この記事を書いているのは7月28日金曜日の11:30頃です。
USD/JPYは週半ばは一旦上がりましたが、昨日は高値から売られる展開になりました。今週は再び買うのは難しくなってきたので、買いたいなら来週になってからを検討し、デイトレでは様子を見ていきたい場面です。
4時間足
4時間足は前回指摘したように一旦は上がる展開になりましたが、a付近では+2σが壁になって叩き売られました。アドバンスドホーミングFXではaからの売りは手法Bリバーサル法であり、それは前回予測した通りですから、aからの売りは十分狙えたでしょう。ただ、aからの売りは急落したあとは、さっと利食いをするのが賢明です。というのもaの前の展開は上がっていたわけですから、当然ながら落ちたら買い遅れていた人が買ってくるからです。となれば、昨夜のように少しリバウンドが来ます。しかし、aからは急落したわけなので、安値から買われても、高値にくると警戒から売られるわけですね。そしてまた現状のように弱まってくると、売り買いが錯綜してレンジになってくるのです。
テクニカルとしてはMAがゴールデンクロスしたあとにすぐデッドクロスしましたよね。こういうようにMAが短期間にクロスを繰り返す相場は、上記のような人間心理が働いていて錯綜しているのだから、単純に順張りができません。では、どうすればいいかというと、この展開はパスして様子見をするのがベスト。それでも仕掛けたければ、逆張りでしょう。ボリンジャーバンドは狭まってきているので、バンドから仕掛けるのは狭くてあまり旨みがありません。何かのきっかけでRSIが70%に来た時に一度だけ売り(b)、反対に30%に来た時だけ一度だけ買い(c)をやるのが良い作戦です。ただし、逆張りで仕掛けて反発したのなら、すぐに利食いをするのが賢明です。レンジ相場なのですから、あまり長くもっているとまたわけのわからないレンジに巻き込まれて利を失ってしまいますから。
1時間足
前回記事からの展開を振り返りましょう。前回はa地点でした。ここで私は「売ってはいけない。短期で買うべきだ」という趣旨を書きました。a後はジリジリと上がっていきました。これは想定通り。bでピンクの線を割ったので、ここで売るという手段もなくはないのですが、上がったあとはおっつけ上がってくる茶色線がいい角度になっていますから、ちょっと下がってもcで支えられてまた再上昇が始まるのです。しかし、このケースでは再上昇は続かずにdでカウンターの売りが来ました。4時間足を見ていれば+2σの壁もあるし、1時間足はRSI70%タッチで売られる要因はあるところです。機敏なトレーダーならdで買いを利食いして売りに持ち変えることも可能でしょう。
そんなに器用に立ち回れなくても、たとえばcで買うのはまったく問題ないのですね。cからはグーンと上がっていくわけですから、損切ラインをトレール注文のように時間の経過と共に上げていけばいいだけです。突然eのような急落が起こっても利食いで終われます。自分が「これは上がるだろう」と思って損切にかかったのならば、それはその考えを見なおす時です。たいてい反転して急落していくものですから、損切にかかったら様子を見るべきでしょう。テクニカル的にデッドクロスが起こったらもう買いを持っていても不利でしかありません。
このチャートはその後は乱高下になりました。d後に急落したところはRSI30%で買うのはアリでしょう。しかし、現状は右往左往してレンジの中心地になりました。ここからは図のようなルートで上下するレンジになりそうです。こういう相場は無理に入らないこと。1時間足レベルで入りたければ上記で書いたようにRSIからの逆張り狙いでしょう。
まとめると、しばらくレンジが続きそうです。急に下がっても次のタイミングでは上がって行って来いになりやすい、反対に急に上がっても次のタイミングでは下がって行って来いになりやすい。そういう猫の目相場です。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください