「FX意識改革」ブログ

 2009年からFXのトレードについて真面目に解説しています。
<< August 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
# テクニカル解説090 レンジが崩れてきたら人間心理を考えながら戻り売りを狙う

この記事を書いているのは、8月29日(火)の11:30頃です。

 

USD/JPYは想定した形で崩れてきました。前回記事からの値動きを振り返ります。

 

USD/JPY4時間足

前回記事ではaの部分で逆張り狙いという趣旨で書きました。上の赤線が抵抗線になって下がっていきました。このブログを読んでいる方は予想通りになってすごいなと思うかもしれないのですが、こんなのはただの基本ですよ。プロなら誰でも売り仕掛けをしてくる展開です。a後は大きな陰線がでて、そのあともみあいになりましたが、bのあたりで売りはさっさと利食いするのが最善です。というのもレンジ相場は真ん中(つまり茶色線)にくるとよくわからないもみあいになりますから、そのあたりにきたら利食いしておいて、また何かの拍子に+2σに来たときに売ればいいのですね。

 

ただ、このチャートはもみあいからさらに下に崩れてきました。これも上の日足が下がってきていますから、4時間足もレンジでもみながら下がっていくだろうな、というのは、十分想定できることです。で、実際に下がってきた。前回は下の赤線から逆張りで買いはあまりやりたくないと書きましたね。現状はその赤線で、図の黄色のルートのように少しくらいは跳ね返る可能性があります。ただ、茶色線を超えてさらに跳ね返るのは難しいでしょう。なんで難しいといえるのかというと、このチャート突然下がったのでaやbで買いを持っているトレーダーは大変困っているからです。彼らは相場が上がってくれば助かったとポジションを整理する(買いポジションを売る)のが必然。故に下がるわけです。というわけで、4時間足は長めのスパンでみれば弱くなりそうだと判断できるのですね。

 

USD/JPY 1時間足

1時間足は、ダラダラと下がってきてズドンと下がりました。まあファンダメンタルとしては、北朝鮮のミサイル発射が影響したといわれるでしょう。たしかにニュースが初動のきっかけになることはあります。元々弱い地合いでネガティブニュースが流れれば下がりやすくはなるでしょう。ただ、ここがとても重要なことなんですが、下がったら、ほかのトレーダーはどう動くのか? それを常に考えてください。先ほども書いたように相場には、買い手、売り手、様子見の三者がいます。自分が売り手であっても、では買い手はどうしているか、様子見はどうしているかと考えるのです。もっとつっこんで、このレベル108.80にあるときは、これより下の売り手、買い手はどうするのか? これより上にいる売り手、買い手はどうするのか、と考えていくのですね。

 

とすれば、急落して下がったときなどは、上のほうで売りを持っている人たちの大半は急いで利益を確定してきます(つまり買う)。なので、リバウンドが起こるのです。このときニュースだけしかみておらず、北朝鮮がミサイルを発射したからどんどん下がるぞ! なんて考えている方は、相場にいる他の参加者が見えていません。独りよがりの欲の視点で見ているのです。下がったら、他の参加者はどうするのか? その読み合いが、できないとトレードは勝てるようになりません。そして、その動向を読むことは簡単なのです。なぜなら相場はお金がすべての価値観で動いているから。「損はしたくない」という価値観で人がどう動くのか? その価値観の最たるものが相場の世界です。

 

というわけで、急落してきたあとは、売り手が利食いするのでリバウンドに注意すること。そして現状は戻ってきているので、ピンクの線の接点である今から売ってもいいでしょう。なぜなら、このあたりには逃げ遅れた買い手がいるからです。かれらは戻ってきたら売るからですね。ただ、リバウンドの力が強まると、図のような強引な行って来いも起こります。売ってなかなか下がらないときはポジションを外す(買う)。みんなそうします。だから急に上がるわけです。一旦逃げておいて、また高値から売ればいいだけの話です。

 

まとめると今日明日は弱まりそうな気配があります。戻り売り中心です。短期トレードでは、急落するような場面は常に売りはリバウンドを考えて利食いをしていく。そしてまた戻るのを待ってから売り直し。その繰り返しになります。

 

 

※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください

 


※ご参考になったら押してあげてください↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 為替ブログ FX デイトレ派へ

 

| - | - | 11:50 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説089 よくわからないもみ合いの時でも、トレードしたいのならば。

この記事を書いているのは8月25日(木)10:40頃です。

 

