「FX意識改革」ブログ

 2009年からFXのトレードについて真面目に解説しています。
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# テクニカル解説045 頂点からの下落場面での、売り手・買い手の戦略

この記事を書いているのは11月29日(火)の13:30頃です。

昨日は調整下落が入って軟調展開で、今日もまた同様です。もう一度日足を見てみましょう。

 

USD/JPY 日足

前回の日足の記事で「買うならピンク線の接点、それは110.80付近」と書きましたが、月曜の時点でロウソクが更新してピンク線が上がって、現状の112.00がちょうどピンク線の接点となりました。このようにロウソクが更新していくたびに移動平均線は上がってくるのでそれは考慮して考えておきましょう。

 

で、現状はピンク線の接点ですが、ここから買うというのは、すでに遅く、それは昨日の夕方から夜にかけての展開だったと思います。昨日は午前中に111円半ばまで急落したあと、ジリ上がりで夜にはまた112円後半まで戻しました。なぜ、戻したかというと、急落したところでピンクの線に触れたから反発したのですね。それで、現状はまた高値から売られる展開になっていて、再び112円を割れるところまで戻されています。日足を見るとピンクの線に支えられてはいますが、いまのところは力強い陽線というわけでもなく、十字線であまり強い反発は感じられません。

 

大統領選挙のあった日から頂点までをフィボナッチで結ぶと61%が109円辺りになります。今日ピンクの線をこぼれ落ちると、明日は109円まで急落する可能性が出てくるでしょう。なので今日はいまのところ値動きが弱いので、デイトレは売りから入りたい。そそして109円まで来たら今度は一週間くらい買えそうだと考えています。

 

ところで日足の今のピンクの線から買うのは悪くはありません。まだピンク線に支えられているので買いは優位な状態です。買い手側でいくのなら、ここで買ったあとにピンク線を割れてきたら即撤退。そして109円くらいから買い直しということですね。売り手としては、崩れたときはデイトレで急落を追うことになるのですが、深く落ちたところから売るのはすでに遅いので、もし109円まで押し込まれたあとは売れません。そのあとは図のルートで描いたような三角持合い展開になってから下がるか上がるかどうかになると考えています。

 

USD/JPY 4時間足

4時間足も見ておきましょう。茶色線の下に今来ていますね。つまり茶色線が蓋のような役目をしている抵抗線です。同時にピンクの線も下がってきているので、もう一押しでデッドクロスになります。すると、たいてい-2σやRSI30%まで急落するのですね。高値で買っている人が投げたり、下から買っている人が利食いするから急落するわけです。しかし、急落したところで安くなったところで買おうと思う人たち、その需要があるわけだからまた跳ね上がります。この4時間足は、売るのなら短期的に売り、買いたいのなら落ちたところで腰を据えて買うようにします。110円くらいでは1日くらい粘りそうですが、日足を見ると109円台くらいまでは食い込まれる可能性があるので、買うときはそのあたりまで考慮してスイングで買うほうがいいでしょう。

 

 

※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください

 


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| - | - | 13:40 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説044 高値張り付きの場面では、焦った考えはもたない。ゆったり対応すること。

USD/JPY相場は、高値張り付きの展開になりました。こういうチャートは5分足レベルでも毎日1、2回はあります。すでに高くなったところで高値を追わないことが大切です。値動きが大きくなってきたので月足から見ていきましょう。

 

USD/JPY 月足

月足を見ると、現状が茶色線の抵抗線接点です。同時にRSIも50%ですから、月足としては上がるか下がるかの「分岐点上」といえます。今月はこの茶色線を一気に抜いてくる可能性は低いでしょう。私の感覚的にはそれは20%くらいであると思います。翌月のロウソクが茶色線の上に乗ってくると、aルートで月末にかけて伸びていってダブルトップのような形になる可能性もあります。ただ、現状はまだ分岐点上にあるので、さらに上がるかどうかの判断は時期尚早でしょう。

 

