「FX意識改革」ブログ

 2009年からFXのトレードについて真面目に解説しています。
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# テクニカル解説024 行って来いが起こったあとの展開を想定する

テクニカル解説23の続きのUSD/JPYの4時間足です。記事を書いている現在は7月27日の12:20頃で106.50に届いてきた所です。朝方からは昨日の流れを引き継いで上がってきたので、デイトレではロングで入り、今しがた利食いしたと同時に今度は売りを入れました。リバウンド狙いの買いはあくまで短期の判断で、強引に106円半ばまできた現在からは、また売りを検討していきます。

 

前回の記事で考えていたサポートラインでキッチリ反発をして、いまはまた行って来いのように戻しています。まず下がったところでなんで持ちこたえたかといえば、それはテクニカルとしては、サポートラインも引けたし、RSI30%の地点でもあったからです。心理的にはいままでずっと上がっていて高値圏でなかなか落ちてこなかったのですから、落ちたら買おうという人たちがたくさんいたからでしょう。実際に業者やニュースサイトが配信している投資家のポジションのオーダーを見れば、どのへんで買おうとしている人がいるかは把握できるはずですし、まあそういうのを見なくても人間みんな考えることは同じですから、長年やっていればどのへんで買い支えがくるかはなんとなくわかるものです。

 

さて、リバウンドが入ったあとの今後の展開ですが、先週に現状の高値で買っていた人たちは、みんな逃げ遅れているので、ここまで戻してきたのならそれは急いで買いポジションは売って逃げるでしょう。だから下がることになります。今から買うと、たいてい急落して大変なことになります(と、記事を書いている間にあっという間に50pipsも落ちてしまいました)

 

そういう心理を見越して、このような行ってこいが起こったら、まずは売りから入ること。売りから入ってなかなか下がらずにジワジワ盛り返して高値を更新していくのならば、そこで初めて買いを検討すればいいことです。そしてそういうパターンは、主に日足などが上昇トレンドのときに起こるわけで、逆に今は日足がわかりにくいレンジ相場で高値に位置しているのですから、こういうときはあまり高値を追っていきたくないものです。

 

このあとは現状から叩かれていって、下のサポートラインまでまた押されていく形を考えています。下の赤線のラインでまた買うのはデイトレとしてはアリなのですが、ここまでまた落ちてきたら持って1日くらいで、そのあとは割り込んで急落していく可能性もあります。だから次に落ちたときは強く買えません。むしろ垂れ下がってきたMAを頼りに順張りで売っていく形になるでしょう。

 

また、現状はUSD/JPYが上がってはいますが、円安とはいえません。EUR/USDやGBP/USDなどのドルストレートは逆行して下がっており、クロス円はUSD/JPYが上がってドルストレートが下がるのでたいして上がらずに足踏みしています。このような状態は「ドル高」です。ドルだけが強い展開です。反対にUSD/JPYが売られると、今度はドルストレートが買われるという、ドルを中心とした完全なシーソー展開なので、まだリスクオンやリスク回避的な動きにはなっていないことは頭にいれておきましょう。

 

まとめると、記事を書いているうちに急変動で落ちてしまいましたが、106.50からは売っていきます。そしてこのポイントはデイトレだけでなく、日足や週足レベルでも売れるポイントなので、つまりスイングしてもしばらく持てるポジションと考えています。上手くいけば来月頃に起こりそうな100円割れの展開まで持てるかもしれません。

 

※14:55追記

現在105.50ですが、かなり相場が荒れているので一旦1円落ちたところで利食いすることにしました。二転三転してすいません。基本方針は上記の通りなのですが、今日はFOMCで、明日が日銀の政策決定で、このイベントでかなり乱高下することが考えられます。その動向を見定めてから入りたいと思います。

 

※7月29日 13:50追記

日銀の政策発表後に下落して、トレードプラン通りの展開になりました。USD/JPYは103円前半ですが、上の図の下の赤線を割り込んできているので、ここから100円近くまで売り込まれる展開を想定していきます。ただ4時間足のRSIが売られすぎにきているので、デイトレは反発がきたらすぐ逃げなければなりません。しかし、時間が経つにしたがって弱くなりそうで、同様にクロス円も下落傾向になるでしょう。

