# FX上達のヒント 成功するために必要な自発性と規律心 その2
2015.04.21 Tuesday
会社で出世するには「自発性」と「ルール尊重性」の両方が必要である。
というのが前回のコラムで伝えたいことでした。
しかし、自発性とルール尊重性というのは、水と油の関係であり、
互いに相反することを知らなければなりません。
自発性が高い人はルールを破りやすく、
ルールを守る人は、自発性が萎えやすい。
というわけですね。
この関係を図にしてみましょう。
縦軸はルール尊重性の高低。横軸は自発性の高低です。
これで人間のタイプが4つに分割されます。
パーセンテージは、私の主観による全体の中でそのタイプが占める割合です。
たとえばある会社で10人の部署があったら、
1人はリーダーで、2人は野心を持ち、6人は言われたことをやり、1人は怠けている。
というようなイメージです。
●理想タイプ 「自発性があり、ルールを尊重する」
これは理想的なタイプと言えるでしょう。
チャレンジするところはチャレンジして、守るべきところは守る。
勢いのある馬を手綱でしっかりと制御できるイメージです。
ここに分類されるのが、真のデキル人です。
●野心家タイプ 「自発性があるが、ルールを尊重しない」
前回のコラムで述べたある社員はここに当てはまります。
これはただの野心家であり、単なる暴れ馬です。
パッと見は「積極的でデキルやつだな」と思うのですが、
よくよく見ると、欲望や野心のまま動いているだけの人物です。
このタイプはほっておくと大きな問題を起こすことが多いのです。
ただし、この自発性が高い2タイプに分類にされる人は全体的には少数派です。
多くはルールにがんじがらめになって身動きができない保守派なのです。
●指示待ち保守タイプ 「ルールを尊重するが、自発性がない」
これはいわゆる指示待ち人間です。
誰かに言われない限り動かない。
他人に甘えて自分からは何もやろうとしない。
他人にお膳立てしてもらわないと動けない。
このタイプは会社から無理難題を押し付けられ、身を削って働くことになります。
自分で選ばないということは、他人に主導権を握られ続けるということです。
自分の人生を生きずに、周りに流されたまま過ごしてしまうことになります。
●怠惰タイプ 「ルールを尊重しないし、自発性もない」
これはドロップアウト組です。
ルールを守らないし積極性もない。つまり怠惰で何もしない。
営業に出かけて一日中喫茶店で過ごして、
嘘の日報をでっち上げてろくに働こうとしない。
そのような社員は、当然ながら組織から排除されることになります。
というわけで、やっと本題なのですが、
これはそのままトレーダーのタイプでもあるのですね。
トレーダーも自発的にトレードプランを考えて、
どんどん自分で決めてトレードしていくタイプが成功を収めます。
これが理想のタイプです。
しかし、自発的にできても、厳然たるルールを無視すると痛い目に遭います。
トレードテクニックやプラン策定能力があっても、
リスク管理というルールを守らなければ勝てないということです。
たいていデキル社員の話のように大金を得ようとして、
レバレッジを上げたり、利益を欲張ったり、損切しなくなったりします。
絶対的なリスク管理のルールを破ると、相場から退場させられます。
しかし、この2つのタイプは少数派ではあります。
多くの平凡なトレーダーは自発的にトレードができず、
誰かの意見を聞いたり、損切の決断を伸ばしたり、
いつまでも自分で決めることができずに、どんどんジリ貧に追い込まれていきます。
相場に主導権を奪われ続けて、相場に振り回されるだけのトレーダーになります。
そして、そんなことを続けていくと、
やがて自発性も完全に失われ、ルールも守らなくなります。
適当に買って放置する運任せのトレードをやるようになります。
そんな怠惰タイプになると、相場に振り落とされてドロップアウトします。
つまり、トレーダーとして成功するには、
一つ、自発性を持ち、自分の頭で考えてトレードをすること。
二つ、守るべきルールは守ること。
ということなのですが、
自発性を持つのと、ルールを守るのというのは、
説明したように水と油のように矛盾した要素があるのです。
自発性の高い人は、ルールを軽視して、簡単に一線を超えるがゆえに自発性が高く、
ルールを守る人は、ルールを重視して、簡単に一線を超えられないがゆえに自発性が低い。
というわけです。
自発性を持ち、ルールも守るというのは、
揺れ動く天秤のバランスを中心に保つようなものです。
たいていのケースでは、
自発性がない人は、ルールを守るのは得意です。
なので、自発性を出していくのが課題になります。
それは主にトレードの戦略面です。
トレードプランを自分で考え、自分の頭でトレードをするということです。
逆に自発性がある人は、ルールを守るのが苦手です。
こちらはルールを守ることが課題になります。
それは主にリスク管理面です。
レバレッジを制限し、利益を欲張らずに損切もしっかりやるということです。
自発性とルールを守る規律心。
両方を向上すれば、おのずと勝てるトレーダーになれるはずです。
※ご参考になったら押してあげてください↓