この月足チャートは乱高下であまり旨みがない場面です。旨みがあったのは大統領選挙の日に急落したところで-2σの壁を背にして買ったトレーダーです。現状はレンジの中央値であまり優位性のあるトレードができません。まあやや優位があるとしたら、茶色線やRSI50%で一度跳ね返るのを期待して売りから入り、bルートを狙うといったところでしょう。長期的に見たらデッドクロスを完全にしているのですから、これはそろそろ値が重くなって揺り戻しの売りが来る可能性が高いでしょう。

 

USD/JPY 週足

週足は難しい場面になりました。aの+2σで私も売りを入れたのですが、先週はもうひと伸びする展開になりました。ただ先週の陽線はオーバーシュートのようなものであると考えます。週足視点のトレーダーからしてみたら200pipsくらいの値動きは許容する必要があります。aから売りを仕掛けたとき、勢いが止まらずに進んでしまったわけですが、週足を使うのならばこの程度は織り込み済で見ていかなければならないのですね。

 

たとえば、このチャートが5分足だと考えてみてください。で、aから売ったとする。とすると、最新の陽線の部分はまあ10〜20pipsくらいの逆行といったところで、まだ焦ってドテンするような段階ではないのですね。というよりもう一回売りを仕掛ける余地がある場面です。私は金曜日に113円で売り増しておきました。このあとロウソクが2、3本更新しても勢いが止まらずにさらに上昇が続くのなら逃げるしかないのですが、bルートのような急騰を期待してここからは買いたくはないです。買いたいのならば、cルートで落ちたところで狙う方が勝算が高いでしょう。ピンク線接点からの押し目を狙うべきです。

 

USD/JPY 日足

日足は金曜日は陰線で頂点から100pips下落しました。同時にRSIも70%オーバーの地点から下に傾きました。このことによって週明け月曜は調整的な下落が入りそうな展開になりました。さらに100pipsは落ちる可能性があります。ただ、ピンク線の接点で、かなりの高確率で押し目は入るでしょう。110.80くらいでは買い側に回る方が優位性があります。

 

まとめると週明けは調整下落がきそうな気配で、110円後半まではデイトレでは売りたいと思います。スイングも110円後半と113円前半で売っているのですが、また110円後半くらいまで落ちてきたところで一旦閉じて仕切り直したいと思います。

 

それと、このような急騰局面で気を付けて頂きたいのは、一攫千金を狙わないことです。まあ10円規模で動いてしまうと、普段デイトレードをやっている方は値動きが大きいので心が煽られます。煽られると欲が大きくなるのですね。人間、恐ろしいもので、欲が大きくなると、視野がいきなり狭くなって、思考がより短絡的なものになってしまうのです。

 

たとえば自分の好みの外見をした異性が現れたら、その人の内面を知ろうともせずに飛びついてしまうものでしょう。または好みの製品が出たら、よく調べずに買おうとしてしまうものです。それは己の欲が大きくなっているから思考や行動が短絡的になっているのです。中間にあるもの全部すっ飛ばして、早く結果にありつきたいと思ってしまうものなのですね。

 

トレードもこれと同じで、相場が大きく動くと、欲が大きくなる。するとどうなるか? 視野が狭くなり、思考が短絡化するのです。具体的にはこのような急騰チャートをみると「もうこれはガンガン上がるに違いない」といった短絡思考に陥って、有り金全部賭けようとする。今後上がるとしても、そういう上がり方をする可能性は低く、たいていは紆余曲折を経てから上がるようなる。キツイ乱高下やよくわからないレンジを折り挟んでからやっと上がり始める・・・といったようになるのです。その乱高下部分でロスカットになったあとで、やっと思惑通り上がり始める・・・といった悔しい結果になりがちです。大相場ではそのあたりの心理面に気を付けてください。要は「欲に眼がくらんで思考が短絡化していないか?」「トレードは数をこなしてやっと儲けがでてくるものなのに、欲のためにその結果を早く求めすぎてはいないか?」ということを自問自答することです。

 

 

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| - | - | 18:37 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説043 急騰後の買い手、売り手の戦略

この記事を書いているのは、18日(金曜日)の15:30分頃です。大統領選挙の当日は乱高下しましたが、そのあとは前回記事通りの展開になり、非常にわかりやすい相場になりました。

 