USD/JPY相場は煮詰まる形になっています。毎月25日から雇用統計までは上がる展開が多いのですが、8月は例年下がる展開が多く、今月は実際に下がっていますから、あまり積極的に買っていきたいという展開ではありません。

 

USD/JPY 4時間足

4時間足は、想定の範囲内でもみ合いになりました。前回「買うのなら(ピンクの線を)抜けてから、半日程度のリバウンドを想定して短期で買う感じでしょう」と書きましたが、それがaの部分。ピンクの線をaの時に抜けてきましたね。そこから1日は上がり続けていましたが、aからの買いは長続きしないことも想定済でした。底堅い展開は見せたものの、やはり、上値は依然として重いという印象です。

 

前回ボックスを書きましたが、現在はさらにそのボックスの規模を小さくして考えていきます。このボックス内でのもみあい(レンジ)なのですから、アプローチするとしたらボックスからの逆張りです。

 

ただ、4時間足レベルとしたら、このチャートは不安定なレンジといったところでしょう。茶色の線もボリンジャーバンドも綺麗な形ではなく蛇行しながら進んでいますから、かなり不安定な状況です。どっちいくかわかりずらいため、この相場で入ってもあまり旨みはありません。美味しい部分はすでに食べられてしまったあとの骨しかない魚のような感想です。ムリに入りたくはありません。そういう相場のときでも「トレードしたい!」のならどうするか? それは別の時間軸を見ることです。1時間足を見てみましょう。

 

USD/JPY 1時間足

1時間足も乱高下しています。こちらも安定的なレンジとは言えません。ただ、よく見るとMAが下がったり上がったりの規則的な波の形にはなっています。4時間足よりかは若干わかりやすい相場です。この相場でアプローチするとしたら、上下赤線からの逆張り。ちょうどRSIからの逆張りとなり、現状から売り狙いでいいでしょう。ただ、そのあとの推移は黄色線のようにMAに引っかかって少し支えられたのちに落ちたりすると考えます。

 

まあ、現状からの売りは2日くらい持てそうな気はしますが、落ちたら利食いが最善でしょう。底の赤線まで落ちたときは、サポートラインからの買いは考えられますが、全体的に下落が強いのであまり強く買うことはできません。いずれにしろ逆張り狙いなら上下の赤線を超えていったところで損切です。レンジの逆張りはだいたい7割くらいの勝率は期待できますが、3割は反対にいくことは織り込んでおきましょう。

 

まとめると、下がり気味のレンジ相場でしょう。だからアプローチするとしたら上がったところでの売り持ち。今週末は弱まりそうな気配があります。

 

 

 

※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください

 


※ご参考になったら押してあげてください↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 為替ブログ FX デイトレ派へ

 

| - | - | 10:53 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説088 荒れた相場は大きなボックスで捉える

この記事を書いているのは8月21日(月)の10:20分頃です。

 

USD/JPYはお盆中は想定した形で弱含みました。今までの動きを振り返りましょう。

 

USD/JPY 4時間足

 

4時間足は前回記事はa前の地点でした。茶色線に触れたaの時点では半日ぐらいリバウンドが来ました。前回ルートではここまでを想定済でした。そのあとbではピンクの線が落ちてきて再下落になっています。前回書いたように茶色線が水平だと、レジスタンスとしての力は弱まります。すり抜けやすいのですね。そうなると、RSI30%まで落ちていきやすくなります。cの場面は直近の安値のサポートラインでもあるし、RSI30%の接点ですから、反発が起こります。

 

なぜ、反発するのかというと、人間心理としては、売り手は利食い(買う)し、様子を見ている人はサポートラインから買うから上がるわけです。それまで買っていて含み損になっている人も、サポートラインがあるからまだ手放さないでおこうと判断します(買いキープ)。よって反発が生まれるのです。

 

さて、この後ですが、図に書いたボックスの中での大きなレンジを想定していきます。今の相場の形は乱高下で難しいのです。このときは相場を大きく俯瞰して見直しましょう。具体的にはRSIの逆張りだけを狙う感じで待ったほうが最善です。全体的に相場は弱含みですから、なるべく上がったところで売りたい。よって、最善のエントリーポイントはRSI70%や+2σからの売りでしょう。

 

今のピンクの線を上に抜くと、茶色線が水平だからまたすり抜けて上に進みやすくなります。ただ、現状はまだピンクの線を抜けていません。買うのなら抜けてから、半日程度のリバウンドを想定して短期で買う感じでしょう。

 

