/USD、GBP/USD、AUD/USD及びクロス円の
トレードプランの組み立て方をレクチャーしています。

また、こちらの動画コーナーでは現在まで以下の動画がアップされているのですが、

講座1回 水平線とトレンドラインの引き方と活用法
講座2回 チャートの決め方とマルチタイムフレーム分析
講座3回 チャートパターンの分析方法
講座4回 基本的なテクニカルの使い方
講座5回 相場を読む秘訣
講座6回 利食いと損切の調整方法

今年のトレードもクリスマス休みとなりひと段落ついたので、
講座7回「米雇用統計時の実戦トレード」の動画を製作したいと思います。
4か月分くらいの米雇用統計時のトレード動画(約1〜2時間)を追加する予定で、
大晦日くらいになりそうですが、完成しましたらこのブログでお知らせいたします。

雇用統計のときだけトレードしたいという方もたくさんいるでしょう。
一時的にボラティリティが増えた相場状態のときに
短期で利益を出すにはどのようにアプローチしていけばいいのかを
実戦動画を交えながらレクチャーしていきたいと思います。

今回の動画は「千草明の相場観」の読者及び、
アドバンスドホーミングFXを今月購入された方は無料特典となりますので、
ご参考にしてください。

千草より
| - | - | 11:27 | category: 実験企画 |
# FX上達のヒント 「FX手帳を買って収支記録を付けてみる」

今年も来年の手帳を買い求める季節になりました。
ビジネスや家計簿などいろいろな手帳がありますが、
最近はFXトレーダー用の手帳も売っています。

アマゾンで売っているこの手帳は私も使っているのですが、
毎日発表される指標が一目で把握できるのでとても便利です。
特に指標で気を付けるべきは、金利関係や雇用関係ですが、
この手帳を使っておけば、ビッグイベントを見落とさずに済むでしょう。

デイトレーダーならば、毎日の収支を手帳に書き込む作業も重要です。
その日決済したポジションの収支を
手帳に書いていくだけでモチベーションが上がります。
その作業はエクセルなどでもかまわないのですが、
やはり手書きで書いたほうが脳まで意識が届きやすいので手帳は重宝します。

データを取るのがめんどくさい方もたくさんいると思いますが、
まずはできるところからでも始めてみることをオススメします。
その一歩は毎日の収支からです。
次はその日のトレード全体の感想。
その次は、ひとつひとつのトレードの評価。
というように少しづつ記録していくことを増やして
記録を付ける下地を鍛えていくといいでしょう。

ただし、最初から何もかも完璧に記録しようというのはNGです。
それは夏休み前に立派な勉強のスケジュールを作ってしまう小学生のようなものです。
もちろん能力がある人ならそれでもいいのですが、
たいていは自分の能力以上の計画を作って三日坊主になります。
何事も自分が絶対にこなせることから始めるべきなのです。
そうでなければその作業を継続することはできません。

今までなんの記録も取らずにトレードをしていたのならば、
まずは、この手帳を利用して毎日のトレード収支の記録から始めるといいでしょう。
相場で大損を続けてしまう人は、記録を疎かにしてしまうのが原因です。
たったそれだけの作業をするだけで、毎日反省をする機会が作れますから、
冗談抜きで、年間にして何百万、何千万の損失を免れることができるはずです。
突然の大相場に遭遇したときに、トレードの損失を食い止めてくれるのは、
ストップロスと毎日のトレード記録を付けた手帳なのです。


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| - | - | 13:53 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# FX上達のヒント 「初心者のメンタルと上級者のメンタル」
トレードで勝つにはメンタルが大事といいますね。

「欲望や恐怖を吹っ切って冷静に淡々とやればいい」

と、私もブログやメルマガで何度かそう述べています。

ただし、これを極端にとらえて頂きたくないと思うのです。
何にでもいえることですが、人間はロボットじゃないのですから、
ゼロかイチかの極端思考はやめましょう。

完全に欲望や恐怖を吹っ切ることはできません
上級者であっても欲望を持ったり恐怖を抱いたり、油断や後悔はします。
ただ、初心者より、その感情の振幅の幅が小さいだけなのです。

初心者のメンタルと上級者のメンタルを図にしたらこうなります。
以下の表の縦軸は上にいくほど「やった!」という勝ったときの気持ち。
下にいくほど「くやしい!」という負けたときの気持ちです。

<初心者のメンタル>

初心者は相場の動きに一喜一憂します。
勝てば大喜びで自分がとても偉くなったように思えます。
負ければ大激怒するか、絶望と恐怖で大後悔をします。
心の起伏が大きく冷静にトレードは行えません。


<上級者のメンタル>

上級者の心は非常に穏やかです。
厳密に言えば上級者も欲望や感情は持っています。
勝てば喜ぶし、負ければ悲しみます。
勝てば油断もするし、負ければ恐怖もします。
しかし、初心者よりもその起伏は小さいのです。
一言でいえば醒めているのですね。

勝てば「今日はまあまあ上手くいったな」とちょっとは喜び、
負ければ「ついてないときはこんなものだね」とちょっとは悲しみます。
これが上級者の心理状態です。

初心者はどうかというと
勝てば「やった!大勝利だ!どうだすごいだろ!!」と大喜びし、
負ければ「ちきしょう!ふざけるな!なんでこうなるんだよ!!」と大激怒します。
常に感情は大嵐の最中にある。これが初心者の心理状態なのです。


トレードの経験が積まれてくれば、
勝ったり負けたりの経験は嫌でも増えていきます。
経験が増えていけば熱意は失われて、
感情の起伏も自然に穏やかになっていくのです。

玄人から見れば、相場で大喜びをしている人を見ると、
かつての自分もそうだったなと懐かしい気持ちにもなります。

相場以外でもそう思う経験ってあるでしょう?
新入社員を見て「あのころは自分も熱意があったなぁ」と
若いカップルを見て「初々しいなぁ」と
微笑ましくなる瞬間がまさにそうです。

一般社会ではそれはいいことなんです。
そんな人たちを見ながら、初心を思い起こし、熱意を呼び起こすことは大切です。

しかし、天邪鬼の相場では逆なんですね。

玄人たちは相場で大喜びしている初心者を見て、
ある人は「またカモがねぎをしょってきた」とほくそ笑み、
ある人は「そんなんじゃ先が思いやられるよ」と冷ややかに見ています。
それが冷淡な相場の世界です。

だから相場で生き残りたいのであれば、
心を冷静に保ちましょう。
それは、悪く言えば「醒める」ということです。

相場を長くやっていれば、嫌でも醒めます。
勝っても負けても、大喜びや大激怒はしなくなります。
そのように心が醒めてきたときに、やっとトレードは勝てるということなのです。


蛇足ですが、「ほくそ笑む」の語源を知っていますか?
以前「人間万事塞翁が馬」の諺を紹介しましたが、
ほくそ笑むは北叟笑むと書き、その北叟とは北の砦に住んでいた翁のことで
この塞翁と同一人物です。

塞翁(北叟)は、人生は、禍が福となり福が禍となるので、
何が起きても一喜一憂せずにいつも冷静に少しだけ笑っていたのです。
そこから「ほくそ笑む」と言うようになったとのことです。
今では悪い笑いのニュアンスとして使われることが多いですが、
本来は良い悪いどちらの笑いでも使う言葉です。
トレーダーも塞翁のようにありたいものです。


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| - | - | 15:07 | category: FX上達のヒント(コラム) |
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