USD/JPY 週足

週足はまさにMAがゴールデンクロスする場面です。ホーミングFXのテクニカル設定だと、ゴールデンクロスする直前でクロス方向に吹き上がります。なので、その部分は手法bを使って買いでいくのがセオリーです。そして、現状はまさにゴールデンクロスしたところなのですが、茶色とピンクの線が交わったときに買うのはNGです。そのとき、たいていチャートは+2σまで進んでいますから一旦は売りが入ります。なんで売りが入るのかというと、下で買っている人が十分に値上がりしたので利食いするタイミングだからです。

 

よって、週足レベルの買い手だとしたら現状で利食い。買いたいのなら、図の予測ルートで示したように急落を待って拾うべきでしょう。また、このタイミングで多数が利食いをしてくることが多いわけなのですから、それを見越して+2σから売りを入れるのも戦略になります。今夜から次週にかけては買い手が利食いをしてくるでしょうから、調整下落も考えられるところです。なので3日くらいのスパンで売りを狙っていくのは悪くないでしょう。しかし、茶色線の接点くらいまでくると盛り返しますから、売りは欲張れません。なぜ、盛り返すといえるのかというと、このチャートはあれよあれよという間に上がってしまったので、買いそびれている人がやまほどいるからです。彼らはもう現状の段階で下がったところに買いオーダーを出しているから、下がればそれがヒットすることになり反発するでしょう。私なら現状で利食いして、買い注文を107.50くらいに置いて気長に待ちますね。

 

USD/JPY 4時間足

この4時間足は利益を出せるチャートですが、実際どのように利益をだしていくか振り返ってみます。aの大統領選日の急落は売り狙いです。ここでは200pipsは取れそうです。しかし、売り目線で入っていると、bの反発は取り難いでしょう。幾度となく売っては突き上げにあって損切に合うはずです。aで獲った200pipsを全部吐き出してしまうことでしょう。しかし、損切さえしていれば、その後は簡単な上昇トレンドに変わりました、cからd辺りまで素直に買って300pipsは取れるでしょう。となれば、aは+200pips、bは-200pips c〜dは+300pispとなり、トータル+300pipsの大勝になります。

 

ざっくりと説明しましたが、他の足でもこのようにトレードしていけばいいのですね。これが5分足のチャートだとしても、桁を一つ減らして考えてみればわかりやすいでしょう。損切さえすれば、あとで必ずチャンスがやってくるのです。しかし、損切をしなければ、aで+200pips取ったあとに、bで逆進して-500pipsで大損となりやすいのです。

 

反対にbからいままでずっと買いっぱなしで大勝利できたというのも、実はよくありません。「ただ買って持ちっ放しで上がって大勝利」これは未来の大負けが約束されたトレードです。そういう意味では、買って放置の株式投資は、常に未来の大負けが約束されたトレードであるのです。ただ、スパンが長いですからトータルの結果が出るまで時間がかかるということです。長期投資も5年は勝てたが、その後10年間は負け続けたという結果にもなりやすいのですね。

 

話がそれましたが、今後の4時間足の展開としては、このチャートの底から天井までフィボナッチを引いて61%くらいで買うことを考えます。それが107円前半くらいです。ここまで落ちて来たら強く買いたい。反対に現状からは週足が+2σで抵抗にあっているので、売りが狙えるでしょう。ただ、何度も波状で買いは入ってくるので、売るのなら3日くらいのスパンで売っていくか、あるいはあくまで短期トレードでガクンと落ちたところだけを獲るみたいな心構えでいかなければなりません。ずっと売りっぱなすと、また盛り返されてしまいます。

 

まとめると買い手は現状で利食い。そしてスイングでは今からは売れるポイントであると考えます。ただ、荒れている相場なのでまだ上がるようならすぐ売りを外したり、あるいは1円くらいの急騰は織り込み済と考えてリスク調整した上で、次週前半くらいまでにかけてのスパンで売ることです。

 

※11月21日(月)20:30追記

週明けは111円まで進みましたが、上記の戦略はかわりありません。スイングで売るのなら気長に待つ必要があります。今夜あたりから少し崩れてくると考えていて、しばらく短期トレードも売りからです。

 