USD/JPY 1時間足

1時間足は昨夜に底値圏から急反発がありました。上の4時間足でサポートラインに当たったからです。そのあとは、もみあいになっていますが、ピンクの線の上に乗ってきたので、ゴールデンクロスにつながってきています。少し上がりそうな兆候はあるのですが、4時間足が乱高下ですから、上がるにしても1時間足も図のような乱調の末に上がっていくような感じでしょうか。やはりRSI70%まで来ると1時間足レベルでは50pipsくらい下がるような陰線が出てきますから、買いでいくことになってもあまり粘れません。

 

まとめると難しい場面です。基本的には様子を見て、突き上げが来た時に売るのが最善。それを踏まえた上で、回復してきたらデイトレでは買っていくことにはなりますが、まあ一筋縄ではいかないと思います。玄人はお盆の下落で稼いだと思いますから、そのあとの乱調相場はパスして、また次のタイミングで入りたいものです。

 

 

※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください

 


※ご参考になったら押してあげてください↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 為替ブログ FX デイトレ派へ

 

| - | - | 10:32 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説087 行って来いの動きが収まるともみ合いになりやすい

この記事を書いているのは8月16日(水)の13:20頃です。

 

前回記事から間隔が開いてしまいましたが、前回記事で想定したように急落が起こりました。そのあとは買戻しの流れになっています。4時間足で流れを振り返ります。

 

USD/JPY 4時間足

前回記事はa前の安値の場面でした。「このあと盛り返しが起こったら売ろう」というような趣旨で書きました。それで実際aの盛り返しが起こったあとに急落しましたから、ここは作戦通りです。急落が起こった後はbで利食いが最善。これはチャートにフィボナッチを引きましたが、いままでもんでいたレンジ幅の161%続伸であるからです。なお、図ではレンジをやや狭めて捕えていますが、aの手前の突き出した部分から引いても問題ないでしょう。b後はもう少し落ちていますから、その部分から引いても最もいいところで利食いできたと思います。このトレード法は、アドバンスドホーミングFXのルールに照らすと、レンジブレイク狙いの手法Aとなります。

 

b後はリバウンドの流れになりました。というのも急落したところで売り手が利益を確定(買い戻す)から、リバウンドが起きるわけです。bからさらに売ろうとするのはリスキーですが、ピンクの線に叩かれている間は売り対応でも間違いではありません。ただ、cのポイントが超重要です。ピンクの線を陽線が抜け出てくると、一気にリバウンド(ショートカバー)が進みます。c後はピンクの線がサポートラインとして機能するので、今度は買い手が有利に形勢逆転しているのです。なので、上から売っていてもcでは利食いが賢明。売り手でいくならc後はまた突き上げを待ってから売ればいいでしょう。短期ならcから+2σやRSI70%を目安に買うのもアリです(これはアドバンスドホーミングFXの手法に照らすと手法Bです)。

 

続いてdの部分。このとき茶色線は水平になっています。茶色線が水平になっているときは抵抗線としての力は弱くなっています。つまり、すり抜けやすい。特にピンクの線と茶色の線がゴールデンクロスする場面は、茶色の線が水平になっているわけですから、速いスピードで上にすり抜けて進みやすくなります。ですから、dの場面では買いの勢いが強くなるので、売ってはならないポイントです。売りたいのなら、その突き上げが終わったe辺りから売るのがベターでしょう。ここで売るのはRSI70%からの売りという根拠があります。完全な上昇トレンドならRSI70%からは売れませんが、4時間足は乱高下のような形。なら、売りは勝算はあるでしょう。ただ、直近は上がっていますから、茶色線辺りまで落ちると買い手が現れるのは必然。そのあとはレンジのようにもみあうと考えます。なので今から売るにしても、売って落ちたらすぐに利食いが前提です。

 

USD/JPY 1時間足

1時間足は完全な上昇トレンドです。aのクロスでトレンドが転換しています。aからすぐに買うのはまだ半信半疑で難しい所はあるのですが、b後は茶色線とRSI50%がキッチリサポートになったので、買い手は自信を持って入れるところです。b後にピンク線に乗り直したあとは、急上昇が続きます。この辺りではbで買った人は余裕をもって利益を伸ばせばいいでしょう。ピンク線に乗っている間はグングン進むわけですから。割れたら利食いすればいい。ピンク線に乗っている間でcのような急騰が起こったら、これ以上は欲張らずに利食いがベター。4時間足のRSIも70%に到達しているから戻り売りが来そうな場面です。ただ、まだ買いを持っていても間違いではありません。このあと茶色の線をこぼれ落ちてきたら利食いすべきでしょう。そのあとはガクンと落ちやすくなります。なぜなら、aから買っていた向きが同時に利食いをする(売る)からです。ただ、落ちたところでは押し目を狙ってくる向きがあるので、図のようなルートでまた買いが起こり、そのあともみあいになると考えます。