というのが前回のコラムで伝えたいことでした。
しかし、自発性とルール尊重性というのは、水と油の関係であり、
互いに相反することを知らなければなりません。
自発性が高い人はルールを破りやすく、
ルールを守る人は、自発性が萎えやすい。
というわけですね。
この関係を図にしてみましょう。
縦軸はルール尊重性の高低。横軸は自発性の高低です。
これで人間のタイプが4つに分割されます。
パーセンテージは、私の主観による全体の中でそのタイプが占める割合です。
たとえばある会社で10人の部署があったら、
1人はリーダーで、2人は野心を持ち、6人は言われたことをやり、1人は怠けている。
というようなイメージです。
●理想タイプ 「自発性があり、ルールを尊重する」
これは理想的なタイプと言えるでしょう。
チャレンジするところはチャレンジして、守るべきところは守る。
勢いのある馬を手綱でしっかりと制御できるイメージです。
ここに分類されるのが、真のデキル人です。
●野心家タイプ 「自発性があるが、ルールを尊重しない」
前回のコラムで述べたある社員はここに当てはまります。
これはただの野心家であり、単なる暴れ馬です。
パッと見は「積極的でデキルやつだな」と思うのですが、
よくよく見ると、欲望や野心のまま動いているだけの人物です。
このタイプはほっておくと大きな問題を起こすことが多いのです。
ただし、この自発性が高い2タイプに分類にされる人は全体的には少数派です。
多くはルールにがんじがらめになって身動きができない保守派なのです。
●指示待ち保守タイプ 「ルールを尊重するが、自発性がない」
これはいわゆる指示待ち人間です。
誰かに言われない限り動かない。
他人に甘えて自分からは何もやろうとしない。
他人にお膳立てしてもらわないと動けない。
このタイプは会社から無理難題を押し付けられ、身を削って働くことになります。
自分で選ばないということは、他人に主導権を握られ続けるということです。
自分の人生を生きずに、周りに流されたまま過ごしてしまうことになります。
●怠惰タイプ 「ルールを尊重しないし、自発性もない」
これはドロップアウト組です。
ルールを守らないし積極性もない。つまり怠惰で何もしない。
営業に出かけて一日中喫茶店で過ごして、
嘘の日報をでっち上げてろくに働こうとしない。
そのような社員は、当然ながら組織から排除されることになります。
というわけで、やっと本題なのですが、
これはそのままトレーダーのタイプでもあるのですね。
トレーダーも自発的にトレードプランを考えて、
どんどん自分で決めてトレードしていくタイプが成功を収めます。
これが理想のタイプです。
しかし、自発的にできても、厳然たるルールを無視すると痛い目に遭います。
トレードテクニックやプラン策定能力があっても、
リスク管理というルールを守らなければ勝てないということです。
たいていデキル社員の話のように大金を得ようとして、
レバレッジを上げたり、利益を欲張ったり、損切しなくなったりします。
絶対的なリスク管理のルールを破ると、相場から退場させられます。
しかし、この2つのタイプは少数派ではあります。
多くの平凡なトレーダーは自発的にトレードができず、
誰かの意見を聞いたり、損切の決断を伸ばしたり、
いつまでも自分で決めることができずに、どんどんジリ貧に追い込まれていきます。
相場に主導権を奪われ続けて、相場に振り回されるだけのトレーダーになります。
そして、そんなことを続けていくと、
やがて自発性も完全に失われ、ルールも守らなくなります。
適当に買って放置する運任せのトレードをやるようになります。
そんな怠惰タイプになると、相場に振り落とされてドロップアウトします。
つまり、トレーダーとして成功するには、
一つ、自発性を持ち、自分の頭で考えてトレードをすること。
二つ、守るべきルールは守ること。
ということなのですが、
自発性を持つのと、ルールを守るのというのは、
説明したように水と油のように矛盾した要素があるのです。
自発性の高い人は、ルールを軽視して、簡単に一線を超えるがゆえに自発性が高く、
ルールを守る人は、ルールを重視して、簡単に一線を超えられないがゆえに自発性が低い。
というわけです。
自発性を持ち、ルールも守るというのは、
揺れ動く天秤のバランスを中心に保つようなものです。
たいていのケースでは、
自発性がない人は、ルールを守るのは得意です。
なので、自発性を出していくのが課題になります。
それは主にトレードの戦略面です。
トレードプランを自分で考え、自分の頭でトレードをするということです。
逆に自発性がある人は、ルールを守るのが苦手です。
こちらはルールを守ることが課題になります。
それは主にリスク管理面です。
レバレッジを制限し、利益を欲張らずに損切もしっかりやるということです。
自発性とルールを守る規律心。
両方を向上すれば、おのずと勝てるトレーダーになれるはずです。
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| - | - | 23:39 | category: FX上達のヒント(コラム) |