※11月25日(金)11:30追記

週半ばの地震の場面では110円前半まで下がっていましたが、そこから反発上昇展開になり113.90付近まで進んでいます。しかし、とはいえスイングとしては買いを選択することはできません。ここから売り直しか、売り増しで対応していきます。短期トレードも今日は買いで追いかけるより、2円くらいの急落に注意が必要と見ています。

 

 

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| - | - | 15:52 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説042 大変動時のチャートは、単純に勢いに乗ることを考える

この記事を書いているのは11月11日(金)の17時頃です。米大統領選で相場は乱高下しましたが、時間が経つにつれて急反転からの上昇継続が濃厚になっています。長期足も転換点にあるので、本日は一転して急騰に注意が必要です。

 

USD/JPY 週足

週足が「転換点」を迎えています。大統領選挙時はピンクの線を割り込み陰線が出ていたので急落の可能性がたかかったのですが、そこから驚異的な粘りで下ヒゲを作り、逆に陽線で盛り返しました。今の陽線の下ヒゲの出ている所をよく見てください。キッチリとヒゲ部分がピンク線の下に出ていますよね。そしてロウソクの実体がピンク線に支えられています。この形になると、ピンク線=サポートラインは割れていないと判断ができます。同時に茶色の線を強い陽線が抜いてきたことにより、このチャートゴールデンクロスが明確になりました。このときRSI50%も超えています。つまり、しばらくの間、買いが入りそうな形になったのです。

 

そして、ここが重要なポイントですが、ゴールデンクロスをするときに、茶色の線を抜く今のような強力な陽線が出るのですが、このときが最も値動きが激しくなります。5分足でこれがおこれば30pipsくらいは急変動します、1時間足なら50pips、4時間足なら100pipsぐらい一気に動くでしょう。これが週足で起こるようなものなら、それは500pipsくらい一気に動くことにもなります。ゴールデンクロスのときにどこまで一気に動くかといえば、+2σまで動きやすくなります(ホーミングFXでいうところの手法Bです)。なので、この形のときは素直に勢いに併せて買う。売りたいのなら+2σから狙います。週足としては110円前半まで進みそうな情勢に急変化しています。

 

USD/JPY 4時間足

4時間足の今までの流れを見てみます。大統領選挙の当日は鋭い陰線が出ました。この時点で4時間足としては上昇が寸断されたので、さらなる急落も考えられた場面です。このときRSIは30%に到達はしたので、上から売っているのなら一旦利食いでいいでしょう。ただ、4時間足レベルとしては落ちたところから売るのは時期尚早で、そこから1日くらい経過してMAがデッドクロスするのを待たなければならないでしょう。このような巨大なロウソクがでたら、それを瞬時に跳ね返すことができないと、その方向に流れやすくなります。たいていはすぐには盛り返せないので、時間が経つとまた弱まっていくのが通常の値動きです。

 

しかし、たまに5分足レベルで指標のときなどにも見かけますが、このように間髪入れずに強力な買いが入り、すぐに値を戻してしまう場合もあり、この値動きのときが最も損をしやすい場面になります。このチャートは茶色線下にある限りは売り目線でよかったのですが、急激な反転で茶色線の上に乗り直し、aで強い陽線がでました。売っている方からすればいままでの利益が全部吐き出されて損に変わる、まるで満塁逆転ホームランを打たれてしまったような、ふざけたような展開になりますが、ここで頭に血がのぼって頑固に売り続けるとさらに痛い目に合うものです。

 

a後はもう状況が変わっていて、ぜんぜん下がらなくなってきたため、買い側の大逆転が濃厚になっているのです。またa前で一旦崩れそうだったゴールデンクロスが、結果的には保たれています。MAはデッドクロスせずに上昇推移に変わりました。よって上昇が濃厚になり、売りは利益が消えて損になってきても逃げるしかなくなります。次のbの陽線で買い側の勝利が決定的になり、この時点においては「こんな値動きおかしい、不条理だ」と思いつつも、売っていると大損になりそうだから買わざるをえないのです。するとパニック的な買いが起こり、チャートは急上昇します。このチャートは、短期はピンクの線を割り込むまでは買いで追えばいいし、茶色線が傾いている間は継続で買いが入るでしょう。そして上昇が続くのであれば、フィボナッチを上記のように合わせてとりあえず108円くらいまでの上昇を考えていきます。

