「FX意識改革」ブログ

 2009年からFXのトレードについて真面目に解説しています。
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# 今週更新お休みします

トレードに集中したいので、ブログしばらくお休みします。

 

今週はハイスピードでもみあいが続く荒れた相場ですが、基本的には戻り売りと考えています。

どの足でも売る場合は高くなったところ(RSI70%を目安)で仕掛ければいいでしょう。

ただし足ごとに狙える値幅は当然異なります。利食いはあまり欲張らないことです。

 

デイトレでいけないのはどうせ下がるからといって売りっぱなしにしたり、

(レバレッジを落としてスイングで持つなら問題ないですが)

安値で突っ込んで売ったり、高値で買いに変えたりと翻弄されたりすることです。

 

常に自分以外の相手が何を考えているのか?

今買っている人たちは、または売っている人たちの立場は、

苦しいのか、楽をしているのか、

利食いのタイミングを狙っているのか、損切の決断に追い込まれているのか、

それを考えること。そして彼らがその決断を実行するときに、相場が反転するのです。

 

些細なニュースに惑わされないように。

 


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| - | - | 10:57 | category: - |
# テクニカル解説018 急変動時は、大きな節目を手掛かりにトレードする

この記事を書いている現在は6月24日の15:00ですが、今日は相場がかなり荒れています。最近FXを始めた方には恐ろしい急落かもしれないですが、リーマンショックなどを経験してきた私としては、1年に1度くらいはよくある下げ方です。稼ぎ時でもあるので落ち着いて対応したいところです。また、こういう大相場のときは、スプレッドが拡大しますし、業者にログインできなくなったりと、不慮のトラブルがつきものです。そこまで考えてトレードしていきましょう。

 

急落の場面をUSD/JPYの1時間足で見ていきます。

 

 

前回週足で解説したときは、紆余曲折しながら100円まで進むと書きましたが、まあ案の定そうなりました。1時間足も急騰のあとにあっという間に叩き売られる展開で、損切をせずに放置をしていると、いつかこういう大変動に巻き込まれて一番不利なポイントで損切されてしまうものです。なので、急変動のときは、とにかく逆に進み出したらすぐに損切をしていくことが大切です。

 

この図は1時間足の今後の値動きを想定したものです。急落してから今はリバウンド展開になっています。しかし、初動で急落したわけですから、戻ったところでは売ればいいわけです。デイトレなら5分足のRSIを見て買われ過ぎに到達したら売るのが手堅いでしょう。このチャートは図のように頭打ちになってからもう一度崩れる局面はあるはずです。

 

しかし、下落していってもUSD/JPYは100円のラインが重要な節目ですから、今夜くらいに100円まで近づいていったあとは、図のように2番底をつけて戻っていく可能性も十分あります。特に下がってきたときは売り手の思惑を考えてください。これだけ急変動する相場では、売り手のほとんどは短期のトレーダーです。高値から売って下がったら、彼らはどうするでしょうか? 売りっぱなしのまま週を持ちこそうなんて人はいるでしょうか? そんな危険なことを考える人は少数でしょう。もし、100円までもう一度下がってきたら、それはもう速攻で利食いをするでしょう。売り手が利食いをしたら、100円のラインではまた急反発が起こります。売り手はとにかく下がったら利食いしたいのです。

 

その売り手意識を逆手に取れば、100円では買いが検討できるでしょう。個人的には今102円台ですが、夕方から夜にかけてもう一度100円に下がるようなキツイ下落はあるはずです。しかし、落ち着くと、102円くらいまでまた戻ってくるのではないか・・・と考えています。個人的な戦略としては現状からは売り検討、100円からは買い検討となります。

 

大相場のときのアプローチはホーミングFXのご購入者でしたら、ちょうどスイスフランが大変動したときの「テクニカル講座9回 大乱高下でのトレード方法 」動画が参考になるでしょう。5分足のデイトレーダーは、MAのクロスに注目することがコツです。今回もそれと同様の展開なので、そちらをご参考にしてください。

 