 

まとめると、短期的な買戻しの流れはそろそろ終わりで、また売られやすい地合いです。ただ、そのあとはもみ合いになりやすいので、売り手も決め打ちで売りっぱなしではなく、臨機応変に対応する必要があります。今週末から週明け辺りは難しいレンジになりそうですから。

 

 

※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください

 


※ご参考になったら押してあげてください↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 為替ブログ FX デイトレ派へ

 

| - | - | 13:37 | category: テクニカル解説 |
# テクニカル解説086 弱含み相場は戻ったところで叩けばいい

この記事を書いているのは8月9日水曜日11時30分頃です。雇用統計後は停滞が続きましたが、昨日からまた下落する展開になっています。概ね想定した通りです。

 

USD/JPY 4時間足

4時間足は雇用統計後にズルズル下がる展開になりました。現状は赤線のサポートラインを割ったかに見えるところです。こういうサポートラインの場面で注意したいのが、突っ込み売りです。一応サポートを割り込んでいるから売りだろう、と考えるわけです。その考え自体は間違いではありません。サポートを割ったあとは急落するリスクはましていますから、売りで追っかけるアプローチもアリなのですが、ただ、常に黄色のルートのようなリバウンドは想定してください。

 

追っかけて売る場合は、5分足などの短期でMAを確認してください。それが下向きの間はいいのですが、ゴールデンクロスして回復してくると、上の図のようなちょっとした反発につながってきます。5分足上で回復の兆候が見られたら、一旦売りは手仕舞いして、「上がってから売り直す」ということを考えましょう。このチャートも今から売るよりかは、図のようなちょっとした盛り返しをまってから売る方が勝算が高いです。

 

反対にここから買うのはどうか?というと、まあRSI30%にくれば少しは反発しますが、あまりオススメしません。多少上がっても、上では先週に「雇用統計が良かった買おう!」といった人たちが、いまそのポジションが含み損になってえらい困っているからです。上がればその人たちが売るのは必然。だから、またすぐに下がってくるからです。

 

USD/JPY 1時間足

 

雇用統計後は停滞してしまっため、前回の5分足の図が、この1時間足での値動きになりました。囲んだところは前回に解説したようにレジスタンスです。上値が重いのは明白。これは十分想定できることでした。そのあとズルズル落ちてきてMAがデッドクロス。こうなると売りが優位になります。aからはズルズルと落ちていく。このとき人間心理で何が起こっているか? それは雇用統計で買っていた人が「だめだ上がらない」と考えて次々に手仕舞いしている(売る)、から下がるわけです。bまで落ちたときに一旦急騰しましたが、これも前回の5分足で解説したように、ある程度下がれば、買い遅れていた人が買うのだから上がるのは必然。テクニカルとしてもRSI30%ですから吹き上がりは想定可能です。しかし、cまで上がるとどうなるか? 前述した買って含み損になっている逃げ遅れている人たちが速攻で売るからまた急落するわけです。

 

このあとdからの展開ですが、このチャートから入るのなら、様子見です。まあ売りが優位なのはわかります。でも、もう落ちてしまっていてRSIも30%だから、盛り返しがありそうな地点。だから見るべきです。また上がってきたら売りを被せます。

 

というよりも、このチャートから仕掛けるのはちょっと遅いのですね。前回書いたように売りたいのならば、高くなっているときに売らなければいけないわけです。現在は最安値だから安値から売る場合というのは、限られます。レンジブレイクして瞬間的に落ちていくような場面は、ごく短期で売って利食い。これはいいでしょう。長く売りたいのならまた盛り返しを待つべきです。

 

まとめると、毎月恒例の月半ばの弱含み相場です。来週全般も弱そうですが、売る場合は常に戻り売り狙いということです。

 

 

 

※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください

 


※ご参考になったら押してあげてください↓
人気ブログランキングへ にほんブログ村 為替ブログ FX デイトレ派へ

 

| - | - | 11:44 | category: テクニカル解説 |
アーカイブ
プロフィール
そのほか
サイトサーチ