 


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| - | - | 12:51 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説023 高値圏からの不安定な値動きを予測する

記事を書いている現在は7月25日の11時頃ですが、最近のUSD/JPY相場は105円〜106円の間で停滞が続いています。4時間足で振り返ってみましょう。

 

 

4時間足は高値で停滞が続いて、MAがデッドクロスをしました。このMAがデッドクロスしたときの値動きというのは・・・

 

1 デッドクロスする「直前」は・・・・下がる

2 デッドクロスした「瞬間」は・・・・上がる

3 デッドクロスした「その後」は・・・大きく下がる

 

というようになります。このチャートは2までの値動きが終わっているので、これから3の流れになってくると考えます。RSIもチャートの傾向とは違って、ジリジリと下がっていますからダイバージェンスで、天井圏を示唆しています。

 

ただ、ここから急激に落ちた場合でも、半値戻しの赤線のサポートライン辺りでリバウンドする展開になると思います。というのもこのチャートはずっと上がっていたわけですから、下がったら買おうと思っている人がたくさんいます。私が買い手のディーラーだったらそのように考えます。よって、現状から売って思惑通り下がっていったとしても、104円前半辺りで利食いが無難ということです。持ち続けたり、ピラミティング(買い増し)で重ねてしまうと急なリバウンドに飲み込まれてしまうでしょう。

 

ちなみにもともと下落トレンドで下がっているチャートなら、ピラミティングしてもいいでしょう。しかし、上がっているチャートで下がってきたときにピラミティングするとたいてい図のようなリバウンドに飲み込まれてしまうので注意してください。

 

まとめると現状からは104円前半まで売り検討、そこからは一時的に買い検討という方針です。

 

※7月26日 18:00追記

先ほど104.00付近まで下がってきて、ここは思惑通り106円台からのショートを利食いできました。そして、ここからはロングでリバウンドを狙っていく方針なのですが、売りが強いのでもう少し様子を見たいですね。4時間足のRSIは30%で買い頃ではあるのですが、今日はもう1円ほど瞬間的に下落する可能性もありそうです。103円前半まで落ちるのならすぐに買いたい、あるいは明日になって下げ渋り始めてからから買おうと思います。今日の所は利食いが出来たので無理はしたくないのです。

 


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| - | - | 11:46 | category: テクニカル解説 |
# FX意識改革121 技術がマスターできてから、やっと戦術が実行できる

今日はスポーツにおける「技術」と「戦術」を引き合いに、
トレードが上達するコツを話したいと思います。


トレードが上手くなっていく過程というのは、
スポーツが上達する過程とまったく同じです。


そろそろオリンピックが始まりますが、
たとえば石川佳純や福原愛が出場する卓球が上手くなりたいとすればどうすればいいか?
卓球をやり込んでいる知人からどうやれば、卓球が上手くなるかを聞きました。


それは、まずは卓球の技を習得すること。
そして、次に自分の頭で戦術を考えることです。


卓球の技には、

ドライブ
スマッシュ
ツッツキ
フリック
ストップ
各種サーブ(下回転、横回転、上回転)

と、いろんな技があり、それはフォアハンドとバックハンドがあります。


フォアハンドのドライブと、バックハンドのドライブは腕の振り方が違います。
さらに通常回転のボールと下回転のボールでは、

同じドライブでもラケットを振る確度が違ってきます。

これらの技ひとつひとつを正確にできるようにならなければいけません。

 

そのためには、ひたすらその技を使うシーンに応じて

10回、100回、1000回と反復練習していく。
1000回くらい対人練習をやれば、自信を持ってその技を使えるようになり、
その技=技術を試合で使えるレベルになってくるでしょう。

 

さて、全部の技を使えるようになってから、
やっと「戦術の組み立て」が実行できるようになります。

 

いわばここまでは将棋にたとえたら、
それぞれの駒がその通りに動けるようになったという段階に過ぎません。

将棋の「王」は最初から全方位に動けますが、
もし、自分の操る王が特定のマスにしか動けないのだとしたら、

それは将棋にならないでしょう。

 