大変動時はこのように5分足はRSI70%で売ればいい位置で持てることが多いものです。

 


※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください


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| - | - | 15:32 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説017 下降トレンド中はバンドウォークを意識する

先週のUSD/JPYは鋭い陰線が伸びて安値を更新する展開でした。テクニカル解説16の続きで、USD/JPYの週足を見てみましょう。

 

 

テクニカル解説16で解説したように、あのときはピンク線とボリンジャーバンドの-2σの間にスキマがあったわけですが、それが陰線によって綺麗に埋められています。-2σにタッチしたところで売りは一服しました。なぜ、売りが一服するのかといえば、売り手が週末を迎えるまえに利食いをしたからですね。それでいまは多少リバウンドしているというわけです。

 

しかし、今週になってロウソクが更新したことで、また-2σまで少しの隙間が空きました。こうなると、また-2σまでのスキマを埋めるように陰線が伸びていきやすくなります。このように、下降トレンド中の動きは・・・

 

-2σにタッチするまで下がる→タッチすると止まる→

ロウソクが更新するとスキマができる→またスキマを埋めるように下がる

 

という繰り返しになります。この動きがボリンジャーバンドでいうところの「バンドウォーク」と呼ばれる値動きになります。ズルズル落ちていくということです。ただ、このバンドウォーク中でも、ピンク線の辺りまで戻る力があるので、強い反発には警戒しなければなりません。ですが、そうなっても、例えばこのチャートでいうとRSI50%くらいまで戻ると、また鋭い陰線が被せられて、結局は-2σにタッチするという結果になりやすいのですね。そうやって紆余曲折しながら100円のラインに近づいていくと思います。

 

なので、デイトレをやりたければ、5分足などはRSI70%まで戻ってから売ったほうがいいです。リスク回避が強くて急落する展開になったとしても、デイトレで売りっぱなしは危険だということは頭に入れておきましょう。売りが一服すると強いリバウンドに常に巻き込まれてしまいますから。

 


※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください


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| - | - | 12:01 | category: テクニカル解説 |
# FX意識改革120 トレードの「やる気スイッチ」

※次回メルマガ19日発行予定でしたが、

 先週は大相場が続き執筆に時間が取れなかったため

 週末6月26日に発行いたします。ご登録は下記から。

 

 

いままで哲学をテーマにメルマガを書いてきましたが、
今回からは、トレードを冷静に行うための、
メンタル調整のテクニックについて、しばらく書きたいと思います。


今回のテーマは、「トレードのやる気スイッチ」です。


トレードビギナーの内は、練習では冷静にトレードできていたのに、
いざ本番になると、相場の動きに翻弄されて、なかなか練習通りのトレードができない。
いつの間にかだらけたトレードをしてしまい、負けてしまう。
・・・という悩みがあると思います。


それはトレードの「やる気スイッチ」が押されていないからです。


ちょっと前の学習塾のCMで、普段だらけた学生が、
背中の「やる気スイッチ」をパチンと押すと、
猛烈な勢いで勉強を頑張るというものがありました。

 

この「やる気スイッチ」なるものは実在していて、
このCMのように普段は押しにくい場所にあるのだと私は思うのです。

「やる気スイッチ」は実在する。そんな例をいくつか挙げてみましょう。

 

 

あなたは薬学における「プラセボ」(プラシーボ効果)をご存じでしょうか?

 

薬効的な効果がなにもないのに、
これを飲めば腹痛が治るという薬を患者に飲ませると、実際に腹痛が治ってしまう。

このプラセボ効果は、迷信と思われるかもしれませんが、
現在も新薬の開発には必要不可欠なものです。

 

新しい薬を開発する場合は、それと比較する薬がないので、
必ず偽薬(プラセボ)を用いてデータを取り、実薬と偽薬の比較をします。

すると何の効果もない偽薬を投与したグループの2割くらいにも、
実薬を投薬したグループと同様の効果が表れるのです。

 

