# テクニカル解説002 ブレイクポイントを見定めてからロングで乗る
2016.03.30 Wednesday
この記事を書いている現在は3月30日の深夜2時です。
先週からEUR/USDの相場状況を観察していて昨日あたりから値が固まってきたので、今夜くらいにそろそろ大きな値動きがあるのでは・・・という予感があり起きて相場の様子を見ていたのですが、先ほどイエレン議長の発言をきっかけに上昇が始まりました。前回の続きになりますが、ブレイク相場のよい参考のチャートになりますので、触れておきたいと思います。
前の記事でEUR/USDの4時間足は抵抗線を抜けてきたら、また買っていきたいと書きました。移動平均線で見るのであれば、ピンクの線がちょうど抵抗線として機能していたことがわかります。aのポイントでピンク線を抜いてきたので、ここからは回復基調になりそうなことは、すでに予見できるでしょう。なので、もし売りを仕掛けていたのならaの時点では撤退すべきです。ただ、aの時点ではまだ買えるという状況でもありません。
というのも前回続いたトレンドラインを一旦割り込んでしまったために安心して買える状況でもなく、aの場面では「落ちなくなってきて回復しそうだけれどもまだ確信は持てない」という状況です。また、aの時点ではボリンジャーバンドが収縮していました。ボリンジャーバンドが収縮している場面は、ブレイク前の嵐の前の静けさといった場面で、これから動き出すのを見守りたいところです。そしてbで強い陽線が出ました。bの陽線は直近30本の中では一番大きいものです。よって、世界中の人がこの陽線を買いの材料視にするでしょう。
また、このときのテクニカルを見ると移動平均線はゴールデンクロスをしていて、売りの場面から買いの場面に切り替わったことが伺えます。しばらく買いが強まりそうなことはわかるでしょう。ただ、RSIを見ていると少し気がかりではありますね。それはRSIが70%に到達しているから「ここで利食いが起こって値が崩れるのではないか?」と思えるからです。でも、ブレイクが起こりつつある相場では、RSIよりも移動平均線やボリンジャーバンドを重視しましょう。
特にボリンジャーバンドの2σの先端(まるで囲んだ部分が)が花のつぼみが開くようになってくると、これから大きく動き出すサインです。このようなまさに勢いが出てきたところでRSIを手掛かりに逆張りしてしまうと大けがをしやすいのです。また、このチャートをaの手前から買っている人たちは、下がらなくなってきてから再上昇が始まったので「これからもっと上がりそうだ」と判断しているはずです。ロングを持っているトレーダーとしては、これはすぐに利食いたい場面でもないのです。強い陽線が出てきたからホールドしていきたい場面でしょう。といったところを勘案するとRSI70%に到達していますが、ここではRSIを手掛かりに逆張りの売りは持ちにくいです。むしろさらなる上昇を考えて順張りで対応していきたい相場状況になります。
どこまで進みそうかといえば、まずは直近の赤線の水平線のレジスタンスラインまでは進みそうでしょう。買い手としてはここが利食いの候補地点となります。売り手はここから売りを仕掛けるのも考えられるのですが、勢いが出て来てレジスタンスラインを突破するとさらなる大きな上昇もありえるので、上がってきたときは売りは怖いでしょう。そこまで進んだら今度は日足基準でブレイクが起こる可能性があり、さらに買いの攻勢が続きやすくなります。
なお、EUR/USDのチャートが上昇するということは、つまりドル売りということです。USD/JPYなどは逆に落ちていきやすい状態になります。クロス円は?といえば、ドル売りになってUSD/JPYは落ちるも、ドルストレートは強いので、レンジのような状態になると考えます。こういうドル安のときにアプローチするのならEUR/USD買いやUSD/JPY売りが最適ということです。
というわけで私もEUR/USDをさきほど買いで入って、数日間スイングで持ちたいと思った次第です。ただ、チャートとしてはちょっとわかりにくい場面ではありますね。ブレイク相場の一種なのですが、この4時間足よりも短期の5分のほうがわかりやすい上昇トレンドになっていると思います。また、このチャートが伸びずに落ちた場合の撤退ポイントも考えておく必要があります。どこまで下がったら危ないかを考えましょう。それは4時間足の茶色線を割り込んだら危ないでしょう。こうなったら私は手仕舞いますし、多くの買い手も「これはダメだ」と手仕舞いするから下がることになるわけです。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください)