これと同様に卓球の場合も基礎的な技をすべて使えるようにならないと、
それは卓球にならない(まともな試合にならない)というわけです。

 

 

基礎的な技を使いこなせるようになって、

初めてゲームプランを考えることができます。
たとえばこんな風に。

 

1 自分がショートの下回転サーブを相手のバック側に出す
2 相手がそれを短めのツッツキで返す
3 自分がそれを強めのツッツキで相手のバックの深い所へ返す
4 相手が詰まって緩いドライブで返したところを・・・
5 自分が相手の逆サイドのフォアを狙ってスマッシュしていく

 

・・・というような技の組み立てから、

ゲームプラン=戦略が実行できるようになるのです。
実は卓球の面白さがわかるのはここからなのです。

 

中学レベルの部活動ならば、基礎技の習得に丸々1年はかかることでしょう。
だから戦略の組み立てを考えられるのは2年目になってからだと思います。

 

しかし、キチンとした指導者のいない部活動であれば、
おそらく大多数は3年の部活動ではそこまではいかずに、

よくわらかない内に、基礎技の習得の途上で終わりになるのではないでしょうか。

 

フォアのドライブは打てるようになったけど、あとの技術は3割程度しかできない。
すると相手のサーブをまともにレシーブすることができずにラリーにすらならない。
自分の頭で考えたゲームプランは、技術が未熟だからまったく実行できない。

これでは卓球の面白さを知る前に、誰もが途中で止めていくでしょう。

 


最初にそのスポーツの技術体系の全体像を知り、
個別の技術の習得の目標を掲げる。

 

そして、それをひとつずつ段階的に着実に身に着けることによって、
選手のモチベーションと実力が上がっていくのです。

 

やればやるほどできることが増えていき、実際にうまくなるのだから、
「もっともっと、うまくなりたい」と練習に励むようになるはずです。

 

卓球を例にしましたが、野球、バスケ、バレー、テニス、サッカー、ゴルフ

なんだって同じだと思います。勉強だって仕事だって同じだと思います。

 

まずは個別の技術の習得。
様々なシチュエーション別にこれらの技術を正確に使えるようになること。

 

そしてそれができてから、

やっと自分の頭で考えた戦術が実行できるようになるのです。

 

何度も繰り返しますが、

ステップ1が、技術の習得であって、
ステップ2が、戦術の実行です。

 

ステップ1をクリアしていなければ、ステップ2には絶対進めません。
ステップ1をクリアしていない内に、ステップ2を考えるのは机上の空論なのです。

 

 

 

さて、トレードの上達過程もこれらのスポーツが上達するようになるのと

理屈は同じです。真っ先にやることは、基礎の技術の習得です。

 

トレードの基礎技術は3つです。
具体的には、エントリー、利食い、損切です。
この3つがちゃんとできるようになることが大事です。


メルマガなので簡潔に述べますが、

エントリーでは、テクニカルサインに基いたポジションを持つことが重要です。

 

適当にポジションを持ったり、待つべきところまで待てずに

焦ってエントリーしたりするようならば、
それは「エントリーの技術」がキチンと身についていないということです。

 

利食いでは、自分が決めたリスクリワード比率における
リワードのゾーンに入ってきたら、利食いをしなければなりません。

利食いがうまくできない、いつも見逃してしまうというのならば、
それは「利食いの技術」がキチンと身についていないということです。

 

損切も、自分が決めたリスクリワード比率における
リスクゾーンに入ってきたら、ちゃんと損切することです。
損切をスルーしてしまったり、待ちすぎて傷口を広げてしまうようならば、
それは「損切の技術」がキチンと身についていないということです。

 

・・・こうしたことは、先の卓球における基礎技の習得と同じなのですね。

何十回何百回とこの行為をやっていくことで、
やっと、本番でそれが自信を持ってできるようになってくるわけです。

 


ところが、市場参加者の大多数はこれらの基礎的な「技術」を習得できていません。

自信をもってエントリー、利食い、損切を行っている人がどれくらいいるでしょうか?