さらに興味深いのは、実薬の副作用(ノセボ効果)も現れることです。
負の効果も偽薬で再現されてしまうのです。

このプラセボ効果は、科学の発達した現代でも謎のままです。
いまだにどうしてそんなことが起こるのか、ハッキリとはわかっていません。

 

しかし、実際に効果があるので、試薬段階で活用されているのです。

最近の研究では、どうやらプラセボが、人間が潜在的に持つ免疫力を活性化させる
スイッチ(きっかけ)になっているというがわかってきたそうです。

普段は寝ている免疫群が、プラセボというスイッチ、
いわばきっかけによって叩き起こされる。
それによって、実際に治癒力が向上するということです。

 

ちなみに副作用が起こるのは、そのスイッチが部分的にオフになるからでしょう。
呑めばせきが出る副作用があると聞けば、
のどの部分の免疫力スイッチがオフになり弱くなる。
すると、偽薬でも実際にその効果が現れるというのも頷けます。

 

 

プラセボと同様に人間の潜在能力(パフォーマンス)を引き出す方法は、
スポーツの分野にもあります。

 

イチローが打席に入る前に、右腕を回し、バットを前に差し出す動作、
五郎丸がフリーキックをするときに忍者のような印を結ぶ動作、

これらはスポーツの世界では「ルーティン」と呼ばれる行為です。

 

はたから見たら無意味に思える動作ですが、
本人にとってはその動作を行うことによって、
心を落ち着かせて集中力を高めることができる。

 

それは練習でやったことを具体的に思い起こすきっかけになり、
本番でも練習と同等以上のパフォーマンスを引き出すための大切な儀式なのです。

 

ルーティンの動作がないと、本番で頭が真っ白になり、
練習でやったことを全部忘れてしまうことにもなりかねません。

つまり、ルーティンによって「やる気スイッチ」をオンにするのです。

 

私の個人的な経験でも、ジョギングをする前に決まったウェアに着替えるのですが、
そのウェアを見ただけで、パブロフの犬のような条件反射で、運動モードになります。

体の温度が自然に上がって、いままでだるかったり眠かったりしたのが吹き飛んで、
体が活発になるのを実感します。単純に言えば気合が入ります。

そういう経験って、みなさんにもありますよね?

 

 

漫画の世界でも「潜在能力の発現」は、いつでも人気のテーマです。

主人公が絶体絶命のピンチに陥ったときに潜在能力が解き放たれて、
圧倒的な能力を発揮して敵を倒す。

 

現在でもこのようなスタイルの漫画がやまほどあることは裏返せば、
実際に人間にそういうことがあるということの現れでしょう。

そんなことが現実に起こらなければ、読者の共感を呼ぶことなんてできないわけですから、
読者にはそういう経験(潜在能力を発現させること)がおぼろげながらもあるのです。

『キン肉マン』ではそれを「火事場のクソ力」と呼んでいました。

 

人間は元々エネルギーを消費しないように、

自律神経によって本来の力をセーブしているといいます。
常に100%の力を出したら骨は折れやすくなるし、ケガもしやすくなります。
だから、そうならないように日ごろは自律神経がリミッターをかけているのです。

しかし、実際の火災現場のような危機的な状況に陥ったときは、
脳にアドレナリンが分泌されて、そのリミッターが解除される。

 

すると、普段出せないような馬鹿力や集中力が発揮できる。

つまり、人間の潜在能力というのは実在しており、
なんらかのきっかけで発現することができるのです。

 

 

さて、トレードでうまく勝てない、ルールを守れないという方は、
この潜在能力を発現させる「やる気スイッチ」を

押すことができていないからかもしれません。

 

もともとトレードで勝てる力はあるのに、スイッチがオフになっているから、
集中力がでない、真剣にやれない、単純に言えば本気が出せていない。

 