 

まとめると、今日は急騰に警戒が必要で、上がるのなら短期でも上値を追い続けていくトレードになります。この4時間足のチャートはトレーダーの試金石となります。自分が損切ができるのか否か、自分の考えに固執しているかどうかが丸見えになるチャートなのです。たいていは自分の考えに固執してしまい、たとえばトランプが当選して経済が不明瞭になっているのに上がり続けるのはおかしい、このあと暴落が起こるはずだ!というような考えに固執して、売りを持ち続けて大損になってしまうケースがよくあるのです。このチャートの乱高下部分で儲けるのは正直難しいです。しかし、ポジションを柔軟に持ち変えて大損をしないで切り抜け、次の値動きに対応していけるようになれば合格でしょう。

 

 

※11月15日 12:10追記

週明けはトレードプラン通りに推移して、昨日は急騰して108.50くらいまで進み楽なトレードになりました。今日は昨日の急騰の調整が入って下がってからのスタートになっています。上の4時間足の進行予測ルートのように、週半ばは一旦、107円台半ばくらいまで押されそうなイメージがあります。なので、買うのならまた下がったところで、週末に近づいてから買うのが良さそうでしょう。

 


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| - | - | 17:21 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説041 ゴールデンクロス後のアプローチ

この記事を書いているのは11月9日(水曜日)の3時頃です。

 

米大統領選挙の開票が始まり、ボラティリティが増えてきました。これまでのトレードポイント、そして今後のトレードポイントを見ていきましょう。

 

USD/JPY 4時間足

 

先週末は安値で持ちこたえる展開になりました。そして週明け後は窓が開く展開で、一気に買いが入りました。週明けのaの地点では、茶色線の上に出たし、RSI50%を超えてきました。そしてゴールデンクロスの形になっています。このように茶色線の上に出てRSI50%を超える瞬間というのは、その方向に力強く進みやすくなります。一番相場が一気に動くタイミングなのです。そして、クロスが起こったら、しばらくの間は買いが続くことになります。というのも、ピンクの線が上がってきてこれが支えになるからです。なのでbで押し上げられて、現状は一段高になっているわけです。

 

しかし、ゴールデンクロスでのトレードは、クロスした後に買うのはもう遅いのですね。現状のcのポイントは、RSIを見ると70%に到達しているので、すでに買いが一巡していると判断していいでしょう。このとき下の方から買っていた人は利食いをするのが常です。ですから、cからはまた弱まってくる展開になるでしょう。

 

このあとピンクの線に長い時間支えられて(ロウソク5本くらい)くると、茶色線が上に向き始めますから、このチャートは上げていく展開になります。反対にこのあとすぐにピンクの線の支えを割り込んだときは、まだ茶色の線が上に傾いていませんから、茶色の線が強いサポートになりえません。一転して、RSIの30%や-2σまで急降下する可能性もはらんでいるのです。

 

現状からのアプローチをまとめると、RSI70%を手掛かりに売って、まずは茶色線の接点までを狙う。これが第一の作戦です。茶色線やRSI50%を割り込んできたときも、再び売りのタイミングになります。開いた窓を埋めるような展開があるでしょう。ともかく現状からは売り優位となります。買いたいのであれば、RSI30%に来た時に拾うか、あるいは明日の夜くらいまで現状で持ちこたえてジリジリと上がるようなら買うかでしょう。そうなるまではまずは売りから入るのが良いということです。

 

※12:23追記

大統領選挙の開票が進んでUSD/JPYは101円台まで落ちてきました。すでに上のトレードプランは達成済となります。ここからは100円を目指す展開になりそうですが、相当な急変動が予想されます。基本的には高くなったら売って、落ちたら利食い。100円近辺では粘り強い展開もありそうですが、一旦割れると、前回のメルマガにも書きましたが90円半ばまで急落するような展開も考えられます。そんなときは業者にログインできなくなったり、レートが凍結されるリスクも浮上します。


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