この記事は2月17日12時頃に書いています。
USD/JPY相場は一旦反発したあとにまた昨日から売られています。少し値動きが大きくなったので、週足から振り返りましょう。
USD/JPY 週足
週足は先週の底からやや反発しました。先週の底値が表示していませんがちょうどMA20の支持線上だったので、多少反発しています。ちなみにMAというのは数値1刻みですべて表示させれば、すべての線が支持線になっていることがわかるものです。ただ、全部表示してしまうと混乱するわけなので、2、3本に絞って表示して単純化させて分析することを推奨しています。相場の動向に併せてどれを選ぶというよりも、決めた2、3本のMAで定点観測をしていくというほうが現実的です。逐一相場の動向に併せてテクニカルを微調整するなんて、神技みたいなことはできませんから、それよりもテクニカルは固定して見たほうがいいでしょう。
テクニカルを固定していくと、バイオリズムグラフのようにテクニカルの支持通り調子よくできる区間もあれば、テクニカルがいまひとつ合わなくなる区間も出てきます。でもそれでいいのですね。テクニカルが当たるところではドンドン稼いでいき、テクニカルが合わないところはトントンで凌いでいく。全部テクニカルの支持通りにうまくいくなんてありえないですから、それが現実的なトレードのやり方なのです。
さて、この週足ですが見る所はピンク線です。これが当面の抵抗線になっています。いまは逆U字を描くように山なりで下がってきています。このピンクの線を抜ければ吹き上がりますが、当面はこのラインを防衛線と考えて売りから入ることになります。週足上では、まだまだ3月〜4月一杯くらいまで調整下落が続きそうです。
USD/JPY 4時間足
「週足は当面まだ弱そうだ」ということを踏まえて4時間足を振り返ります。前回の記事で「底が固くなってきたので反発しそうだ」ということを書きました。案の定反発しました。しかし、考えていたよりもボラティリティが大きく、そこは想定から外れてしまいました。
値動きを振り返るとaの陽線が重要なのは見てわかりますよね。他のロウソクに比べて目立つほど大きいし、MAがクロスしているきっかけになっています。こういうロウソクは他のロウソクとは格が違うわけですね。一応、aが出たときは+2σタッチなので、カウンターで売りから私は入りました。しかし、陽線が止まらないので、ここは伸びたあと下がってきたところで一旦損切をしています。このように高値で売りで入って、なおそれが損切を強いられることになったのなら、その相場はしばらく堅調だということです。無暗には売らないほうがいいでしょう。
b辺りではやや弱まってきてはいたのですが、茶色い線が上向きに傾き出しているので、この時点でも売りはいまひとつです。とはいえ、買うのも日足以上は重いことはわかっていますから、デイトレ以外では買いにくい場面です。4時間足としたら無理に手を出したくない場面。そのあとcで突然吹き上がりましたが、これはaの陽線の出現が伏線です。これを見た買い遅れていた人が「落ちて来たら買おう」とか「再び勢いづいてきたら買おう」と手ぐすねひいて待っていたからこうなったのです。
さて、cは高値更新だから買おうと思うかもしれません。でも、私のやり方は、長期足と短期足を組み合わせてみることで判断する方法です。今は4時間足を短期足と考えていますが、日足より上は4時間足が吹き上がったポイントがむしろ戻り売りのポイントでもあったわけです。ですから、cからは買いません。弱まってくるのを待ちます。で、様子を見ていると案の定ズルズルと落ちてきて、デッドクロスになりました。この時点でまた下落が強くなってきているので、c以降は再び売りを考えていくことになります。
とはいえ、一旦吹き上がったので、スムーズに落ちていくのは都合良すぎな考え方でしょう。eの部分のようにレンジの形になって次第に弱くなっていくと考えるのが現実的です。だとすると、少し反発したところで売りを持つのが良いアプローチになります。デイトレならば、ちょっと吹き上がったら売りを入れていく感じです。たいていその吹き上がりのタイミングは、日本時間11時、18時、0時頃にやってきます。このときに吹き上がっているのなら売り。逆に安値更新しているのなら利食い。という感じでデイトレならそのようにざっくりと考えてアプローチしていくといいでしょう。
まとめると、全体的にはまだ弱いです。25日前に110円に触れるような場面があると考えていますから、まだ売り中心で入っていきます。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
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