勝てるトレーダーは、そのスイッチを押すために、
知ってか知らずか、プラセボ効果やルーティンを積極的に取り入れているはずです。

いくら脳内で「おれはやるぞ! できるぞ!」といったところで、
そのきっかけがなければ、スイッチはオンにならないのです。


あるトレーダーは、毎朝これからトレードする前に、
ルールを書いたトレードの誓約書をプリントアウトして、
それを守るためにサインすることを繰り返す。
その「儀式」によって、練習でやったことを本番で忘れないようにして、
練習以上のパフォーマンスを引き出すことができるといいます。

 

そんな大げさなものではなくても、朝決まった時間に起きて、
コーヒーを入れて日経新聞に眼を通したときにスイッチがオンになる人もいれば、
パソコンを立ち上げてFX業者のログインパスワードを入力しただけで、
スイッチがオンになる人もいます。

 

みなさんも会社に行って「おはようございます」とあいさつをすれば、
体が活性化する(気合が入り)、集中力が上がり、自然と仕事モードになるでしょう?
この場合は「あいさつ」が「やる気スイッチ」をオンにする儀式的な役目を担っているわけです。

 

ただ脳が「やるぞ! 集中するぞ!」と念仏のように唱えたところで、
潜在的に眠っている集中力やひらめきなんていうものは一向に起きてくれない。
それを起こすにはパブロフの犬のような条件反射が必要で、
具体的にはきっかけを呼び起こす儀式的な動作や習慣が必要になってくると私は思うのです。

 

 

さて、トレーダーの「やる気スイッチ」を押すには、
「トレードの成績まとめ」が良い儀式になると私は思います。

 

その日のトレードの結果をエクセルでまとめ、
一晩寝てから次の日の朝にそのデータを振り返る。
その日に振り返るのではなくて、次の日に振り返るのは、頭を冷やすためです。
時間をおいてから見直すと、客観的に冷静な評価ができるでしょう。

 

そして昨日良いトレードができていれば、今日も良いトレードがやれる、
というモチベーションが生まれるはずです。

 

ちなみに「良いトレード」というのは、必ずしも勝てたトレードではありません。

ルールに準じて、利を取りこぼさずにまた強欲にならずにしっかりと取れたり、
危険を察知して早々と手仕舞いができたり、
じっくりとタイミングを計ってからエントリーができたり、
というように相場に翻弄されずに自分のトレードスタイルを貫くことができた。

それがまさに「良いトレード」です。

 

私の場合はこうした良いトレードの記録を振り返ったときに、
「やる気スイッチ」がオンになります。
今日も焦らず欲張らずに冷静にがんばろうという気になれます。


さて、あなたはどのタイミングで、
トレードの「やる気スイッチ」がオンになるでしょうか?

 

あなたがトレードのモチベーションをアップさせる瞬間はどこにあるかを考えてみて、
それを見つけたらその行為をルーティンのように儀式化してみましょう。

 

これはいつでもトレードを冷静にやるために、自分なりの「型」を作るということです。
調子が悪くても、いつもその「型」から入ることを考えてみてください。

 

「それさえやっておけば、冷静にトレードができる」
「それさえやっておけば、いつでも調子よくできる」

 

「それ」というのが、プラセボ効果における偽薬的な役目になるのですが、
迷信というわけでもなく、実際にトレードを調子よくやるための
メンタルマネージメントになるはずです。

 


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| - | - | 11:36 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX上達のヒント 行き過ぎた複利運用は、逆に資金を壊滅させる

前に触れた

●一日10pipsだけ稼ぐ福利トレード神話の真実(2013年10月)

この記事について補足しておきましょう。

私が勝てなかった頃、福利運用に眼がくらんで、
過去に50万くらいの元手から、何度か1000万くらいには増やすことに成功しましたが、
そこからまた資金が壊滅するという経験を何度も味わいました。

50万円の元手で1日10pipsを稼いでいき、
稼いだすべてを証拠金に回して、枚数をどんどん増やしていくやり方であるとすると
だいたい1年後には1億円を突破する計算になります。

(これはFX複利運用計算などで検索するとその手のサイトがたくさんありますから、
ご自分で調べてみてください)