ほとんどのひとが、おそるおそるエントリーして、

適当に利食いをしているのではないでしょうか?
おそらく損切一つも満足にできてはいないでしょう。


一口に損切といっても、いろいろな損切がありますよね?

 

エントリーしたあとに、完全に逆行してから切る損切、
相場が停滞したときに仕切り直しで切る損切、
最初は利が出ていたのに、損になってきてしまったときに切る損切、
指標などで不意をつかれて一気に大きく損になったときに切る損切、

 

・・・というように一口に損切といっても、

シチュエーションごとにいろいろな損切の種類があります。
みなさんは、どんなシチュエーションでもしっかりと損切がきますか?


誰でも苦手な損切っていうのがあるでしょう。

たとえばエントリー後にすぐに逆に進んだときの損切はスムーズにできるが、
最初は利が出ていたのに損になってきたときの損切はどうも躊躇してしまう。
といったように苦手な場面というのがあるはずです。


先の卓球にたとえたら、
相手の通常回転の返球に対してのドライブはできるが、
相手の下回転の返球に対するドライブは苦手だ。


というように、同じ技術であってもバリエーションの技術ができていない。
そういう状況と似ています。

 

そうであれば、苦手なシチュエーションの練習を重点的にやっていかなければなりません。
苦手な状況でもキチンと損切ができるようになるまで、損切をする練習を続ける。

 

トレードでは、エントリー、損切、利食いの3つしかアクションがありませんが、
これが相場のシチュエーションごとにスムーズにできるようにならなければなりません。
そこまでが「技術」レベルの話です。

 

これがキチンとできてからやっと、次の段階の「戦術」レベルの話ができるようになるのです。
技術が身についていなければ、戦術=トレードプランも意味がありません。
そのプラン通りに利食いや損切ができないのだったら、

それは絵に描いた餅にしかすぎないからです。

 


というわけでトレードが上手くなるには、まずは基礎技の地道な練習が必要なのです。

何度もエントリー、何度も利食い、何度も損切。

 

いろいろなシチューション別にそれができるようになることが先決です。
いつまでも勝てない人は、結局は基礎の技術が身についていないということです。

 

で、上手くなるにはどうしたらいいかと人に聞くのですが、
「それは何十回、何百回と練習するしかないよ、ひたすら練習あるのみだ」

と言われて不満に思うのですね。

 

彼らはもっと楽をして勝てる方法があるに違いないと思っているし、
そう言われると子供だましのような嘘をつかれているようにも感じるはずです。

 

しかし、ここが肝心なところなのですが、
トレードに勝つということは「結局は、そういうもの」なのです。

残念ながら、何十回、何百回と地道な練習するしかないのです。

トレードの技術も何度も練習して身に着けるものなのです。

 

それはスポーツの技術の習得を考えたらよくわかりますよね。

卓球部の新入部員が、素振りもなんにもしないで、

 

「すぐに試合に出たいのです。

 ところで僕は何の技術もできないのですが、どうすれば勝てますか?」

 

というようなものです。

先輩は何を甘いことをいっているんだ! まずはフォア打ちの素振りから毎日1000回やれよ!
と新入部員を怒鳴り飛ばすはずです。誰だってそうなることはわかるでしょう。


しかし、これがトレードになると、
知らず知らずのうちに誰もがそんな態度の大きな新人君になってしまうのです。

 

自分だけが何の練習もしないで、技術を身に着けてなくても、
なんとなく運や才能で勝てるんじゃないか、なんとなく上手くいくんじゃないか・・・

市場に参加すればたちまちそんな誇大妄想にとりつかれてしまう。
自分の練習不足を棚に上げて、うまく勝てないことをただ不満に思う。
そしてトレードの面白さがわからない内に諦めていく・・・


地道に技術を習得する必要があるといっても、
トレードの技術はスポーツに比べるとシンプルです。
やることはそんなに多くありません。

 

デモトレードで練習していけば、
3か月くらいでスムーズなエントリー、利食い、損切はできるようになってきます。

 

