この記事を書いているのは、1月31日(水)の12時頃です。
昨日は夕方18時頃までドル高円高で動いていましたが、また昨夜からはドル安円安に風向きが変わっています。USD/JPY自体は動いていないのですが、他通貨が激しくシーソーのように動いているので、昨日のGBP/JPYを引き合いに仕掛けどころをチェックしておきましょう。
GBP/JPY 1時間足
昨日のGBP/JPYの1時間足のチャートは、aのポイントまでは陰線が出ていて、下げていきそうなので売り選択で問題ありません。しかし、bではそれまで陰線連続で出ていたところで、急に大きな陽線が出現しました。いままでのサイズの倍くらいあるような陽線が出て来たら、反発のサインですから売り手は早々に手仕舞いしたいところです。持ってcの部分まででしょう。cのところでは陽線がピンク線の上に乗って、ピンク線がU字型に上向きはじめました。こうなると次はゴールデンクロスからの急回復の展開が示唆されますから、売り手はcで撤退。
cで売りを撤退したあとは、様子見したほうが無難です。仕掛けるとしたらアドバンスドホーミングFXの手法bを考えてcからの買い。あるいは、ボリンジャーバンド+2σやRSI70%からの売りを検討します。このチャートはcから6本くらい後のロウソクが+2σに触れたのでここから売りはいいでしょう。しかし、そのあとまるで囲みましたが停滞が10本くらいも続き2σ線が外側に広がり出したので、+2σ頼りの売り手は現状で逃げておくべきでしょう。
また、反発後から売りたい場合は、ピンクの線や茶色の線を注視しておきましょう。このチャートはまだピンク線に支えられていますから、現状から売るのはよくありません。このあと一段高も十分考えらえます。しかし、買いもあまりやりたくはない所です。おそらくは急激に上がったあとに下がる形になるでしょう。RSIが70%をついてまたさがってきて、ピンクの線を割り始めたら再度の売り仕掛け狙いといったところでしょうか。
ともかく自分が仕掛けた損切が実行されるということは、相場の展開が思惑とは違う形になってきたということです。そして損切されたあとはたいてい大きく動くので、次の仕掛けのタイミングを待てば大きく取れるポジションを狙えるということでもあります。
今の私はスイング基本としていまして、ドルストレートはそろそろ売りの頃合いかと考えています。中期スパンなら落ちていきそうですが、一時間足レベルだと、今日は100pips上がって次の日は200pips落ちるなんていうようなことも頻繁にありますから注意しなくてはなりません。冬は全体的に寒い日が続きますが、たまに温かい日もあります。為替相場もそのように推移します。1分足だけに着目していたら常に一喜一憂ですが、大きな足では1、2円の上下動は大した変動になっていないことがほとんどなのです。自分が基軸とする足での値動きを観察することが肝要です。
また、大相場が続きますと、ハイレバレッジをかけてエントリーして利益を必要以上に粘ったり、あるいは損切を放置して塩漬けしてしまうものです。トレードは機敏に損切と利食いを繰り返しながら、コツコツpipsを稼いでいくものです。それがわからないと永遠に勝てません。「このチャートは下がりそうですね。売ります」→「あら逆にいったので損切です」 「このチャートは上がりそうですね、買います」→「上手く伸びてくれたので利食いをします」 ひたすらこういう思考・作業の繰り返しです。それがスムーズにできるかどうかなのです。「ニュースがああいっているから、アナリストがああいっているから」と、誰かに思考をゆだねてしまうと、それができなくなってしまいますからくれぐれも注意してください。
※チャート設定はアドバンスドホーミングFXに基きます。
(当ブログで紹介しているボリンジャーバンド等はこの教材独自の設定なのでご注意ください