しかし、これは机上の空論というもので、実際はそうならないのです。

では、どうなるかというと、私の経験からすると、
実際の資金増減は、まずこの図のようになります。



図の縦軸は金額、つまり証拠金額を示します。上限が1000万となっていますが、
この上限は人によって、100万円だったり、1億円であったりするでしょう。
私の場合は1000万ということです。

ちなみにトレード慣れした私でもそれくらいがやっとですから、
ごく一般の方はせいぜい100万円が上限だと思ってください。

横軸は運用期間です。50万からの運用で、
だいたい半年くらいをイメージしてください。


さて、1日10pipsの複利運用にチャレンジしていくと、
最初のうちは、上手くいくことが多いです。

この部分を安定期と名付けましたが、
資金は緩やかに複利計算式に近い形で増えていくでしょう。

安定期は、まだ扱う金額が少なく、メンタル面のプレッシャーが少ない。
故に、実力が十分に発揮できるので、このように推移していきやすいのです。

(なお、これはすでに勝てる実力がある人が、
複利運用を行うという前提でやった場合です)


安定に増えていくとやがて「急進期」を迎えます。
私の経験からは、だいたい300万円に達したころから、急激に動くお金が大きくなります。
利食い・損切の額が10万円以上になっていきます。

現在のようなリスク回避一辺倒で全通貨が下がっていく、
簡単な相場に遭遇すれば急激にお金が増えていくでしょう。

しかし、急激にお金が増えていく時期は短いものです。
図の横軸が3か月くらいのスパンとしたら、急進期は2週間くらいの期間でしょう。


指数関数的な急上昇はずっとは続かずに、必ずピークを迎えます。
私の場合はそれが1000万くらいなのですが、そのあとさらに複利で続けようとすると、
不思議なことに「壊滅期」が必ず訪れるのです。

そのきっかけはちょっとした連敗であったり、
指標などによる不意の急変動に巻き込まれることであったりするのですが、
そこから調子を崩して連敗が続き、あっという間に資金がなくなっていくのです。
そしてムキに続けていくと、資金は急激になくなっていき、すべてが水泡に帰します。
だいたい安定期で増やした三倍の速度で資金はなくなっていくでしょう。


私の経験から、
ハイレバレッジによる複利運用の実際は、このようなグラフになるわけですが、
実際にチャレンジした方は頷けるグラフなのではないでしょうか?
おおむねこのような結末を迎えるはずです。


複利運用には限界がある。
その限界がその人の「器」である。


私はそう確信しています。


なぜ、いずれ壊滅期を迎えてしまうのかといえば、
それは急進期で心のタガが外れるからです。

いままでは資金の増減も緩やかだったので、コツコツとやれていたのですが、
突然大金が動くようになると、コツコツができなくなるのですね。


たとえるなら今まで給料が20万円だった人が、
突然今月から200万円になるようなものです。
20万円のときはコツコツとささやかな生活ができていたけれど、
200万になれば誰もが生活のグレードを上げようとするでしょう。

金使いが荒くなるといろんなトラブルが舞い込むものです。
結婚に失敗して多額の慰謝料を取られたり、
事業に失敗して多額の借金をこさえてしまったり、
収入が増えることで、心のタガが外れて、
それがきっかけで以前は考えられなかったような大損をしてしまうものです。
トレードにもこれと同様のことがあるのです。

私は自らの複利運用の経験から、いずれ壊滅することを知っているので、
やるときは必ずゴール地点を決めるようにしています。
私の場合は1000万がゴールです。
初心者の方は100万をゴールにするのがいいでしょう。

相場のピーク付けと同様に、お金が飛躍的に増えてきたら、
そこでトレードを終えることです。キッチリと勝ち逃げしましょう。
複利を続けるのなら、また少額からリスタートすればいいのです。

複利運用で億万長者を目指すのは行き過ぎですが、
この図のようになることを事前にイメージしておけば、
勝ち逃げすることができるはずです。

複利運用を行うのであれば、
あくまでも自分の「器」の範囲で行ってください。


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| - | - | 23:41 | category: FX上達のヒント(コラム) |
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