本番のトレード中で、エントリー、利食い、損切がうまくできないのならば、
それは単純に練習不足で技術が身についていない、

だから自信をもってやれていないということです。

 

だから、ひとつひとつの技の精度を練習で上げていきましょう。

そしてその3つが高い精度でできるようになってくれば、
トレードは俄然と面白くなってくるはずです。

 


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| - | - | 09:57 | category: FX意識改革(メルマガ転載) |
# FX上達のヒント 私が相場から学んだこと その1

人間が成長するためには、新しい経験を積み重ねるしかないと思うこの頃です。
それがどんな経験でも必ずプラスになり、人生に厚みを与えてくれるのです。

 

私の場合はトレードの経験を通じて、大きく成長ができたと思います。
嘘と真が交錯する相場の世界を生きるために、
たくさん本を読みましたし、その都度、新たな発見もありました。

 

相場で大きい損を何度も出し、煮え湯を何度も飲まされもしましたが、
このままくたばってなるものかという反骨精神から、人間として成長する機会を与えられて、
今となっては、お金以上の報酬を相場から受け取ったと思います。


いくつか私が相場から学んだことを話しましょう。

 


●相場からお金の使い道を教えてもらった


まず、お金というのは使う人によって価値が変わってくることを学びました。

 

そもそもトレードで得たお金を何に使えばいいのか?
普通の人は宝くじに当たったときと同じことを考えるでしょう。


トレードを始めたきっかけは、
最初は苦しい生活の足しにでもなればいいと考える。
あるいはトレードだけで暮らせるようになればいいなと考える。

 

そして、ちょっと大きく勝った時は、
家や車など欲しいものを手に入れたり、仕事をやめて遊んで暮らそうと考えると思います。

 

私も最初はそうだったのですが、

トレードを続けていくに従って、この考えは変わっていきました。

そういうことには次第に興味が薄れていったのです。

 


たとえば、まだ未熟な子どもに1億円与えてみると、
一体何が起こるか考えてみましょう。

 

最初にやるのは、好きなものを買うことでしょう。
お菓子やゲームなど子どもから見て、欲しいものを買いまくると思います。

 

その次にこのお金は自分のものだと頑なになって、だまって貯金をするか、
あるいは気前よく周りの人に振る舞って、余計なトラブルを引き込むか、
そのいずれかです。

 

それ以外の使い道は、おそらく思い浮かばないでしょう。
しかし、これらの使い方ではお金の本当の価値は発揮されません。

 


一方で、大人の場合はどうでしょうか。

大金を得た大人は何をするか?

 

欲しい車や家を買って、気になる異性に気前よく振る舞う。
あるいは老後に備えて貯金をしようとする。

 

実際は、子どものお金の使い方となんら変わりがありません。

この使い方では、お金はただ目減りしていくだけです。

 

自分の巨大な「欲」が掃除機のようにお金を吸い込んでいき、後には何も残らない。

それに、大金を得たことで、そのお金に「頼って」しまって、

自分は何もしないようになるでしょう。

 

 

これは親が大富豪であることと似ています。
もし、親が大富豪なら、自分は苦労して汗水流して働くでしょうか?
自ずと親に頼ることが多くなり、いわゆるボンボンの出来上がりです。
同様に、大金を持っていれば、そのお金に頼りきってしまう生活になるのです。

 

こうなるとどうなるか、それは自己の成長が止まります。
自分の世界はとても狭いまま、固定化されてしまうのです。

 

すると既存の枠組みにとらわれたまま、操り人形のような生き方になる。

お金があっても社会に対しての不平不満が消えることはなく、

決して自分から外の世界に出ようとはせず、

誰かが考えた小さな枠組みの中で、息苦しく生きることを選択するようになります。

 

西郷隆盛は「子孫のために美田を買わず」という有名な言葉を残しています。
子供や孫たちのために、わざわざ財産を蓄え、残すようなことはすべきではない。
それは結局は自立心を失わせることになり、将来害にしかならないからです。

 


お金の本当の使い道は、自己投資です。

 