※ご参考になったら押してあげてください↓
先週からEUR/USDの相場状況を観察していて昨日あたりから値が固まってきたので、今夜くらいにそろそろ大きな値動きがあるのでは・・・という予感があり起きて相場の様子を見ていたのですが、先ほどイエレン議長の発言をきっかけに上昇が始まりました。前回の続きになりますが、ブレイク相場のよい参考のチャートになりますので、触れておきたいと思います。
前の記事でEUR/USDの4時間足は抵抗線を抜けてきたら、また買っていきたいと書きました。移動平均線で見るのであれば、ピンクの線がちょうど抵抗線として機能していたことがわかります。aのポイントでピンク線を抜いてきたので、ここからは回復基調になりそうなことは、すでに予見できるでしょう。なので、もし売りを仕掛けていたのならaの時点では撤退すべきです。ただ、aの時点ではまだ買えるという状況でもありません。
というのも前回続いたトレンドラインを一旦割り込んでしまったために安心して買える状況でもなく、aの場面では「落ちなくなってきて回復しそうだけれどもまだ確信は持てない」という状況です。また、aの時点ではボリンジャーバンドが収縮していました。ボリンジャーバンドが収縮している場面は、ブレイク前の嵐の前の静けさといった場面で、これから動き出すのを見守りたいところです。そしてbで強い陽線が出ました。bの陽線は直近30本の中では一番大きいものです。よって、世界中の人がこの陽線を買いの材料視にするでしょう。
また、このときのテクニカルを見ると移動平均線はゴールデンクロスをしていて、売りの場面から買いの場面に切り替わったことが伺えます。しばらく買いが強まりそうなことはわかるでしょう。ただ、RSIを見ていると少し気がかりではありますね。それはRSIが70%に到達しているから「ここで利食いが起こって値が崩れるのではないか?」と思えるからです。でも、ブレイクが起こりつつある相場では、RSIよりも移動平均線やボリンジャーバンドを重視しましょう。
特にボリンジャーバンドの2σの先端(まるで囲んだ部分が)が花のつぼみが開くようになってくると、これから大きく動き出すサインです。このようなまさに勢いが出てきたところでRSIを手掛かりに逆張りしてしまうと大けがをしやすいのです。また、このチャートをaの手前から買っている人たちは、下がらなくなってきてから再上昇が始まったので「これからもっと上がりそうだ」と判断しているはずです。ロングを持っているトレーダーとしては、これはすぐに利食いたい場面でもないのです。強い陽線が出てきたからホールドしていきたい場面でしょう。といったところを勘案するとRSI70%に到達していますが、ここではRSIを手掛かりに逆張りの売りは持ちにくいです。むしろさらなる上昇を考えて順張りで対応していきたい相場状況になります。
どこまで進みそうかといえば、まずは直近の赤線の水平線のレジスタンスラインまでは進みそうでしょう。買い手としてはここが利食いの候補地点となります。売り手はここから売りを仕掛けるのも考えられるのですが、勢いが出て来てレジスタンスラインを突破するとさらなる大きな上昇もありえるので、上がってきたときは売りは怖いでしょう。そこまで進んだら今度は日足基準でブレイクが起こる可能性があり、さらに買いの攻勢が続きやすくなります。
なお、EUR/USDのチャートが上昇するということは、つまりドル売りということです。USD/JPYなどは逆に落ちていきやすい状態になります。クロス円は?といえば、ドル売りになってUSD/JPYは落ちるも、ドルストレートは強いので、レンジのような状態になると考えます。こういうドル安のときにアプローチするのならEUR/USD買いやUSD/JPY売りが最適ということです。
というわけで私もEUR/USDをさきほど買いで入って、数日間スイングで持ちたいと思った次第です。ただ、チャートとしてはちょっとわかりにくい場面ではありますね。ブレイク相場の一種なのですが、この4時間足よりも短期の5分のほうがわかりやすい上昇トレンドになっていると思います。また、このチャートが伸びずに落ちた場合の撤退ポイントも考えておく必要があります。どこまで下がったら危ないかを考えましょう。それは4時間足の茶色線を割り込んだら危ないでしょう。こうなったら私は手仕舞いますし、多くの買い手も「これはダメだ」と手仕舞いするから下がることになるわけです。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください)
※ご参考になったら押してあげてください↓