自己に投資して、自分の見える世界を広げていくことです。
お金を使って新しい経験をして、それで自分を成長させる。

それが本当のお金の使い道です。

 

自分の能力を上げるために使ったお金は、意味があります。
モノを買うとか、貯金するとかでは得られないものを得られます。

自己成長をするに従って、見えてくる世界はどんどん広がっていくのです。

 

すると、たいていの悩みはなくなり(ちっぽけなものになる)
そして、自分ができることが増えていき、

生きる意欲がどんどんあふれてくるようになるのです。


私が相場から学んだことのひとつは、このようなお金の本当の価値と使い道でした。

 

(次回に続く)



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| - | - | 14:12 | category: FX上達のヒント(コラム) |
# テクニカル解説022 強引なブレイクはオーバーシュートを想定する

7月12日は為替相場が全体的に急騰する展開になりました。チャートの売買ポイントを振り返ってみます。

 

4時間足はaの赤線のラインが直近の高値でレジスタンスでした。と同時にRSIの70%の接点なので、аからの売りはOKです。ただ、このラインを抜かれてしまったら、売りはテクニカル的な根拠を失います。a後に上に抜いてきた時点では、ドテンして買い、という対応になるでしょう。ブレイクからの買い狙いは、直近の天底にフィボナッチを引いて、161%の続伸ポイントまで追っていくことになります(アドバンスドホーミングFXでは手法Aの展開)。105円半ばくらいまでが買いのターゲットになるでしょう。

 

また毎度日本市場というのは昨夜のアメリカ市場の流れを受け継ぐので、特に8時〜9時にかけてはその流れを織り込む買いが入ります。つまり、昨夜アメリカ市場が好調なら、当然日本市場も好調になるだろうから、それがオープンする前に為替などは買いが入りやすくなるのですね。だいたいその流れは昼前まで続くことになります。

 

急騰が続いた場合は、オーバーシュートのような強引な値動きが起こりやすく、チャート左端のイギリスのEU離脱前の囲んだポイントまで上げていく可能性もあり、強く売るのならそこからでしょう。

 

今後はそのようなトレードプランを考えますが、この4時間足は、難しいチャートの部類に入ります。この下の5分足は、今日は上がりっぱなしの展開になりましたから、5分足基軸のトレーダーは普通に順張りで簡単に取れる状態でした。しかし、4時間足を基軸としたトレーダーは、難しい対応を迫られました。4時間足のチャートはぐにゃぐにゃと乱高下が続くわかりにくい形になってしまったからです。 4時間足基軸のトレーダーは、この局面では簡単に利益は上げられません。aから売りで損切られたあとは、すぐにドテンで買いに変えるというのは、そもそもUSD/JPYの基調が弱いものであるため実際は難しいものです。現実的にはaから売りで損切をしたあとは、想定から外れてきた予想外の展開になっているので、様子を見ていくのがベターな対応でしょう。

 

なお、どの足が優位かというのはないのですね。5分足は今日は簡単な場面でした。しかし、明日は難しい乱高下になるかもしれません。反対に4時間足はこのあとわかりやすい形に変わるかもしれません。というように、どの足を使っても、わかりやすい場面とわかりにくい場面が交互に循環するようにやってくるのです。この4時間足のような極端な行って来い相場は難しいものです。4時間足の基軸トレーダーとしては、利益を上げるというよりは、損失を出さないように立ち回りたい所です。わかりやすい相場では稼いで、わかりにくい相場ではトントンで凌ぐ。そんな感じです。

 

まとめると今後の4時間足の対応としては、様子見です。106円台まで届くような強引な急騰があったら、売ってスイングしたいと思います。こうした強引な急騰場面で買いたいのならば、4時間足を使うのではなくて、5分足レベルでMAを頼りに買っていくべきでしょう。

 

※7月15日 12:00追記

上の図のように106.20付近まで急騰してきたので、スイングで売りを持ちました。ただ、瞬間的に108円くらいまでの急騰もありえるので、夕方も急騰が続くなら売りは外して様子見ですね。まあ来週の連休明けくらいから弱まるように思います。

 


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